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2009/06/08

萌える鉄火場 その名も「BAOO高崎」

Baoo_takasaki_1ETC特別割引の恩恵に預かって、久しぶりのギャンブル小旅行に繰り出してみた。めざすは上州・高崎市。我が家の最寄りインターから片道1,400円ポッキリ、2時間ちょっとで行ける場所に、その鉄火場は位置している。
「BAOO高崎」。2004年の大晦日に廃止された、かの高崎競馬場跡地に立地する場外馬券売場である。

グリーンチャンネルで放映された迷紀行番組・競馬ワンダラーでも紹介されたこの施設。その第一の見所は、高崎競馬場のインフラをほぼそっくり生かしたままで、現在も馬券の発売を続けていることだ。スタッフの案内にしたがって車のまま場内に進入していくと、いきなり地下馬道を思わせるトンネルに誘導され、旧コースの内側に設けられた駐車場へと導かれる。内馬場が駐車場になっているとは、まるで仏国はロンシャン競馬場みたい。この時点で馬券オヤジの血中アドリナリン濃度はかなり上がってしまうのだが、ドアを開けて振り返ると、そこには昭和の香りを芳醇に漂わすスタンドの偉容がそびえ立っている。ううむ、感涙を禁じ得ない。いや、正確に表現するなら、競馬ワンダラーでこの競馬場のコースをトヨタ・ハイエースで激走した浅野靖典氏が思わず「萌え~っ!」と叫んでしまったのと同じ心情が、我が胸の中にも去来してきたのだ。

Baoo_takasaki_2廃止競馬場の跡地といえば、かつての三条競馬場のように「強者どもが夢の後」状態にまで放置され朽ち果ててしまうことが多いなかで、5年前の姿を現在もそのまま維持して競馬ファンが集う場として現役であり続けている。そのこと自体が、まるで奇跡のようで驚嘆に値する。内馬場から今では使われていないホームストレッチのコースを横断してスタンド内に設置された馬券発売所へと歩を進めると、胸の高揚感はいっそう高まってくる。

Baoo_takasaki_5さて、高崎の場外馬券発売所とは、土日にJRAの馬券を発売する「高崎場外」(なぜかウインズの呼称は用いられていない)と、地方競馬の場外発売施設「BAOO高崎」が合体した施設なのだが、この日は東京・中京の中央開催に加え盛岡・佐賀・ばんえい帯広の地方3場全レースの馬券を発売していた。中央・地方の垣根を取っ払い全国5場、どこの馬券もお好みで購入できますよ、というコンセプトがとにかく画期的。

Baoo_takasaki_6新聞売り場では、おなじみの中央競馬専門紙に加え、岩手の「エイカン」や「ケイシュウ」、佐賀の「日本一」などローカル紙を気軽に買い求めることができる。売り場のおばちゃんに「エイカンをください」と所望すると、「中央競馬じゃなくても、いいんですか?」と念を押されてしまう。だが、そこは「盛岡のレースを買いたいんですぅ!」と切り返し無事情報ゲットに成功。中央の馬券は、愛馬フェイムロバリーが出走していた府中10レースに絞り込んで、この日は盛岡競馬に専念することに決め込んだ。

Baoo_takasaki_7この日の盛岡メインは、芝の長丁場・かきつばた賞。大型モニターから伝わってくる菅原勲・ボスアミーゴの芦毛の馬体が素晴らしく、この馬と対抗カネショウエリートの3連複2頭軸流しで勝負!結果は1~2着に本命・対抗が入ってズバリと馬券も的中。まるで昨秋の天皇賞を彷彿とさせる長い長い写真判定の末にボスアミーゴがハナ差勝利したのだが、3着コンバットキックとの組み合わせが、まさか920円の低配当だったのが誤算・・・・。馬券は当たれど、トリガミに泣かされる格好に終わってしまった。
とはいえ、JRAの重賞から帯広のばんえい競馬まで、場内モニターが次から次へと各地のレースを放映していく様子は、まるで全米各地の競馬場をネットワークするラスベガス・ヒルトンのスポーツブック会場のよう。中央・地方を又にかけて1日中馬券を買い続けたい自分のようなファンにとっては興奮を禁じ得ないのが、BAOO高崎のセールスポイントだ。ETC割引の有効期間内に、是非とも再訪してみたい競馬の聖地である。

6月 8, 2009 ひとくち馬主日記, 岩手競馬, 旅打ちコラム |

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コメント

毎週末に拝読していますが、
コメントするのは初です。

高崎在住者としては、BAOO高崎が紹介されるとはウレシイ限り。
という自分も高崎廃止後は、PATでJRAのみ購入が殆ど。
BAOO高崎にはめっきり足を運んでません。

確か廃止の3,4年前に馬場内駐車場も整備され、高崎競馬の存続が目指されましたが・・・。

専門誌のアカケイ&アオケイ懐かしいな~。
ちょっと郷愁に浸るオヤジでした。

投稿: 高崎大章典 | 2009/06/11 16:22:58

>高崎大章典さん

BAOO高崎。北関東競馬が健在なりし時代には高崎まで足を運んだことがなかったので、今回が初めての訪問でした。競馬廃止から5年近くの時間が経過していましたが、当時の雰囲気をしのばせるコース跡やスタンド施設、食堂などはまだまだ健在。そんな環境のなか中央・地方の馬券をどちらも楽しめるのですから、私にとっては理想的な場外馬券売場です。高速道路からのアクセスも便利で、近くには良い温泉もあるので、夏の新潟遠征にひっかけまた再訪してみようかと考えています。ではでは。

投稿: 山城守 | 2009/06/14 19:23:46

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