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2010/04/25

【フローラS】試験問題は中距離適性

Saint_emillion_at_flower_cup◎サンテミリオン
○ブルーミングアレー
▲アグネスワルツ
△ベストクルーズ
×アマファソン
×フラムドール




距離が二千四百まで伸びる本番に向けて、3歳牝馬の中距離適性を問う一戦。マイル以下での持ち時計の速さやスピードよりも、道中タメを効かせ、上がりの競馬に対応できるか否かが勝負の分かれ目になる。
1番人気の支持を集めるサンテミリオンの過去3戦は、いずれも芝の中距離戦。デビューが遅かったせいもあろうが、明らかに桜花賞よりもオークスを意識したローテーションだ。重賞初挑戦となったフラワーカップでは、上位2頭からコンマ4秒差と着差をつけられてしまったが、これは直線入口で進路が塞がり仕掛けが遅れる不利が響いたもの。ラスト3ハロン12.1-11.7-11.1とゴールに近づくほど加速していく追込み不利の流れを3着まで追い上げた内容は、むしろ評価に値する。中距離戦のスローぺース・上がりの競馬への適性は疑う余地もなく、東京芝二千メートルへの舞台変更なら、更にやれそうだ。

これに続く2番人気は、休養明けでトライアルに参戦してきたアグネスワルツ。サンテミリオンと同じゼンノロブロイ産駒だが、こちらは対照的にマイル戦をスピードで押し切る戦法を身上としてきた。おそらく今回もハナを切っていくのだろうが、四百メートルの距離延長を意識するなら、道中のどこかで息を入れるタメ逃げにならざるを得ない。まだ経験していないそんなペースに自身が対応しきれるかどうか?過大な期待は禁物だろう。
中距離適性という一点に着目するなら、怖いのはブルーミングアレーだ。阪神の二千メートルで後の皐月賞3着馬とクビ差の競馬を演じた経験は大きい。サンテミリオンと叩き合う競馬に持ち込むことができれば、逆転の可能性まである。以下では、前走時にまだ本調子を欠いていたベストクルーズ、阪神外回り千八の君子蘭賞を差しきったアマファソン、同レースで2着したフラムドールあたりまでが、オークス行きの切符を手にする可能性があるのではないかと考えている。

4月 25, 2010 10年競馬予想・回顧 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/04/18

【皐月賞】スイートスポットは内から2~3頭分

Aliseo_at_kyodo_tushin_hai皐月賞の馬券検討を進めるうえで欠かすことができないポイントは、中山芝二千メートル・内回りのコース特性だ。高低差5メートル強の起伏の存在をひとまず無視して考えてみると、コースの一周距離1686mは福島や中京・小倉と殆ど変わりがないスケールであり、小回りそのもの。おまけに3~4角の形状もスピードが落ちないスパイラルカーブの下り坂になっている。勝負所で外を回すコース取りを選択すればするほど距離ロスは大きくなるので、内目の経済コースを立ち回る先行勢に対して不利は免れない。本来なら差し馬有利になってもおかしくはない2連続開催の最終週なのに、外を回す人気の差し馬が届かず、内を捌いた伏兵が波乱を演出するシーンがたびたび繰り返されてきた背景には、そんな事情がある。内有利・先行有利は、皐月賞の鉄則だ。
だが、4月中旬になっても真冬並みの低温がしばしば観測されている今年の場合は、芝の生育の遅れも考慮し、この鉄則を若干補正して考えたほうがよいかもしれない。内回り・外回りで共用される3~4角部分の芝は、「内側の傷みが目立ってきた」と主催者自身が情報を公開しているし、福島競馬が雪の影響で中止となった土曜日は、中山も終日不良馬場。皐月賞と同距離で施行された山藤賞(3歳500万下)の決着タイムは、何と2分9秒台と常識では考えられないほどの時計を要していた。幸い、日曜日は晴天に恵まれそうだが、芝コースのコンディションがどこまで馬場が回復するのかは、神のみぞ知るといったところ。ここまで馬場が悪ければ、ラチ沿いに張り付く先行馬が無条件に有利とは言えないと考えたほうがよいだろう。

それでは、外・外を回していくコース取りが有利かといえば、正月開催で使用したCコース部分(Bコースの仮柵から3メートル以上外側)の回復が遅れているとの馬場情報もあって、そう簡単には結論づけられない。先に例示した山藤賞では、外から差しきる勢いで伸びてきた1番人気馬が最後の1ハロンになって、内を通る各馬との差を逆に広げられてしまうという場面があった。
ラチ沿いを通っても、大外を回してもゴール前で脚が止まってしまうというシビアな馬場状態のなかで、僅かに残されたスイートスポットは、おそらく仮柵から2~3頭分のスペース。ならば、逃げ馬よりもほんの少しだけ外を通っていく好位差しタイプにこそ、勝利の女神は微笑む公算が高い。下馬評では2強対決の様相を呈しているようだが、馬場状態に起因する中波乱決着も有り得ると考え、予想を進めてみたい。

<結論>
◎アリゼオ
○ヒルノダムール
▲ヴィクトワールピサ
△ローズキングダム
×ハンソデバンド
×エイシンアポロン
注トーセンアレス

小回りコースで本来なら不利というべき大外枠からの発走となるアリゼオ。さすがに先手を主張するのは叶わないだろうが、目下の馬場状態なら、この枠順がかえって幸いする可能性が出てきた。中団に位置する2強を意識して各馬が牽制しあう展開になれば、一歩前で競馬をできる強みを生かせる。同じような立場の藤田・ヒルノダムールと共々、実質的に行った行ったの決着になる可能性を視野に入れておきたい。この両馬、道悪でも不安がないという強みも共通している。
2強のなかでは、下馬評どおりヴィクトワールピサのほうを上位とみたが、ローズキングダムも前走の敗退で評価を下げるわけにはいかないだろう。デビュー以降の4戦、良馬場しか経験していないが、重のマーメイドSを涼しい顔で勝利したローズバドの息子なら、道悪が下手とも思えない。
波乱の立役者として一考しているのが、トーセンアレス。下馬評では、ダート馬の烙印が押され全く人気していないが、弥生賞の敗因は芝適性というより発馬の失敗だろう。中山ダート千八3戦3勝という小回り適性は、ここでも侮れないと考えている。

4月 18, 2010 10年競馬予想・回顧 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/04/11

【桜花賞】2歳女王が巻き返す

Apapane_at_hanshin_jf_2009_2◎アパパネ
○ショウリュウムーン
▲オウケンサクラ
△アニメイトバイオ
△アプリコットフィズ





一連のトライアルの戦のなかでは、本番と同じ舞台で見応えがあったチューリップ賞組を重視。同レースで2着とはいえ、交わされてからもショウリュウムーンを差し返す根性を見せていたアパパネが、今度は巻き返してきそう。2歳女王の看板には、やはり額面どおりの評価が必要だ。
能力的には関東馬アプリコットフィズにも注意が必要だが、木曜時点で発表された馬体重が、クイーンS当時よりも2キロ軽い。初めての関西長距離輸送がどう影響するか?最終評価を下すのは、直前気配を確認してからでも遅くはないだろう。

当ブログ一口出資馬ステラリードも、昨夏の重賞制覇の貯金が効いて、この大一番への参戦が叶った。ファンタジーS以降の4戦、消化不良のレースが続いているが、今回は藤田騎手とのコンビで「思い切ったレース」をすると陣営が公言している。これといった逃げ馬不在のメンバー構成で、ハナに行く戦法だろう。正直、粘りきれるとは思えないのだが、テレビ馬になるくらいの覚悟でレースを引っ張り、見せ場をつくって欲しいと願う。頑張れ。

Stellar_lead_at_kohbai_stakes_2010_

4月 11, 2010 10年競馬予想・回顧, ひとくち馬主日記 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/04/04

【ダービー卿CT】軸は手堅くヒモは手広く

Triumph_march_reserve_card過去5年間の三連単平均配当は何と66万円・・・・毎年のように想定外の波乱が繰り返され、2年に一度は100万円以上の超高額配当も出現。
ダービー卿CTは典型的な荒れるハンデ戦であり、特に2~3着争いは何でもありの様相を呈している。だが、勝馬に限ってみるなら、ハンデ56キロ以上の実績馬で比較的前でレースを運べるタイプが一応強いという傾向が出ているようだ。的中馬券を手にするのは至難の技でも、とにかく信頼できる軸馬を絞りこみ、ヒモは極力手広くというオーソドックスな戦法で立ち向かうしかないだろう。
軸馬候補として、まずは前走・同コースの東風S1~3着馬から見ていくと、ハンデはいずれも56~57キロと許容範囲内。各馬とも前に行ける脚質の持ち主であり、一見、優勝候補としての資格要件は充たされているように思える。しかし、フィフスペトルは不利な大外枠、マイネルファルケは後続の目標にされそうな展開、ショウワモダンは良馬場への適性とそれぞれに泣きどころを抱えており、ここで全幅の信頼までは置きがたい。前年の覇者・タケミカヅチも今年はブランク明けでの参戦。厩舎サイドの発言も弱気なトーンに終始しており、割引は必要だろう。
そこで別路線組に注目してみると、浮上してくるのが昨年の皐月賞2着馬・トライアンフマーチ。ハンデ57キロは少々見込まれた感じがするけれど、逃げ馬の直後でレースを運べるセンスとマイル5戦4連対の適性の高さは魅力で、軸馬に相応しい。ひとまず、この馬を馬券の中心に据え、あとはヒモ穴探しに専念してみよう。

伏兵として外せないのは、前走・東風S大敗組だ。特に前走との比較でハンデが軽くなった馬が怖い(複勝回収値は365)。脚質に関係なく巻き返しの可能性を否定できない以上、安易に消しと決めつけるのはやはり禁物だろう。別路線組も含め、可能な限り怪しい馬を拾ってみたい。

◎トライアンフマーチ
○マイネルファルケ
▲フィフスペトル
△ショウワモダン
×タケミカヅチ
×リザーブカード
×マルタカエンペラー
×その他怪しい馬

4月 4, 2010 10年競馬予想・回顧 | | コメント (0) | トラックバック (0)