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2010/03/28

【高松宮記念】荒れ馬場イコール外差し有利ではない

Kinshasa_no_kiseki春の中京開催も最終週。例年よりひと開催余計に使い込まれた芝コースでは、内ラチ沿い全体にかなりの傷みが広がっているようだ。週中の芝刈りとローラー整備で若干の修正がはかられるといっても、蓄積されたダメージはもはや隠しようもない。そんなわけだから高松宮記念も、スピードの絶対値や高速馬場での持ち時計の速さよりも、荒れ馬場を苦にせぬパワーやスタミナが問われる一戦になる。決着タイムは、おそらく1分8秒台の水準になるのだろう。
このような馬場状態を前提に予想を進めていくと、内の先行勢よりも外から伸びる差し馬が有利ではないか?と、ついつい考えたくなるけれど、事はそう単純には運ばない。最近2年のレース結果はいずれも、内の好位から抜け出してきた馬同士による決着。土曜中京の最終レースも、逃げ馬が後続を振り切る展開だったことを思えば、一概に外差し有利と決めてかかるわけにもいかない。内も外もほぼ均等に荒れている馬場状態のなかで平均ペースなら、内の好位勢は上がり3ハロンを34秒~35秒台の前半でまとめてくる。外から追い上げる各馬がこれを負かそうと思えば推定33秒台と、それこそデュランダル級の豪脚を使うことが要求されるわけだから、外差し有利の想定にはやはり無理がある。よほどのハイペースにならない限り、前崩れの決着になるとは思えず、前有利・内有利の見立てが基本だろう。

比較的内目の枠に先行馬が固まった感のある今年の出走メンバーのなかで、狙ってみたいのは6歳牝馬のアルティマトゥーレ。この枠順なら、2~3番手の理想的な位置取りでレースを運ぶことができそうだし、荒れ馬場を苦にするタイプでもない。シルクロードSでは、プレミアムボックスら後のオーシャンS上位勢に決定的着差をつけていることも強調材料。1番人気キンシャサノキセキとの力関係も、その事実から概ね推し量ることができる。
相手候補は、阪急杯組を重視。明け4歳の若手より、5~6歳のベテランが活躍しているレース傾向をふまえれば、サンカルロよりもエーシンフォワードなどを上位に取ってみたいところだ。

◎アルティマトゥーレ
○エーシンフォワード
▲キンシャサノキセキ
△サンカルロ
×トウショウカレッジ

3月 28, 2010 10年競馬予想・回顧 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/03/21

【スプリングS】主役候補には逆らえないが

Basileus_at_saintpaulia_sho_2010

弥生賞と比較すると、荒れ気味の決着が多いトライアルという印象があるけれど、実は上位人気馬が強いというのがスプリングSの特徴。過去10年間で1番人気馬は7連対。単勝2.5倍未満の高い支持を集めた馬に限れば、100%連対と鉄板の信頼度を誇る。押し出され気味の人気馬なら、本番前にメッキがはがれてしまうことを期待できようが、クラシックの主役級が人気を背負い登場してくるようなら、逆らうのは得策でない。今年も、単勝人気1.5倍のローズキングダムを中心に馬券作戦を考えていくしかないだろう。
とはいえ、過去の戦歴を振り返ってみれば、上位人気同士の平穏な決着ばかりでなく、5番人気以下の伏兵が台頭し中波乱になることも少なくない。ある年は先行前残り、またある年は後方からの追込と伏兵の脚質は様々で、決め打ちするのは難しいが、昨年2着のレッドスパーダのように、東京コースのマイル戦以上の距離を好タイムで勝ち上がってきた馬には注意が必要だ。
そんな観点から注目してみたいのは、共同通信杯で折合い不安を露呈してしまった2番人気馬アリゼオよりも、セントポーリア賞で大幅に持ち時計を短縮したバシレウス(※広尾の馬ですが当ブログ出資馬ではありません)とカワキタコマンド。中京コースで2連勝してきたサンライズプリンス、札幌2歳Sの覇者サンディエゴシチーも加えた馬単4点流しを本線にして検討を進めてみようと考えている。

◎ローズキングダム
○バシレウス
△カワキタコマンド
△サンライズプリンス
△サンディエゴシチー
注アリゼオ

3月 21, 2010 10年競馬予想・回顧 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/03/14

【フィリーズレビュー】決め手よりも短距離適性を優先

Stellar_lead_with_mr_mori_at_kohbai

チューリップ賞フィリーズレビュー。同じく阪神競馬場を舞台に争われる桜花賞トライアルといっても、外回り・内回りの舞台設定が違うのだから、上位進出のために求められる適性も当然に異なってくる。前者はスローペースから直線を向いての決め手比べ、後者は前傾ラップがデフォルトのスピード勝負だ。より短距離向きの適性が問われ、道中のペースが沸騰すれば、前崩れによる波乱決着もありうる。
加えて、春開催3週目の馬場状態にも注意が必要。2週連続の雨で芝の内側は相当傷んでいるはずで、良馬場でも外からの差しが効くコンディションを想定に入れておくべき。
こうなると、当ブログひとくち出資馬ステラリードが直線外から一気に脚を伸ばし台頭する場面を期待したくなるが、オープン特別の紅梅Sでも掲示板を逃してしまう近況。けっして早熟タイプとは思わないけれど、現状G2挑戦で過大な期待は禁物なのかもしれない。
馬券の狙いは、その紅梅Sで外から長く良い脚を披露し4着まで浮上してきたレディアルバローザだ。展開次第で自在の位置取りを取れるセンスの良さとスピードを兼ね備えており、本質的には千二~千四の短距離がベストのタイプ。本番はともかく、トライアルなら優勝候補として注目すべき1頭だろう。

Lady_alba_rosa<結論>
◎レディアルバローザ
○テイラーバートン
▲ニシノモレッタ
△ラナンキュラス
×ステラリード
(当ブログひとくち出資馬)

3月 14, 2010 10年競馬予想・回顧 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/03/07

【弥生賞】降れば降るほど決着は平穏に?

Nakayama_hai_seikoh◎ヴィクトワールピサ
○コスモヘレノス
▲ミッションモード
△ダイワファルコン
×アドマイヤテンクウ
×ダイワバーバリアン




JRA発表では「稍重」ながら、実質的には重・不良レベルの渋った馬場のもと、ロジユニヴァースが逃げ切りを決めた昨年に続いて、今年の弥生賞のなかでの競馬。ちなみに、土曜日の特別戦3鞍の決着時計を昨年と今年で比較してみると、芝千六の黄梅賞で1秒6、芝千八のスピカSで1秒2、そして芝千二のオーシャンSではコンマ6秒、今年のほうが時計を要している。おそらく今年は、良馬場の水準より3秒ほど余計に時計がかかる馬場(中距離換算)になっているはずで、メインの時間帯まで弱雨が降り続く予報も考慮すると、先週の中山記念(オペラハウス産駒のワンツー)と同じぐらいの馬場渋化を想定に入れる必要がありそうだ。
こうなると持ち時計や速い上がりタイムよりも、枠順や展開・各馬の道悪適性次第で着順が決まる可能性が高くなってくるが、過去10年、道悪競馬になった年(01年・09年)にはいずれも1番人気馬が順当に勝利を収めているこのレース。必要以上に人気馬を疑ってかかるのもどうか?

主役候補のヴィクトワールピサは、現役時代、道悪で強さを発揮していたネオユニヴァースの産駒。最内枠からの発走という幸運にも恵まれた。渋った馬場のなか、道中各馬がスタミナを消耗する展開になれば、二千メートルを3連勝してきた経験値の高さが他と比較でアドバンテージになるだろう。
2番人気が想定されるエイシンアポロンも、稍重で2勝をしている実績と母方にサドラーズウェルズ・リファールが配された血統背景から、大崩れは考えにくい。結局、淡々とした展開から、直線では実績上位2頭による一騎打ちの競馬になるのではないか?
以下の各馬からヒモ穴候補を拾うなら、血統的に道悪が減点にならないダイワファルコンミッションモードコスモヘレノスといったあたり。内有利の傾向が良馬場以上に強調される道悪馬場で、外目の枠を引いたアドマイヤテンクウダイワバーバリアンは、少し評価を割り引いたほうがいいかもしれない。

3月 7, 2010 10年競馬予想・回顧 | | コメント (1) | トラックバック (0)