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2009/01/26

ベガスが俺を呼んでいる~BJ激闘編その1

Las_vegas_orleans_wani前回のエントリ掲載からもう2週間も経過してしまったけれど、ラスベガス旅打ちレポートの続編をお届け。話題はいよいよ佳境へと突入し、カジノ激闘編である。ラスベガスのカジノで楽しめるゲーミングの種目は数々あれど、当ブログ管理人が選択したのは、カードゲームのブラックジャック(BJ)スポーツブック(競馬)という、ちょっと変わった組み合わせ。今回は、BJに関わるお話を中心に筆を進めてこうと思う。
ブラックジャック(BJ)といえば、世界中のカジノで最もポピュラーなカードゲーム。当然、ラスベガスでもBJを楽しもうというお客は大勢いて、どのカジノに行っても数多くの勝負卓が設けられている。ルールそのものは至って簡単であり、最初に2枚、以降はプレイヤーの選択に応じて配られるカードの合計数を目標値の「21」に近づけることを、プレイヤーとディーラーが競い合うゲームだ。
プレイヤーが行使できる基本的な選択肢は、ヒット(もう一枚カードを引く)もしくはスタンド(もうカードを引かない)。21を超えない限り、何回ヒットしようと全くの自由である。だが、調子に乗りすぎて21を超過してしまうとバースト(bust)。すなわち破産の宣告を受け、その時点でゲームオーバーになってしまう。このように何かと選択の幅が広いプレイヤーとは対照的に、ディーラー側は所定のルールに拘束され、自らの意志でプレイの選択を変えることが許されていない。
そんな前提条件のもと、自分の手とディーラーの手(最初の2枚のうち1枚がオープンにされている)を見比べ、最も勝ちを拾える可能性が高いと思われる合理的な選択を下していく。それがこのゲームの醍醐味だ。ルーレットバカラのように、勝負の行方が全くの偶然に左右される種目とは異なり、状況に応じた判断の巧拙が問われる。すなわち技術介入の余地が大きい分、うまく立ち回ればトータルで勝ち越しを狙うことも夢ではない。ギャンブル社会学の第一人者・谷岡一郎教授の説によるなら、BJの期待値は98~99%。プレイヤーの選択次第では、100%を超える場合もあるという(講談社ブルーバックス「確率・統計であばくギャンブルのからくり」より引用)。

ただし、期待値を限りなく100%に近づけるために、プレイヤーは定石に従ったプレイに徹する必要がある。BJの世界では、統計学にもとづき算定されたベーシック・ストラテジー(基本戦略)と呼ばれる定石が確立されており、まずはそれをマスターすることがBJ賭人を志す者にとっての第一歩だ。もちろん、状況次第では基本戦略と相反する奇策の選択もありなのだが、定石を知らずして奇手を語る事なかれ。ストラテジーとかけ離れたヤマカン勝負を続けていけば、期待値は90%前後まで低下し、あっという間に奈落の底へと転落してしまう。そればかりでなく、同じ卓を囲んだプレイヤーから「このタコ・・・・」と冷たい視線を浴びせられることは確実。特に、一番最後にプレイするサードベース(ディーラーから見て右端の席)のプレイヤーが、ストラテジー無視の奇策に出て、結果的にディーラーを利する展開を招いてしまった場合には、他のプレイヤーからの罵詈雑言を覚悟しなければならない。しかも、英語で・・・・。

以上がBJというゲーミングの基本的スキームである。ちなみに1ゲームあたりの賭け金は、ミニマムが10ドルほど。すなわち、僅か1分そこそこの短時間で最低1000円弱のお金をやりとりするので、1時間も勝負卓に張り付いていれば、意外に大きなお金が動く。もちろんミニマム10ドルのテーブルでも、勝機有りと判断すれば賭け金を大きくベットアップすることもあるわけで、そんな大勝負のタイミングでことごとくツキに見放されてしまうと、あれよあれよに大金を失う羽目に陥ってしまう。それとは逆に巧く勝利の女神を味方につけることができれば、30分で10万円ほどの荒稼ぎをすることも可能。まるでジェットコースターに飛び乗ったような浮き沈み。そんなアップダウンの興奮を今回のベガス遠征では、存分に堪能することができた。
なんだかゲームの解説ばかりで、肝心な実戦の報告に行き着くことができなかったが、それはまた次回。BJ激闘編2へと続きます。

1月 26, 2009 旅打ちコラム |

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コメント

お久しぶりです。
ラスベガスといえば、18年前に夢見心地?で行った新婚旅行を懐かしく思い出します。
ナベ節の健在ぶりをみて嬉しくなり、思わず書き込んじゃいました。
近いうちに飲みましょう!

投稿: 510 | 2009/01/29 1:21:25

>510さん

コメントありがとうございます、というよりあの510さんですかぁ?(汗) 当方、このブログのエントリをごらんの通り、いまだに府中競馬場の周辺を徘徊しています。飲み会のお誘いは大歓迎。是非是非ご一緒しましょう。

投稿: 山城守 | 2009/01/29 2:28:13

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