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2008/08/24

【札幌記念】ローカルG2の舞台は「平坦・大回り」

Matsurida_gogh_at_2007_tennoh_sho夏競馬の舞台となる各地のローカル競馬場を総称して、「平坦・小回り」という表現がよく用いられる。だが、ひとくちにローカルといっても、そのコース形態には様々なバリエーションがあることを忘れてはならない。例えば、日本一長い直線走路を擁する新潟・芝のような個性的コースなら、あれを小回りとは誰も言わないだろう。だが、札幌競馬場の場合はどうか?
1周1640メートル
洋芝に覆われた平坦コース。そのスペックから受けるイメージは、典型的な「平坦小回り」といったところだ。同じ北海道の洋芝コース・函館といったいどこが違うのか?という感じだが、改めてコース図を見直してみると、札幌コースは平坦であっても、実は小回りではない
左右対称にレイアウトされた1・2コーナーと3・4コーナーは、それぞれ半径168メートルで大きく弧を描いていく単円カーブ。スパイラル状の函館や小倉の3・4角(半径120~150メートル)と比べても、ひと回り大きくゆったりとした形状のカーブになっている。3角入口から4角出口までの距離も528メートル(Aコース使用時)と、大回り府中コースの3~4角と殆ど変わらない長さ。すなわち、札幌芝コースのレイアウトの特徴をひと言で表現するなら、「平坦大回り」という表現が、一番しっくりとくる。
では、大きなカーブと短い直線というコースの条件のなかで、いったいどこが勝負所になっているのかといえば、それはやはり3コーナーから4コーナーにかけての攻防だろう。

05年~07年の札幌記念のレースラップをグラフで可視化してみると、近2年では、ゴール前・残り4ハロン(800メートル)地点からペースがグンと速くなっていることがわかる。

Sapporo_kinen_lap_0507

札幌芝コースの場合、3~4角が528メートルで直線は266メートル、すなわち合計794メートルだから、残り4ハロン地点とは、ちょうど3コーナーの入口にあたる箇所。大回りのコーナーで逃げ・先行勢がペースを緩めることなく、逆にぐんぐんと加速しているのだから、追い上げる差し・追込勢にとっては前との差がなかなか詰まらず、ストレスの多いレースを強いられることになる。短い直線でも爆発的な決め手を発揮することができた06年の勝者アドマイヤムーンのようなタイプを別にすれば、レースが動き出す3角手前までにある程度の位置まで押し上げ、そこから持続力のある脚を使うことができる馬が有利だろう。すなわち、好位差し脚質の本命サイドの実力馬が、遺憾なくその力を発揮できる条件といえそうだ。
差し・追込勢は、流れが速くなる勝負所で強引に外を回していくよりも、3年前のファストタテヤマ(2着)や昨年のアグネスアーク(2着)のようにの内・内で脚を溜め、直線前が開いたところで一気にスパートする戦法に活路を見い出したい。

<結論>
◎マツリダゴッホ
○フィールドベアー
▲マイネルチャールズ
△コンゴウリキシオー
×マンハッタンスカイ
注タスカータソルテ

昨年の札幌記念でも4角2番手と、逃げるフサイチパンドラを追撃する態勢を整えていたマツリダゴッホ。当時は道中行きたがっていたせいで直線失速してしまったが、G1ウイナーの看板を背負って参戦する今季は、もう気性の課題を心配する必要もなさそう。元々、札幌デビューで洋芝適性に問題はなく、その実績を考慮するなら、57キロの負担重量もむしろ恵量といえる。平坦大回りのコース条件なら、正攻法で押し切れる可能性は高い。
函館から続戦のフィールドベアーは小頭数の好枠に恵まれ、内・内を立ち回れるアドバンテージに恵まれそう。マイネルチャールズも最内枠は悪くないが、BT産駒だけに本質的には、全兄マイネルアワグラスと同様に叩いて良くなるタイプかも。
以下では、男・藤田が昨年のフサイチパンドラと同じイメージの逃げを打てるコンゴウリキシオーと、堅実で渋太いマンハッタンスカイの先行2騎。タスカータソルテも、平坦大回りがベストのタイプであり、押さえの評価は必要なのかもしれない。

8月 24, 2008 08年競馬予想・回顧 |

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