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2008/07/20

【アイビスSD】経験値も問われる速力比べ

Niigata_long_straight_at_2008_jul_3夏の新潟名物・直線競馬の重賞競走。施行時期が開幕2日目に移され、今年で3年目を迎えるが、過去2年は、レース直前の驟雨や重馬場が災いし、優勝馬の走破時計も55秒台と低調な水準に終わっていた。だが、今年は土・日を通じ好天に恵まれそうで、パンパンの良馬場を舞台にした掛け値なしのスピード競馬になる。土曜日の500万下(閃光特別)で54秒5のタイムが記録されているのだから、重賞レベルでの決着タイムの目安は、おそらく53秒台中盤。ペース次第では、レコード更新の可能性も十分とみるべきだろう。
このレベルに耐えうる速力を装備した上位候補を見極めるために、出走各馬の持ち時計の比較が欠かせないが、今年のメンバーで直線競馬に出走した経歴をもつ馬は、わずかに5頭を数えるのみ。その最速時計も春競馬の条件戦で記録された54秒台なのだから、これではいささか心許ない。そこで、経験や持ち時計よりも、目下の勢いと軽量の利、さらには枠順の有利・不利のほうに注目が集まり、3歳勢や外枠の恩恵を受ける各馬が上位人気に支持されるという構図になっているようだ。
例えば、前日売り単勝オッズで1番人気の3歳牝馬エイムアットビップ。いかにもスピードに優ったタイプであり、昨年暮れのG1で僅差の3着があるなど実績も申し分ない。だが、この馬とて過去の戦績で経験している千メートル通過の最速ラップは2歳時(ファンタジーS)56秒9。確かに超ハイペースではあるが、それはあくまでコーナー2回のどこかで息が入る展開で記録されたものであり「参考」に過ぎない。果たして、どこまで時計を短縮することができるか?53秒台のスピード競走でラストまで踏ん張りが効くがどうか?それは、「やってみなければわからない」というのが正直なところだろう。

それなら、3歳勢の未知の可能性よりも、むしろ古馬世代の経験値に注目してみる手もある。例えば、5歳牝馬のアルーリングボイス。昨年の北九州記念では、前半千メートル通過55秒1の通過ラップを早めに動いてゴール前、クビ差2着にまで浮上している。直線競馬は未経験でも、前半戦から先行勢が競り合う展開になれば、ラスト1ハロンでの決め手が生きてくる可能性がありうる。同じく古馬世代では、クーベルチュールやサープラスシンガーら4歳勢の速力にも時計の裏付けがあって注意が必要だ。だが、ここは「格より調子」が重要な夏競馬。休み明け初戦の仕上がりにも注意して、上位候補を絞っていきたい。

<結論>
◎アルーリングボイス
○マルブツイースター
▲エイムアットビップ
△アポロドルチェ
×ナカヤマパラダイス
注クーベルチュール
注サープラスシンガー
注タマモホットプレイ

アルーリングボイスは前走・福島戦取消後の出走になるが、あえて得意の小倉まで待機することなく、ここへと目標を切り替えてきた意欲を買う。陣営はゲート不安を盛んに公言しているが、ハイペースを追走する展開そのものへの不安はない。中団で流れに乗ることさえできれば、ゴール前の決め手の差で浮上してくるかも。
人気の3歳勢は、各馬の能力差がまだ判然としないので、とりあえず外枠から順番に評価(汗)。とはいえ、オープンクラスでのスプリント戦の経験値ならば、マルブツイースター最上位という見立てで特に問題はないだろう。以下では、直線競馬への適性を証明済みの古馬ナカヤマパラダイス。クーベルチュールやサープラスシンガーは、前述したとおり仕上がり状態を確認してから最終評価を下したい。
キルトクールは、シンボリグラン。歴戦のキャリアの持ち主で、新潟外回りコースでは確かに強いのだが、芝千二の持ち時計が1分8秒台と時計の裏づけを欠いているのが、どうか?

7月 20, 2008 08年競馬予想・回顧 |

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コメント

カノヤザクラから入って、結構沢山おさえましたが、シンボリグランのお陰で美味しかったです。
やはり、外枠で、夏は牝馬ですね・・・。

投稿: フセイン八木 | 2008/07/26 2:12:13

アイビスSD、新潟競馬場で現地観戦してきました(^^)/
事前の予想では有力馬を絞りきれず、さて、どうしたものか?と頭を悩ませましたが、パドックで各馬の状態を目の当たりにしてデキが良いな、と感じられたのは、サープラスシンガー、ステキシンスケクンといったあたり。ブログ予想ではキルトクール指名したシンボリグランも実績馬らしく堂々たる気配で、これは買わざるを得ないな・・・・と腹をくくりました。アルーリングボイスは、まだ馬体にちょっと緩みが残っており、気配ひと息。結局、サープラスシンガーの先行力に期待して、三連複をバラバラと購入した次第です。
誤算だったのは、直前評価でアポロドルチェの評価を落としてしまったこと。テンションが高く、最内枠ながら馬場入りも最後でしたから、こりゃ気性の課題を克服できないなと即断してしまったのが失敗の元です。
残り200メートル。外ラチ沿いの絶好のコース取りから押し切り濃厚だったサープラスシンガーに、「木幡・木幡っ!」と声援を送ったところまでは良かったけれど、その後は推して知るべし。開幕週ですから、良馬場なら最内枠でも外枠勢に対抗できる。そんな教訓と紙くずと化したハズレ馬券を手にして、新潟競馬場を後にしました。

投稿: 山城守 | 2008/07/27 3:34:54

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