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2008/11/09

【AR共和国杯】勝敗の鍵を握るのはサンデーの血

Al_nasrain_at_meguro_kinen_2008府中の芝・二千五百といえば、目黒記念アルゼンチン共和国杯。クラシック距離を100メートルほど延長して、ホームストレッチ坂下付近に発馬ゲートが置かれるコースは、春と秋に施行される2つのハンデG2のために用意された条件といえる。
この両重賞、かつては重厚長大な舞台設定にふさわしく、オペラハウスなど欧州由来のノーザン系トニービン産駒の活躍が目立っていたが、近年の上位馬の顔ぶれをチェックしていくと、少しづつそのトレンドに変化が生じてきているのがわかる。端的にいうなら、ここでもサンデーサイレンスの流れをくむ競走馬の活躍が目立ってきているということ。春の目黒記念は、母父にサンデーが配された近代的ステイヤーのホクトスルタンと、アドマイヤベガ産駒アルナスラインによるワンツー決着。昨年のアルゼンチン共和国杯でも、3着にサンデー直子のリキアイサイレンスが追い込んで3着に食い込んでいる。
その理由は、06年以降の両重賞で記録されたレースラップを視覚化してみた下のグラフからも明らかだ。変則ペースだった昨年の目黒記念を例外とすれば、9から10ハロン目にかけてのラップタイムが、1秒近くもグンと速くなっている。つまり、4角を回って各馬が追い出しにかかる勝負所での加速性能の優劣が問われているわけで、一気のギアチェンジに対応できる柔軟な筋力を持ち合わせている競走馬が当然有利といえる。ならば、渋太い脚を持続させるノーザン系を、サンデー譲りの瞬発力の持ち主が圧倒するという結果が繰り返されるのも、道理というべきだろう。

Tokyo_turf_2500_g2race

今年のアルゼンチン共和国杯に出走するメンバーの顔ぶれを見ても、何が何でもハナに立というタイプはいない。おららくマンハッタンスカイなどがペースメーカーに名乗りを上げて、道中は淡々としたペース、そこから4角を回っての瞬発力勝負という構図が目に浮かぶ。サンデーの流れをくむ競走馬にとっては、願ってもない展開だろう。出走メンバー中、サンデーの血を受け継ぐ競走馬は8頭。優勝候補はこれらの中にいると見立て、1頭1頭の性能・適性を比較していこうと思う。

<結論>
◎アルナスライン
○スクリーンヒーロー
▲トウショウシロッコ
△ネヴァブション
×キングアーサー
×ジャガーメイル
×ダンスアジョイ
×トウカイトリック

父系もしくは母父にサンデーの血を有するタイプを中心に、狙ってみる。
アルナスラインは、クラシック距離で最もサンデーらしい決め手を発揮していたアドマイヤベガの産駒。ハンデ58キロが微妙という気もするが、不利があったり道悪だった近2走を度外視して、3~4走前の府中コースのパフォーマンスを重視。それなら、当然、首位候補という評価になる。
相手候補筆頭は、母父サンデーのスクリーンヒーロー。キレ者というイメージはないが、それでも前走の上がり時計は33秒台をマークしている。折しも土曜の府中・芝のレースでは、内を通った馬たちの粘り込みが多数発生。このトラックバイアスさえ、日曜日まで維持されていれば、重賞挑戦でも無視できない。この馬を上位に評価すると、前走で先着しているジャガーメイルも上位という扱いになるけれど、あのハナ差はハンデ増のおかげで帳消しというのが机上の計算。ならば、実績上位・オープン常連のトウショウシロッコや久々でも体制が整ったネヴァブションなどを上位に取るべきだろう。以下では、前走でサンデー直子らしい末脚が爆発したキングアーサーにも注目。
キルトクールは、京都大賞典の4着で復活ムードのメイショウカチドキ。父エリシオ×母父クリスエスは、ちょっと前ならここでも大威張りの血統。されど、今回は5年ぶりの東京遠征で、前走の激走を鵜呑みにできない。鞍上の若手ホープ浜中騎手も、府中コースではまだまだ経験値が不足しており、ここは修業を積む場。

11月 9, 2008 08年競馬予想・回顧 |

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