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2010/09/29

【ラスベガス10年秋】モンテカルロで乾杯

Monte_carlo_2010_sep_2通算4回目のラスベガス遠征の投宿先として、当ブログ管理人が滞在したモンテカルロ・ホテル。ストリップ大通りのど真ん中というべき一等地に立地し、日本人ツアー客も好んで宿泊する客室総数3000室の大型カジノホテルといえば、聞こえは悪くないけれど、MGMグランドであるとかベラッジオなど大艦巨砲級のメガリゾートが林立している彼の地にあっては、ハッキリ言って目立たない中堅クラスのお宿である。南欧はモナコ公国のthe Place du Casinoをモデルにしたというそのコンセプトも、自由の女神や巨大ピラミッド、エッフェル塔など押し出し過剰気味の数々のギミックを前にしては個性に乏しく、いかにも平凡。地味な印象を免れない。

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米国人の目線からみても、モンテカルロのイメージにはかなり退屈さを覚えてしまうらしい。その凡庸さは、彼の地のガイドブック(the Unofficial Guide to Las Vegas)のなかで、"If the Monte Carlo fails as a resort,the building will be a perfect place to relocate the Nevada State Capitol”(たとえモンテカルロがリゾート経営に失敗したとしても、建物はネヴァダ州議会議事堂の移設先として完璧に有効活用できるだろう)と皮肉られてしまうほどだ。無色透明・無味無臭。まさしく単純温泉のように、癖のないホテルというべきだろう。
だが、そのロケーションだけは確かに素晴らしく、ここを拠点にあちこちへ動き回るには、たいへん便の良いホテルである。昨年の暮れ、モンテカルロのお隣に鳴り物入りでオープンしたシティ・センターの登場以降、同ホテル周辺の環境は大きく変化しており、ベラッジオ行きの無料トラム(モノレール)の運行も再開された。シティセンターの高級カジノホテル・Aliaも、モンテカルロに棟続きで直結されており、双方のカジノを歩いて移動しても僅か5分という距離感である。一方のカジノで少々負けが込んできても、河岸を変えてまた勝負というカジノ・ホッピングの楽しみが増えたわけだ。実際のところ、当ブログ管理人も、24時間営業の両カジノを徒歩で頻繁に往復するという行動パターンを夜な夜な繰り返す羽目になってしまった次第である。

Monaco_suites_at_monte_carloさて、どうせ退屈なホテルに宿泊するなら、せめてラスベガスらしく非日常的な空間に滞在してみようかということで、今回のお部屋にはスタンダートでなく、ちょっと格上のスイートを選択してみた。モナコ・スイートと銘打たれたこの客室。65平米を誇る室内空間は、なるほど広大であった。だが、スイートルームという言葉から想像される高級感は皆無と言わざるを得ない。
寝室とリビングが区分けされているわけでもなく、ただただ無意味に広い空間は、ややもすると旅人の進境を心細いものに変えてしまう。ワシントン広場の夜もふけてくると照明の明かりは不足気味で、薄ぼんやりとした室内の中ではまともに読書もできない(おまけに禁煙室ときている)。
疲れた身体を癒すための浴室のバスタブ(浅めの造り)には、ジャグジー機能が付いていたけれど、ボタン操作で起動してみると、デリカシーの欠片もなくゴゴゴゴォっとお湯が撹拌されます。これでは、まるで全自動洗濯機のなかに突っ込まれた汚れ物のような気分に陥ってしまう。貴重品を保管する室内金庫も、なぜかトイレの壁面に設置されている始末。これがスイートルームなのか?と悪態のひとつもつきたくなる。
なるほど、こうなってしまえば、手持ち無沙汰の宿泊客は不夜城のカジノにでも繰り出すしかない。お客に、なるべく部屋の中にいる時間を短くしてもらい カジノフロアで長時間散財させる。そんな戦略を何より重視した彼の地のカジノホテルの経営ポリシーがこれなのだ!と知りつつも、誰もが飛んで火に入る夏の虫になってしまう。

何だか、悪い話ばかりを並び立てているようだけれど、もちろんこの部屋にも美点はあります。最も強調しておきたいのは、宿泊料がただ同然(に思える)ということ。今回の遠征では、金・土・日の週末を挟んで、この部屋に5泊ほど滞在したのだが、1泊あたりの料金は平日82.55~週末135.05ドル。最終的に週末1泊分の料金がカジノによってコンプ(おまけ)されたので、部屋代の支払総額はリゾート・フィーと税金込み500ドルを切る金額であった。
スイートルームに泊まっても1泊あたり1万円以下?!東京やニューヨークなど世界の大都市の常識では、信じられないお話だろう。だが、この掟破りの料金設定こそが、ラスベガスの真骨頂というべきだ。
これでカジノの負けがなければ、完璧なバケーションというべき休暇だったのだが、そうは問屋が卸しません。遠征記の続きは次回以降のエントリに掲載します。

9月 29, 2010 旅打ちコラム |

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コメント

ご無沙汰しています。私も7年前にベガスに言ったときはモンテカルロに泊まりましたが、朝8時から夜9時(夜はトロットとドッグレース中心でしたが)まで競馬をやっていたので一日中飽きませんでした。
また行きたくなってきちゃったなぁ。

今週の芙蓉Sでわがホエールキャプチャ復帰します。

投稿: もくに | 2010/10/01 20:52:18

もくにさん、ご無沙汰しておりました。

>朝8時から夜9時(夜はトロットとドッグレース中心でしたが)まで競馬をやっていたので一日中飽きませんでした。

モンテカルロ、癖はないけれど、案外と悪くないホテルでした。ただし、スポーツブックのコーナーは、ラスベガスヒルトンや郊外型のカジノ(オーリンズやグリーンバレー、レッドロックなど)に比べると、いかにも規模が小さく、正直イマイチです。ここのカジノで遊ぶなら、ミニマム25ドルから打てるハイリミット・セクションのブラックジャックがお奨めです。

>今週の芙蓉Sでわがホエールキャプチャ復帰します。

私の出資馬オーパルスも、日曜中山4レースの新馬戦(ダ千二)でデビューを飾ります。なんと前日売り2番人気という思いがけない支持を受けているようです。現役時に東京盃を制したアインアインの息子ですから、ゆくゆくは出世を期待したいけれど、初戦はどんなものでしょうか?ではでは。

投稿: 山城守 | 2010/10/03 1:46:09

オーパルス掲示板には載ったようですが、残念でしたね。千二は短いみたいですし、平坦の方がよさそうな印象なので、福島4日目の1700m戦あたりで期待できるのではないでしょうか。

投稿: もくに | 2010/10/03 17:28:39

>もくにさん

ホエールキャプチャは、次走ファンタジーSあたりをひと叩きして、本番の阪神JFに向かう路線でしょうか。馬体のフォルムを見る限り、まだまだ成長余地はありそうなので、楽しみですね。

私の愛馬オーパルスは、道中で周囲の他馬を気にしてフォームが乱れたのが敗因とのことです。現状でも未勝利通用の脚力はありそうなので、次走以降逃げる展開に持ち込めれば、距離を問わず、馬券的にも期待できるかもしれません。

投稿: 山城守 | 2010/10/07 0:34:48

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