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2010/05/23

【オークス】小よく大を制す

Buena_vista_at_the_oaks4_2009桜花賞を制した後、オークスで2冠目に挑んだ牝馬は過去10年に7頭いるが、その着順は「2-1-2-2」(勝率29%)。5頭が馬券圏内に残ったとはいえ、テイエムオーシャンダンスインザムードといった名牝でもオークス制覇に手が届かなかったことを思えば、牝馬2冠達成というのは決して容易な課題でないのがわかる。

連覇を成し遂げた2頭(ブエナビスタ・スティルインラブ)に共通しているのは、ともにオークス出走時に440キロ台の馬体重であり、牝馬としては大きすぎず、小さすぎない馬格の持ち主であったということだ。実際に、過去10年のオークス優勝馬の平均馬体重は448.6キロ。484キロのムチムチの肢体で他を圧倒してみせたカワカミプリンセス1頭を例外とすれば、その馬格は450キロ前後のゾーンに集中している。小よく大を制す。マイラータイプに多い、筋肉質で雄大な馬格の持ち主は、苦戦を強いられるというのが近年のオークスの趨勢だ。484キロのレッドディザイア446キロのブエナビスタが差しきった昨年のレースなどは、その象徴的な結果を示していると言えるのかもしれない。
今年の桜花賞馬アパパネは、前走の馬体重が480キロ。母型の血統背景や引っ掛かる気性以上に、この馬格のサイズが同馬のマイラーとしての本質を示唆している。おそらく今回は470キロ台まで馬体をシェイブアップしてくるだろうが、それでも800メートルの距離延長に対応できるか否かは、微妙と言わざるを得ない。少なくとも、この馬の単勝馬券で勝負するのは危険と考えたほうがよいだろう。

開幕当初から極端な高速決着が続いてきた府中の芝も、昨夜からの降雨でスタミナを要求される度合いが高まってきているはず。上位候補は、450キロ前後の馬体重で、なおかつ距離延長に対応できる血統背景の有無も考慮し、絞り込んでいく必要がありそうだ。

<結論>
◎ショウリュウムーン
○サンテミリオン
▲アプリコットフィズ
△エーシンリターンズ
×アグネスワルツ
×コスモネモシン
×アパパネ
×オウケンサクラ

前日時点の単勝オッズではアパパネを押しのけ、1番人気に推されていたショウリュウムーン。当日になってからは2番人気の位置に落ち着いているが、なるほどよく考えてみると、今回は本命候補としての強調材料が多い。道悪実績内田博幸乗り替わり、前走のゴール寸前で見せた爆発的末脚。さらには、馬体重450キロ前後の典型的なオークスタイプであることも注目点として強調できる。初めての関東遠征に左回りコースの克服と課題もあるが、優勝候補として狙える1頭だろう。
サンテミリオンは、いつも馬体を大きく見せるタイプだが、実際の馬体重は450キロ台とコンパクト。好位を取れる脚質で、大外枠でも不安が少ない。スローペースからの決め手比べになれば、安定した取り口が強みが生きてきそう。
以下では、アプリコットフィズの東京コース適性とエーシンリターンズの意外性を評価したい。

当ブログひとくち出資馬のステラリードも、出走馬中最低人気と気楽な立場でこの大一番に臨む。サンデー系×ネイティブダンサーの血統背景は、チューニーチャペルコンサートといった過去の穴馬たちと共通しているので、その点が一縷の望みか?頑張って欲しい。

5月 23, 2010 10年競馬予想・回顧 |

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