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2008/06/29

【宝塚記念】ドリームレースの夢からさめて

Meisho_samson_2007_jc春競馬のラストを飾るドリームレースと銘打ちながら、毎年のようにフルゲートに達しない出走頭数。エントリーしているのは、もう何度も手合わせをしているお馴染みの顔ぶれ。出馬表をいくら眺めてみても、ドキドキするような高揚感はいっこうに沸き上がってこない・・・・
こうして考えてみると、宝塚記念というのは、古馬G1のなかでも本当に地味な部類に属するレースだと思う。
もちろん、その年々によっては好メンバーが顔を揃え、混戦ムードが演出される場合もあるけれど、3歳牝馬ウオッカの参戦が賑々しく話題を集めた昨年のようなケースは、あくまで例外中の例外。多頭数で本命不在の大混戦よりも、人気を集める実績馬を中心に各馬の戦力図が比較的ハッキリしている今年のようなレースこそ、本来の意味で宝塚記念らしい一戦と言えるのかもしれない。
比較的小頭数のメンバー構成のなかを、人気を背負う実績馬が有無を言わせぬ強い勝ちっぷりを見せる。93年のメジロマックイーンや、96年のマヤノトップガンの勝利した宝塚記念がまさしくそんなレースのお手本だったが、今年のメイショウサムソンも今ではこれら古豪と肩を並べる実績を有する立場になった。春天で苦汁を飲まされた好敵手が宝塚には参戦してこなかったという事情も、上記の古豪2頭の優勝年と共通している。ならば、ここは素直に負けられない一戦と位置づけてもよいのではないだろうか?

実際のレースデータを確認してみても、出走頭数が15頭に満たない比較的小頭数の宝塚記念では、1番人気馬が圧倒的に好成績を残しており、馬券的にも波乱が成立する余地は小さいという結果が示されている。わずか14頭立ての一戦で、敢えて1番人気馬に逆らう道理はないと言うべきだろう。

■宝塚記念1番人気馬の着順分布(過去10年)
  出走頭数15頭未満 4-2-0-0 馬連平均配当 1,528円
  出走頭数15頭以上 1-0-0-3 馬連平均配当 7,215円

このような事情を鑑みても、馬券的に中波乱を期待するなら、本命馬を捻るより2着のヒモ荒れを想定した方がよい。上位2頭によるマッチレースになった年(99年・01年)を別にすれば、強い1番人気馬が優勝した年でも、ナリタセンチュリー(06年)のような伏兵が2着に突っ込んでくる可能性は残されている。雨予報が報じられている空模様と、稍重程度の馬場渋化も想定に入れつつ、もしやのケースにも備えを怠れない。

<結論>
◎メイショウサムソン
○アルナスライン
▲アドマイヤフジ
△ロックドゥカンプ
△アサクサキングス
注エイシンデピュティ

ここは素直にメイショウサムソンの勝機とみる。対抗するのは、目黒記念上位の4歳勢。大雑把に捉えるなら、まさしく前日売りオッズに反映された下馬評通りに決着が濃厚といえるだろう。だが、その目黒記念では天皇賞4着のホクトスルタンアルナスラインロックドゥカンプに先着。この事実をふまえれば、サムソン以外の春天組への目配りも必要と思われる。
中波乱決着を呼ぶ伏兵候補として、川田騎乗のアドマイヤフジに少し期待。良い脚は一瞬で、なおかつジリ脚質(笑)の中距離型。そんなタイプだからこそ、有力各馬が早めに仕掛ける消耗戦で台頭の余地がある。漁夫の利をさらう格好での2~3着入線なら、馬券的妙味もソコソコは期待できるかもしれない。

キルトクールは、思い切って2頭出し。
アドマイヤオーラカンパニーは、ともにタメを効かせた瞬発力勝負でこそ本領を発揮できるカミソリタイプ。雨馬場のなかでの消耗戦になってしまえば、やはり減点が必要だろう。昨シーズン、同じ勝負服に身を包んでサムソンを下した、ミスプロ系のムーンとはやはりタイプが異なる。

6月 29, 2008 08年競馬予想・回顧 |

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春のG?の総決算の宝塚記念。ただ、今年も雨が降りそうで馬場状態が微妙。今年の春のG?は雨が降ることが多かったが、まあ今回も馬場次第で難解になりそうで…。 【阪神10R:宝塚記念】 ◎?メイショウサムソン ○?ロックドゥカンブ ▲?アルナスライン △?アサクサキングス ×?エイシンデピュティ ×?カンパニー ×?エアシェイディ 今年も雨に祟られそうな宝塚記念。梅雨時期だけに仕方がないといえばそれまでだが、やはり良馬場でやってほしいという気持ちが強い。今年は強力な牝馬陣が不在。春のG?の勝ち馬が一頭... 続きを読む

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