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2009/02/22

【フェブラリーS】緩い流れ、決め手が生きる展開なら

Vermillion_at_last_years_february_sフェブラリーSの舞台となる府中・ダート千六を攻略するために知っておくべき傾向・対策といえば、「ペースが速ければ先行勢の前残り、ペースが遅ければ差し馬が台頭」。ハイペースで前が崩れ、スローぺースで先行馬が粘るという初歩的競馬常識に照らしてみれば、正反対の発想が要求されるのだが、このトレンド、ダートG1といえど例外なく現れているのが興味深い。
過去5年のフェブラリーSのラップ推移をグラフで可視化してみると、その傾向は一目瞭然。スタートしてから3~4ハロン目(3角入口から3~4角の中間点あたりまで)連続して11秒台を刻み、淀みのないペースになった05年・06年のレース(下記グラフの赤い線の年)では、メイショウボーラーシーキングザダイヤユートピアなど道中前目の位置につけていた先行馬が踏ん張っている。それとは対照的に3~4ハロン目で息の入る展開になった04年と07年~08年(グラフの青い線の年)には、ラストの3ハロンで速い上がりを記録した差しタイプが台頭。道中で効かせたタメが直線の決め手比べでモノをいう、芝の中距離戦的なメリハリのある競馬になった。

February_stakes_lap_from04_to08_2

そこで問題になるのは、今年のペース予測である。注目のダイワスカーレットが回避した今年のメンバーなら、ハナを主張してくるのは上がり馬エスポワールシチー。その推測は衆目の一致するところだろう。参考とすべきは、翌週の武蔵野Sを凌駕する高レベルの時計(1.35.3)を同馬が叩きだした天皇賞当日・錦秋S(ダート千六)のペース配分だ。当時の同馬が先頭に立って刻んだラップタイムは、12.2-10.9-11.8-12.2-12.1-11.6-11.8-12.7。これを折れ線グラフで可視化すると、04年・07年~08年のフェブラリーS(青い線)に近似した展開だったことがわかる。すなわち、道中のタメが生かせる決め手比べの展開である。

Espoir_city_lap_2008_2

条件戦の相手関係なら、このペースでも能力が抜けている同馬の押し切りが効いても、ダートグレードレースの頂点をなすG1になれば、話は別というべきだろう。道中のタメを生かした強豪の直線強襲。そんな展開を思い描けば、先頭でゴールを駆け抜ける本命馬の姿も自ずとイメージできるのではないか。

<結論>
◎ヴァーミリアン
○カジノドライヴ
▲フェラーリピサ
△カネヒキリ
×サンライズバッカス
×エスポワールシチー
×サクセスブロッケン

決め手比べの展開になった昨年のフェブラリーSで見事に勝利をモノにしているヴァーミリアン。予定の水曜日に追い切りを消化できず、木曜追いを強いられた異例の調整過程が不安視され人気を落としているが、無事出走を決めたのだから、勝負体勢は整ったとみるのが筋。同世代カネヒキリに2連敗ですっかり評価を落としてしまった今回。決め手がモノを言う府中ダート千六適性の差で、ライバルをあっと言わせる逆転劇を期待してみたい。
前日売り単勝オッズで2番人気の支持を集めるカジノドライヴ人気先行のきらいはあるものの、国内復帰戦となったJCダート(当ブログは本命に推した)が納得の好内容。馬体も回復して順調なら今回は、G1でも好勝負を演じることができるかもしれない。
以下では、不死身の雷神・カネヒキリに注目すべきなのだろうが、阪神でのJCダート・東京大賞典・川崎記念がいずれも僅差の勝利。小回りコースでは格の違いにモノを言わせた押し切りが通用しても、府中ダートでそれを再現できるかといえば話は別。あえて4番手の評価とし、根岸Sの覇者フェラーリピサを上位に取ってみる。

当ブログひとくち出資馬のオフィサーも、この大一番へと勇躍駒を進めてきたが、さすがにここは相手が強すぎる。涙を飲んで無印の評価単複100円のがんばれ馬券と3連複100円流しのヒモ穴という馬券で応援するのが精一杯だ。

2月 22, 2009 09年競馬予想・回顧 |

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