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2010/11/14

【エリザベス女王杯】3歳1番人気の本命視は危険?

Kyoto_race_course_2009
過去10年のレース結果を振り返ってみると、3歳勢と古馬勢がともに5勝をマーク。記録上、世代間の対戦成績は互角なのだが、まだ秋華賞の印象が強いせいか、戦前の下馬評では「3歳が強い」と囁かれる年が多いように思える。今年も、牝馬三冠の偉業を成し遂げたアパパネ擁する3歳勢に対して、ブエナビスタ・レッドディザイアの大駒2頭を欠いた古馬勢は劣勢。前日売りオッズの推移をみても、大方のファンが想定していると思われるのは、そんな勢力関係だ。
だが、秋華賞を好走し、ここでも人気を集める3歳勢は過去10年、意外と苦戦を強いられている。1番人気の支持を集めた3歳馬は8頭いるが、その戦績は「2-1-1-4」(連対率37.5%)。優勝回数は僅か2回に留まり、過半数の4頭が4着以下に敗れ去っている。
優勝を逃した馬たちのなかには、先頭でゴールを駆け抜けながら降着の憂き目に泣いたカワカミプリンセスなど不運な事例もあるが、テイエムオーシャン、エアメサイア、スイープトウショウなど、アパパネと比較しても能力的に見劣ると思えない名牝たちが古馬の壁に跳ね返されてきたことも、また事実。馬券の回収値という観点からデータを確認してみても、単勝回収値38・複勝回収値57と100%を大きく下回る数値が示され、3歳の1番人気から馬券を買うのは得策でないという教訓を示唆している。アパパネを本命に推すファンにとっては、少々気がかりな数値だろう。

そのアパパネ、血統背景や引っ掛かる気性、また490キロ台まで成長した馬体のサイズから判断して、本質的にはマイル前後の距離が向いている競走馬であることは間違いない。オークス時には470キロまでシェイブアップして距離延長を克服したが、今回は調教後の計測で492キロ。ひと夏を超して、筋肉の量が増している分、マイラー寄りの本質がより露わになってきている可能性がある。内回りから外回りへと舞台が変わって、1ハロンの距離延長となる今回。全く死角なしとは言えない。

Meisho_beluga_3yod

これに対して、京都外回りという舞台設定を最も歓迎していると思われるのが、2番人気の5歳牝馬メイショウベルーガだ。昨年のこのレースでは、変則的なペースに泣かされたが、普通の展開で各馬が縦長に並ぶ隊列になれば、坂の下りを利した加速をゴールまで持続させることができるだろう。スイープトウショウやデュランダルなど追込馬で外回りコースのG1を制してきた池添騎手も同馬のパートナーとして、うってつけの人材で、そのペース判断を信頼できる。
3歳勢のなかでは、ローズS・秋華賞で目一杯の競馬を続けるアニメイトバイオより、前走全く力を出していないサンテミリオンの変わり身に注目してみたい。秋華賞の敗因は、出遅れ云々というより、調整過程の不具合があったはず。460キロ台ながら、500キロの大型馬のように見えた春当時のスケール感が甦ってくれば、デムーロの手綱捌きともども目の離せない存在になるはずだ。

<結論>
◎メイショウベルーガ
○サンテミリオン
▲アパパネ
×アニメイトバイオ
×アーヴェイ
×スノーフェアリー

11月 14, 2010 10年競馬予想・回顧 |

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