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2010/05/02

【天皇賞・春】サンデーやトニービンでも大丈夫

Forgettable_at_2010_diamond_stakes近年の春天上位馬の顔ぶれを改めて眺めてみると、オペラハウスやフレンチディピュティなどノーザンダンサー系の産駒が幅を利かす一方、サンデーサイレンスの系統は案外劣勢という傾向が現れている。特に意外なのがダンスインザダーク産駒の戦績で、過去10年に出走した全15頭の着順は「0-0-1-14」。最高でも3着どまりと大不振を囲っている。菊花賞では3勝も記録しているステイヤー種牡馬が僅か1ハロンの距離延長に泣かされるとは思えないのだが、ダンスインザダークにとって春天が鬼門なのは紛れもない事実。サンデー系のなかで最も長距離色が強いダンスがこの体たらくとなれば、他のサンデー系種牡馬の戦績は推して知るべしだろう。
では、今年もサンデーを軽視してノーザン系から馬券を買えばよいのかといえば、それはいささか早計に思える。レースの展開やペースの緩急によって、年々の上位馬の傾向が異なっていることも考慮しなければならないからだ。
下表に示したとおり、過去10年のうち、ノーザンダンサー系が勝利しているのは、レース前・後半(1000メートル)のラップの差が2秒以内に納まったミドルペースの年に集中している。
これとは対照的に、前後半のラップ差が2秒以上のスローペース・上がりの競馬になった年には、サンデーサイレンス産駒が優勝を飾っている(例外は00年のテイエムオペラオー)。スタミナや持久力の絶対値を問われることのない展開なら、サンデーにも出番は回ってくるということだ。菊花賞を推定上がり33秒台の末脚で制したダンスインザダークにとっても、道中スローペースからの決め手勝負は望むところだろう。

Photo

ホクトスルタンが除外され、ミッキーぺトラゴールデンメインがレースを先導するとみられる今年は、おそらくスローペース必至。3角過ぎの坂の下りからペースアップが始まって、ゴールまで約800メートルの末脚勝負の展開になるのだろう。これなら、ある程度の持久力とキレを兼ね備えたサンデー(ダンスインザダーク)トニービン(ジャングルポケット)の系統でも十分勝負になる。ゴールまでの追い比べが長く続くことも視野に入れ、鞍上の腕っぷしも重視しながら上位候補を絞り込んでいきたい。

<結論>
◎フォゲッタブル
○ナムラクレセント
▲ジャガーメイル
△エアシェイディ
×メインストリーム
×マイネルキッツ
×トーセンクラウン

ダンスインザダーク産駒のフォゲッタブル母エアグルーヴ(トニービン×ノーザンテースト)の血統背景を考えても、本格的ステイヤーというイメージは薄く、昨年の有馬記念のようにハイペースの耐久戦になると一抹の不安は残るのだが、ステイヤーズSダイヤモンドSのように緩い流れになると、部類の強さを発揮してくる。この中間に囁かれていた状態不安も、現実に出走してくる以上、あまり気にする必要はないだろう。内田博幸の手腕込みで中心視したい。

相手候補の選択は、昨年の覇者マイネルキッツジャガーメイルよりも、穴っぽいところでナムラクレセントが面白い。現実に昨年の新潟戦(阿賀野川特別)では58.5キロのハンデを背負いながら、フォゲッタブル(53キロ)を5馬身突き放した実績がある。サンデー系のヤマニンセラフィム産駒だが、母系はサクラショウリの系統で、古き良き和風ステイヤーの味付けが施されている。ひと叩きされ本調子に戻っていれば、小牧太の無欲の追込が内田博幸を脅かすかもしれない。

5月 2, 2010 10年競馬予想・回顧 |

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コメント

山城守さん
ご無沙汰しています。
終わってみれば、トニービン系の勝利でしたね。マンハッタンカフェ産駒も3着に入りましたし、予想の方向性としては山城守さんのおっしゃった通りかと。

投稿: もくに | 2010/05/03 9:30:52

もくにさん、こちらこそご無沙汰しておりました。
ダノンシャンティによる驚異の日本レコード樹立を現地で目撃し、ただいま帰宅したところです。NHKマイルも、東京スマイルプレミアムも、見事なまでのタテ目決着に泣かされました・・・・。
方向性は合っていても馬券にならない予想が続いてストレスが溜まります(汗)。

投稿: 山城守 | 2010/05/09 17:58:00

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