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2010/10/03

【スプリンターズS】緩急の少ない流れで台頭する馬

One_carat◎ワンカラット
○ビービーガルダン
▲キンシャサノキセキ
△グリーンバーディー
×ローレルゲレイロ
×マルカフェニックス



良馬場で行われた過去5回分のレース記録を遡ってみると、少し面白い傾向が出ている。06年テイクオーバーターゲットや昨年のローレルゲレイロなど、スタート直後から先手を奪った馬が逃げ切っている年は、前後半のタイム差が大きい前傾ラップのハイペース(06年2.5秒、09年1.7秒)。これに対して、08年のスリープレスナイトのように、好位差しタイプが優勝を飾った年には0.8秒と、比較的緩急の差の少ない流れになっているのだ。デュランダルが後方一気を決めた03年も、前半3ハロンの通過が33秒3、前後半のタイム差は1秒4。スピード自慢の頂点を決める一戦としては、やや緩めのペースだったと言っていいかもしれない。
それでは、ハイペース必至の下馬評が囁かれる今年も、過去の事例に即して逃げ馬有利なのか?といえば、必ずしもそうとは断言できない。先行の構えをみせるヘッドライナーは、レース前半を32秒台で飛ばした経験がなく、実際、前走セントウルSにしても34秒台のペースを番手付け。香港の快足馬ウルトラファンタジーの陣営も、中山の急坂やラチ沿いの荒れた芝への警戒心を露わにしており、ここは他馬を先に行かして様子を見てくるかも。となると、レースの展開は、昨年よりもゆったりとした流れに落ち着いてしまう可能性もある。前半3ハロンが33秒台の半ばから前半、あとは11秒台のラップが連続する緩急の少ない流れを想定しておきたい。

そこで、この展開に比較的近いペースのキーンランドCを好位から押し切ったワンカラット、直線進路をカットされ追い出しが遅れたビービーガルダンの2頭に注目してみる。特に前者は、もともと感急さの少ないフラットな展開を大の得意としており、短距離路線に矛先を転じた近2走、その本質が一気に開花した感がある。牝馬ながら500キロを超す、雄大な馬格の持ち主であることも、短距離適性の高さを示唆。今回は、人馬ともども、G1初制覇を期待できそうだ。
セントウルS2着の香港馬グリーンバーディーは、直線で上手に馬群を捌いて力を示したけれど、開幕直後の高速馬場で1分8秒台の走破時計は、いかにも平凡。馬体減りの不安が囁かれるウルトラファンタジーともども、未知の強豪への過剰評価は禁物だろう。

10月 3, 2010 10年競馬予想・回顧 |

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