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2010/01/06

【ラスベガス遠征09・10年】ホテルの名は「THEhotel」

Las_vegas_0910_welcome当ブログ管理人にとって、年末年始といえば、やっぱりラスベガス。今年もまた、12月27日から年明けまで5泊7日の遠征を敢行してきた。現地での過ごし方といえば、1にカジノ・2にカジノ、3・4が無くて5にカジノ。スロットマシンとゲームテーブルの森の中を彷徨い、昼はスポーツブック(場外馬券)に、夜はBJ勝負(ブラックジャック)と、相も変わらずの博打三昧の日々を満喫してきた次第である。打って打たれ越しながら、ついでに年も越す。勝っても負けても、熱き血潮とアドレナリンが体中からみなぎってくる。
ラスベガスでしか体感できない、そんな気持ちの有様を、彼の地の楽しさを自分に教えてくれた先達・浅田次郎氏が上手く表現しているので、ここで少々拝借してみよう。

日本から引きずってきた日常はプッツリと切れ、常識はくつがえる。(仕事などバカくせえ。上司なんざクソくらえだ、女房がどうした。ガキが何だ)などという、日ごろ言いたくても言えぬ呪いの言葉が毒のように溢れ出し、とたんに人は日本人でもアメリカ人でもない、ラスベガンというろくでなしに成り下がる。
(浅田次郎著「オー・マイ・ガアッ!」より引用)

そう、まさしく自分は「ろくでなし」である。だけど、それがどうした。どんなに負けてもへこまされても、バンクロールの許す限り、清々しい気持ちでBJ勝負卓へと向かっていくのだ(これを称して人はラスベガス中毒という)。

Las_vegas_0910_thehotel_mandalay_baさて、そんな「ろくでなし」でも、海外旅行となれば休息場所の確保は必要だ。個性たっぷりのテーマに彩られた彼の地のホテルを選ぶ作業も、ラスベガス旅行の楽しみの一つなのだが、今回の旅打ちで、当ブログ管理人が投宿先に選んだのは、ストリップ(ラスベガス大通り)南端に位置するマンダレイベイの別館「THEhotel」である。


Las_vegas_0910_thehotel_lobby_spaceマンダレイベイといえば、南太平洋をモチーフにしたテーマホテルで、浅田氏の「オー・マイ・ガアッ!」の舞台として登場するホテル・バリ・ハイ・カジノ・アンド・リゾーツのモデルになったと思われる金ピカの巨大カジノだ。建物外観から受ける印象のとおり、明るく楽しく陽気に行こう!というムードが館内全体に横溢しているのだが、別館「THEhotel」(ジ・ホテルと発音する)はというと、そんな本館と全く趣きを異にしているのが面白い。

Las_vegas_0910_thehotel_suite本館のに対して、こちらは。あるいはに対する。黒と黄色を基調に斬新なデザインで統一されたロビー空間に流れているのは、カジノの喧噪と一線を画した静寂である。白熱灯がほんのりと灯る客室内も、ご覧のとおりシックなデザインでお洒落にまとめ上げられている。寝室とリビングが完全に分離されたこのスイートルームは、何と725平方フィート(67平米)の広さ。バスルームの浴槽も、全身を楽々と伸ばすことができる巨人仕様のサイズだ。ここがラスベガスでなければ、パークハイアットであるとかリッツカールトンのような都内の超高級ホテルに投宿しているのか?と錯覚してしまうほどで、一泊するといったい何万円請求されるのか、思わず財布の中身と相談したくなってしまいたくなるお部屋である。
どう考えてみても、一介の馬券オヤジとはあまりに不釣り合いな「THEhotel」。今回なぜこのお宿を選んだのかといえば、それはこの地がラスベガスだからというほかない。日本の感覚に照らしてみると、とにかくホテル代が安いのだ。

Las_vegas_0910_thehotel_suite_and_d宿泊代の相場は、時期によって大きく変動するけれど、年末年始5泊の滞在で当ブログ管理人が支払った宿泊代は、税金およびインターネット接続料込みで総額841ドル。一泊あたりに換算した料金は、約1万5千円とビジネスホテルに毛が生えた程度のお値段だった。カジノレートの恩典を受けたわけでもない一見のお客に、この価格でスイートルームを提供する気前のよさ。これこそがラスベガスの真骨頂というべきだろう。
THEhotel」の美点は、コストパフォーマンスばかりでない。エレベータを下りてから自室まで延々と歩かされる心配のないこぢんまりとした客室棟のサイズや、隣接するラクソーホテルや自走式駐車場(セルフパーキング)へのアクセスの良さは特筆もので、ここを起点にフットワークを効かせ、ラスベガスの街へと繰り出すには絶好の拠点となりうる。それだけでも、本館マンダレイではなく、別館のこちらを敢えて選択する理由は十分にある。

Las_vegas_0910_thehotel_mandalay__2こう書いていくと、まるで良いことずくめのようだが、宿泊期間を通じて、このホテルに不満が無かったわけでもない。例えば、部屋の備品として当然に用意されていると思っていたBrother 製のプリンター&FAX複合機がどこにも見あたらなかったことには、苦言を呈しておきたいと思う。
THEhotelの各室にはプリンターが備え付けられているので便利という情報は、地球の歩き方などガイドブックやラスベガス大全などの専門サイトにも記載されており、ノートPCを持ち込んでグーグルマップをプリントアウトすれば、どこでも行ってみたいところへの地図を出力できると期待していたのだが、実際に訪れてみると見事にアテがはずれてしまった格好になってしまった。ホテルのビジネスセンターに問い合わせてみても、レンタル用も含め、もうプリンターはありませんと、つれない回答が返ってくるだけ。さらには自分の拙い英語力が災いし、Printerという発音がなかなか先方に伝わらず、実にもどかしい思いをしたものだ。

とにもかくにも、このTHEhotelを拠点に大人の遊園地を彷徨い歩いた5日間の旅。今回も激闘になったBJ勝負卓での出来事を含め、1月のうちにぼちぼちと続編のエントリをまとめていきます。

1月 6, 2010 旅打ちコラム |

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