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2008/07/27

【新潟夏競馬】今週は特別戦3鞍を予想します

Niigata_summer_series_2008_july_2今週のJRA重賞は、難解なハンデ戦・函館記念なので勝負をパス。わが準・ホームグラウンドの新潟夏開催に焦点を絞って、特別戦3鞍の予想を公開します。ちなみに開幕週は土日とも現地観戦でしたが、閃光特別ワシントンパーク(12番人気)、五頭連峰特別ダイワルピア(8番人気)、越後Sのダイイチミラクル(12番人気)などなど、まさかの伏兵の激走に頭を抱えるレースの連続でした。おかげで、三連複中心の馬券は大苦戦・・・・。
しかし、2週目の今週は捲土重来です。じっくりと自宅に腰を据え、PAT&グリーンチャンネルで密かに夏の新潟攻略を目論んでいます。

■第9レース 稲妻特別 芝・直線1000・1000万下・定量
開幕2週目。直線千メートルのコースは、土曜の新馬戦で僅かに1度使われただけ。
勝利への最短ルート・外ラチ沿いの走路はしっかりと温存されており、そこを通れるか否かがゴール前の明暗を分けることになりそう。外枠有利は、誰の目から見ても明々白々だ。ならば、17番の好枠を引いた実績馬・ゼットカークが主役候補の最右翼といえそうだが、57キロの斤量は3歳勢との比較で有利とはいえない。そこで、52キロの3歳牝馬の勢いに注目してみよう。

◎トーホウドルチェ
○ゼットカーク
▲セレスダイナミック
△ゴールデンリング
×モンテミウ
注アドマイヤフッキー

トーホウドルチェは、前々走(中京)と前走(福島)の芝千二で、ともに1分8秒台前半の時計をマーク。芝の状態が良かった中京と、開催3週目で少し荒れが目立ってきた福島の芝で、ほぼ同等の走破タイムなら、実質的な持ち時計はかなり短縮していると理解すべきだ。直線1000メートルの条件を求めて、関西から意欲の遠征。鞍上にも内田博を配してきたことから、陣営にとってもここは勝負の舞台だろう。ダッシュ鋭くラチ沿いのベストポジションを確保できれば、あとはゴールまで一目散
以下では、前々走の福島芝千二で1分8秒1の好時計を記録し、直線競馬でも好走歴のあるゴールデンリングだが、手綱を取るベテラン柴田善にとって、スタートから追い通しの競馬は体力的にちょっと辛い。実際のところ昨シーズンは、新潟・直線競馬で2桁着順ばかりだった。ならば、時計短縮の課題はあっても、最後の最後までしっかり馬を追ってくれる福永祐一のセレスダイナミックのほうが有力か。3歳牝馬モンテミウは、前走でトーホウドルチェに完敗。とりあえず、これくらいの評価が適当だろう。

■第10レース 佐渡特別 芝・内2200・1000万下・定量
◎ダイワワイルドボア
○シグナリオ
▲キングオブカルト
△ダイシンプラン
×テンシノゴールド
注マイネルグラシュー

現級でも粒揃いのメンバーが揃って楽しみな一戦だが、人気は関西から岩田康誠とのコンビで遠征してきたダイシンプランに集中している。だが、その岩田騎手自身が、実は今回の不安材料。新潟競馬場では04年のシーズン以来、出走歴が無く、コースの経験値に若干の不安があることを否めない。また、春開催で温存されていたAコースのラチ沿いがグリーンベルトとして機能している内回りコースでは、先行有利が目下のトレンド。差し脚質のダイシンプランより、コースロスなく立ち回れる先行タイプを狙ってこそ、妙味のあるレースだ。
3歳馬ダイワワイルドボアは、左回りのコースの中長距離でラチにピッタリと張り付くコース取りが、これまでの好走パターン。後藤のブラックキャニオンを除いて、内目の枠に先行タイプがいないこの組み合わせなら、7番枠からでもしっかりとマイポジションを確保できそう。2月の東京開催で芝二四を2分25秒8で走破した持ち時計から、時計勝負になっても不安はなく、リフレッシュした今回はしっかりと能力を出しきれそう。
これ以外では、降級戦の前走で叩き合って勝負根性をむき出しにしてきたシグナリオ、荒れ馬場の福島で不完全燃焼だったキングオブカルトも有力。マイネルグラシューは、初距離でこの大外枠がどう出るか?だろう。

■第11レース 関越ステークス ダ1800・オープン・別定
◎マコトスパルビエロ
○タガノエクリプス
▲イイデケンシン
△マイネルアワグラス
×ドンクール
注ハスフェル

別定戦ながら55キロの恵量なら、ここはマコトスパルビエロで断然という評価しかない。新潟のダートコースは、金曜の雨の影響で日曜日も稍重程度の状態と思われるが、仮に良馬場でも軽くて速い時計の出る砂。前・前で立ち回れる脚質が、ここでは強調材料になる。
断然の1番人気馬を本命に据える以上、馬券のポイントは相手選び。ブランク明けのマイネルアワグラスシルククルセイダーといった有力どころはいずれも叩き良化型でもあり、できれば、あまり馬券を買いたくない。そこで最内枠のタガノエクリプスに注目。前々走はスタート部分の芝、前走は距離と敗因が明白で度外視できる。条件が好転する今回は、走り頃なのかもしれない。
全日本2歳優駿ディラクエレインボーペガサスを下して以降、精彩を欠いているイイデケンシンも、過去3走は、苦手の芝・海外遠征・遠征帰り初戦と、情状酌量の余地が大きい。「謙信」の故郷・新潟コースで新潟県出身の村田騎手なら、かの毘沙門天の化身の名を辱めない好走があっても驚けないだろう。以下では、昨年2着のドンクールに、大勢決した後の無欲の追込に注意を払うべきハスフェルを、ヒモとして少々押さえておきたい。

7月 27, 2008 今週の注目馬, 08年競馬予想・回顧 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/07/20

【アイビスSD】経験値も問われる速力比べ

Niigata_long_straight_at_2008_jul_3夏の新潟名物・直線競馬の重賞競走。施行時期が開幕2日目に移され、今年で3年目を迎えるが、過去2年は、レース直前の驟雨や重馬場が災いし、優勝馬の走破時計も55秒台と低調な水準に終わっていた。だが、今年は土・日を通じ好天に恵まれそうで、パンパンの良馬場を舞台にした掛け値なしのスピード競馬になる。土曜日の500万下(閃光特別)で54秒5のタイムが記録されているのだから、重賞レベルでの決着タイムの目安は、おそらく53秒台中盤。ペース次第では、レコード更新の可能性も十分とみるべきだろう。
このレベルに耐えうる速力を装備した上位候補を見極めるために、出走各馬の持ち時計の比較が欠かせないが、今年のメンバーで直線競馬に出走した経歴をもつ馬は、わずかに5頭を数えるのみ。その最速時計も春競馬の条件戦で記録された54秒台なのだから、これではいささか心許ない。そこで、経験や持ち時計よりも、目下の勢いと軽量の利、さらには枠順の有利・不利のほうに注目が集まり、3歳勢や外枠の恩恵を受ける各馬が上位人気に支持されるという構図になっているようだ。
例えば、前日売り単勝オッズで1番人気の3歳牝馬エイムアットビップ。いかにもスピードに優ったタイプであり、昨年暮れのG1で僅差の3着があるなど実績も申し分ない。だが、この馬とて過去の戦績で経験している千メートル通過の最速ラップは2歳時(ファンタジーS)56秒9。確かに超ハイペースではあるが、それはあくまでコーナー2回のどこかで息が入る展開で記録されたものであり「参考」に過ぎない。果たして、どこまで時計を短縮することができるか?53秒台のスピード競走でラストまで踏ん張りが効くがどうか?それは、「やってみなければわからない」というのが正直なところだろう。

それなら、3歳勢の未知の可能性よりも、むしろ古馬世代の経験値に注目してみる手もある。例えば、5歳牝馬のアルーリングボイス。昨年の北九州記念では、前半千メートル通過55秒1の通過ラップを早めに動いてゴール前、クビ差2着にまで浮上している。直線競馬は未経験でも、前半戦から先行勢が競り合う展開になれば、ラスト1ハロンでの決め手が生きてくる可能性がありうる。同じく古馬世代では、クーベルチュールやサープラスシンガーら4歳勢の速力にも時計の裏付けがあって注意が必要だ。だが、ここは「格より調子」が重要な夏競馬。休み明け初戦の仕上がりにも注意して、上位候補を絞っていきたい。

<結論>
◎アルーリングボイス
○マルブツイースター
▲エイムアットビップ
△アポロドルチェ
×ナカヤマパラダイス
注クーベルチュール
注サープラスシンガー
注タマモホットプレイ

アルーリングボイスは前走・福島戦取消後の出走になるが、あえて得意の小倉まで待機することなく、ここへと目標を切り替えてきた意欲を買う。陣営はゲート不安を盛んに公言しているが、ハイペースを追走する展開そのものへの不安はない。中団で流れに乗ることさえできれば、ゴール前の決め手の差で浮上してくるかも。
人気の3歳勢は、各馬の能力差がまだ判然としないので、とりあえず外枠から順番に評価(汗)。とはいえ、オープンクラスでのスプリント戦の経験値ならば、マルブツイースター最上位という見立てで特に問題はないだろう。以下では、直線競馬への適性を証明済みの古馬ナカヤマパラダイス。クーベルチュールやサープラスシンガーは、前述したとおり仕上がり状態を確認してから最終評価を下したい。
キルトクールは、シンボリグラン。歴戦のキャリアの持ち主で、新潟外回りコースでは確かに強いのだが、芝千二の持ち時計が1分8秒台と時計の裏づけを欠いているのが、どうか?

7月 20, 2008 08年競馬予想・回顧 | | コメント (2) | トラックバック (1)

2008/07/13

【七夕賞】前走エプソムC組の取捨選択を考える

Tosho_voice_at_epsom_cup_08全国各地の夏競馬を舞台に、芝の重賞5競走で争われる「サマー2000シリーズ」の開幕初戦は、福島名物のハンデ戦「七夕賞」。比較的重い斤量を課される重賞常連の実績馬に、軽ハンデの上がり馬が挑むというレースの興趣は、まさしく夏競馬に相応しい一戦といえるだろう。両者の比較では、重ハンデの実績馬に軍配が上がるケースが多いようだが、「格より調子」が重要と言われる夏競馬のこと。出走馬の実績比較だけでなく、近走のローテーションというファクターにも注意を払っておく必要がある。
そこで、前走レース別の成績を確認してみると、目立っているのが、前走エプソムC(東京芝千八)をステップに参戦してきた馬たちの活躍だ。過去5年で2勝・4連対。3着入賞まで含めるなら、毎年何らかの形で馬券に絡むという実績を残している。今年も、前走エプソムC組は全5頭がエントリー。これらの取捨選択が、レースの行方を占ううえでの重要なポイントになることは、論を待たない。
エプソムCと七夕賞・・・・東京と福島のコース形態や距離・負担重量の条件設定に違いはあれど、ともに最終週の荒れ芝を舞台に施行されるG3重賞である。メンバー構成も似たようなレベルになることが多く、これら両レースの上位馬の顔ぶれが共通していても、確かに驚けない。だが、実際の傾向は少し異なっており、両重賞の上位馬が単純に連動しているというわけではない。

むしろ目立つのは、エプソムCで凡走し下位着順に泣いた馬が次走・七夕賞に出走し、一気に巻き返してくるパターンである。昨年の覇者サンバレンティン(8着→1着)や04年の2着馬ストロングブラッド(18着→2着)が、その典型例にあたる。大変身の背景には、エプソムCを叩いて馬自身の調子が上がっていたという事情もあるのだろう。だが、それだけではない。注目すべきは、両重賞のペースの違いである。
競馬データベースソフト・TARGET frontier JVを使用し、PCI(ペースチェンジ指数。レース前・後半のペースの違いを指数化したもの)を確認してみると、近年のエプソムC上位3頭の平均値(PCI3)は概ね50前後の値と、前後半のラップがほぼイーブンペース。それに対し、七夕賞では40台の指数が記録されることが多い。両者の比較では、七夕賞のほうがエプソムCよりも4ポイントほど数値が小さい(過去3年)というのがポイントだろう。すなわち、七夕賞では前半速いペースになって、後半3ハロンで上がりを要す展開になっている。この流れを味方に、平均ペースのエプソムCで不発に終わった差し馬の末脚が、ハイペースの七夕賞ではしっかり届いているという仮説が成立する。

もう一つ注目しておきたいファクターは、各馬のコース取り。最終週の荒れ芝で、逃げ馬を含む全馬が馬場の良い所を求めて、コースの外・外を回していく展開が想定されるが、小回りコースで外を通る距離ロスを考えると、少しでも内を通れるほうが有利であることも事実。昨年の覇者サンバレンティンにしても、4角で思い切って内に進路を向けたコース取りの選択が、ゴール前での大きなアドバンテージにつながった感がある。外差し一辺倒の不器用なタイプよりも、荒れ馬場を苦にせず自在に立ち回れる器用さを備えた出走馬に注目してみたい。

<結論>
◎トウショウヴォイス  53キロ
○グラスボンバー   57キロ
▲カネトシツヨシオー 57キロ
△マイネルキッツ   54キロ
×キャプテンベガ   55キロ
注ドリーミーオペラ   52キロ
注アルコセニョーラ  52キロ
注ヴィータローザ   56キロ

エプソムCのゴール前、内からスルスルと上位陣を猛追してきたトウショウヴォイスの決め手を評価する。過去の出走履歴からも典型的なサウスポーといえそうな同馬だが、得意条件というべき新潟の関屋記念(芝千六)を待つことなく、敢えて右回りの福島戦に挑戦。このローテーションの選択自体が、目下の体調の良さと、サマーシリーズ優勝に色気を持つ陣営の意欲を裏付けている。前走からハンデも3キロ軽減され、最終週の荒れ芝も苦にしないタイプならば、昨年のサンバレンティンと同様に、コース最内からの鮮やかな抜け出しを期待できるかもしれない。
これに続くのが、出走馬中エプソムCで最先着しているグラスボンバーと、福島開幕週のオープン特別を快勝したカネトシツヨシオーハンデ57キロ組。ともに福島巧者というべき実績の持ち主であり、直線外から併せ馬の格好で上位を狙ってくるだろう。両者の比較では、最終週の荒れ馬場適性が高そうなグラスボンバーを上位に取りたい。
マイネルキッツは、東京巧者のイメージが強いが、昨夏小回りの札幌で実績を残しており、コース替わりは意外と減点にならない。人気のキャプテンベガは、前走57.5キロを背負って完勝した事実を評価せざるを得ないが、デビュー以来、440キロ台の馬格にほとんど成長が見られないことが不満。初の長距離遠征で果たしてどこまでやれるか?人気ほどの信頼は置けず、ひとまず押さえの評価としてみた。
キルトクール候補馬は、印をつけた上記各馬以外ということになるが、単勝20倍以上の人気薄ばかり。敢えて「キル」と大見得を切るほどの意味はなく、今週は指名をパスしたい。

7月 13, 2008 08年競馬予想・回顧 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/07/06

【ラジオNIKKEI賞】軽量の恩恵プラスアルファが問われる

Fukushima_summer_series一昨年に負担重量の設定条件が「ハンデ」に改められて以降、54キロ以下の軽量馬が2年連続してワンツー・フィニッシュ。対照的に、55キロ以上のハンデを課せられた実績馬は「0-0-1-6」と苦戦を強いられており、クラシック未出走だった上がり馬有利の傾向が、従来以上に強調されている感がある。
そもそも「格より調子」を重視すべき夏開催の重賞レース。クラシックを目標に目イチに仕上げてきた反動が懸念される実績馬よりも、勢いに乗って参戦してくる上がり馬を狙うのは、セオリーに適っていると言えるだろう。今年も、ハンデ53キロで2戦2勝のダイバーシティが前日売り1番人気に推されるなど、大方の見解は、軽量の上がり馬優勢という傾向の再現を支持しているようだ。
だが、昨年・一昨年のこのレースを思い起こしてみると、当時の馬場状態は、雨で渋化した道悪だったり、ボコボコの荒れ馬場だったりと、時計を要する特殊な条件の下での争いだった。その事実には、改めて注意を払っておく必要がある。すなわち、スピードよりもパワーの優劣が問われる馬場状態になれば、通常の良馬場以上に、軽量の恩恵が上位馬の大きなアドバンテージとして作用していた可能性があるということ。2週前の阪神・マーメイドSの大波乱の結果にも象徴されているように、それもまた競馬のセオリーだ。

そうした視点で今年の福島の馬場状態を確認してみると、Bコース替わり初日だった開催5日目、芝千八の3歳未勝利戦の勝ち時計が1分47秒4と、昨年のラジオNIKKEI賞を凌駕する水準が記録されている。また、9レースの南相馬特別(芝二千・500万下)でも2分を切るタイムが出ているように、開催後半に突入してもまだまだ走破時計は速い。福島市内では土曜夜に小雨が降ったようだが、日曜日は好天の予報が報じられており、おそらくメインレースの時間帯になっても、良好な馬場状態が維持されるはず。となれば、軽量馬=買い、重量馬=消しという単純な分類法で着順が分かれるというよりも、時計の速い決着になっても対応できるポテンシャルの有無が問われてくるのではないか?
軽量の恩恵を受ける上がり馬の勢いを重視するだけでなく、スピード競馬への対応力も含めて、各馬の戦力比較を慎重に進めていく必要がありそうだ。

<結論>
◎スマートギア    53キロ
○タケショウオージ  56キロ
▲ダイバーシティ   53キロ
△アロマキャンドル  54キロ
×モンテクリスエス  55キロ
注ルールプロスパー 54キロ

前々走・京都の千八を1分49秒5、前走・中京千八を1分47秒4で勝利。ペースの違いはあれど、持ち時計を大幅に短縮しながら連勝街道を歩んできた上がり馬スマートギアの勢いに注目してみる。デビュー当初から課題だったスタートの鈍さは、ここに来て克服しつつあり、ペースの緩急に応じて自在に立ち回れる脚質の幅も、ここでは強調材料になりそう。武豊から福島得意の津村騎手への乗り替わりで単勝7倍台なら、馬券的妙味も十分だ。
同じく53キロのハンデを与えられ1番人気の支持を集めるダイバーシティは、大物感を漂わす勝ちっぷりに魅力があるものの、持ち時計の裏付けがなく、小回りコースへの条件変更に対応できるかどうかも未知数。ならば、56キロのハンデでも、このコースでデビュー勝ちを収めているタケショウオージのほうを上位に評価すべきではないか?今回は国枝厩舎の主戦というべき後藤騎手への乗り替わり。3月から使い詰めのローテーションでも状態をキープしており、ここでも勝負になる手応えがあればこその鞍上スイッチとみた。
2年連続で牝馬が3着に食い込んでいる事実も考慮し、連下にはアロマキャンドルをマークしておきたい。2走前のオークスTRでは溜める競馬で圧倒的な爆発力を披露。肝心な本番では道悪で決め手不発に終わったが、前走で減った馬体が回復していれば、牡馬相手でも侮れない。以下では、最内枠から好位を立ち回れそうなモンテクリスエスと、関西からわざわざ主戦・和田竜二とのコンビで遠征してくるルールプロスパーの逃げ粘りにも、少し期待してみる。
キルトクールは、若葉Sの覇者・ノットアローン。藤岡兄から蛯名への乗り替わりは一見すると鞍上強化と言えそうだが、高額条件になればなるほど、逃げの積極策を取らない鞍上との相性に疑問が残る。57キロのハンデにも陣営の泣きが入っており、直線であっさりと後続馬群に飲み込まれてしまうシーンが目に浮かんでくる。

7月 6, 2008 08年競馬予想・回顧 | | コメント (0) | トラックバック (1)