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2008/05/13

【愛馬追悼】悲しい別れは突然に

Scepteredセプタード(当ブログひとくち出資馬)
父  Dubai Destination
母父 Nashwan
栗東・平田修厩舎 広尾TC所属
通算成績0-1-0-6
5月11日京都第1レース
9着で入線後、故障により予後不良
(写真は広尾TC公式サイトより転載しました)

日曜京都・朝イチのダート未勝利戦。待望の初勝利をめざしエントリーしていた愛馬が9着に敗退したというレース結果は、この日の朝、東京競馬場に出かける時点で知っていたし、鞍上の小牧太騎手が負傷しそれ以降のレースで乗り替わっていたことも、場内アナウンスで何度か耳にしていた。しかし、実際のレース映像を目のあたりにしたのは、日曜の夜、自宅にたどりついてからのこと。
左前球節部の開放もしくは粉砕骨折発症による予後不良・・・・・。直線で力尽き、後退を強いられたとはいえ、それでも先頭から9番目にゴール板を駆け抜けた愛馬が、その直後にまさか生命にかかわる程のアクシデントに見舞われるとは、全く思いも寄らない出来事だった。率直にいうなら、悲しいというより、今でも信じられない思いで天を仰ぐばかりである。
ゴール後、転倒した愛馬から投げ出され負傷した小牧騎手によるなら、同馬に異変が生じたのは、ゴールの手前で既に手応えを失ってからのこと。直線入口で内・外の両馬から挟まれる格好になり、一瞬身体を捻るような不自然な体勢を強いられたことは映像でも確認できるが、どうやらそれが直接の原因ということでもないようだ。

城崎哲氏の著作「コースの鬼」新書版によるなら、最近の競馬における出走馬の故障率は、芝で1.1~1.2%、ダートなら1.4%であるという。すなわち競走馬が100回レースに出走するなら、そのうち1~2回は何らかの事故に遭遇するリスクがあり、さらに運が悪ければ競走能力もしくは生命を奪われる事態にも見舞われる。誰のせいでもないけれど、それが競馬というジャンルの宿命。わずか500分の1口の出資を頼りにして愛馬のレースぶりに一喜一憂するクラブ会員であろうと、そのことを肝に銘ずべきことは当然だろう。だが、そうはいっても、無念の気持ちを抑えるのはやはり難しい。

いかにも外国産馬らしい逞しさを感じさせる筋肉で覆われたパワフルな馬体。素軽い先行力と卓越した闘争心。短い現役生活で遂に勝利を収めることはできなかったとはいえ、セプタードは、競走馬としての豊かなポテンシャルを感じさせてくれた頼もしい存在だった。最後のレース。クラブからの追悼コメントにもあるように、骨折後も力のかぎり走り続けゴール板を迎えた精神力の強さには、本当に頭が下がる思いがする。
今はただ、彼の冥福を祈るとともに、その勇姿をいつまでも心に焼き付けたいと願っている。

5月 13, 2008 ひとくち馬主日記 |

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コメント

はじめまして。
キルクル、助手のマリアちゃんと言います。

RSSに登録しているので、ちょくちょくお邪魔させていただいています。

セプタードのレース見ていました。
こういう事があると、何とも言えない気持ちが込み上げてきます。
レースの度に、1戦、1戦目に焼付け、忘れない様にしています。

命を賭けて走っている彼等・・・

悲しみは、計り知れないと思います。

セプタードの冥福を心よりお祈り致します。

投稿: マリアちゃん | 2008/05/13 17:20:05

>マリアちゃん(さん)

はじめまして。愛馬セプタード号へのコメントありがとうございます。
あんな出来事があって年甲斐もなく少々へこんでおりましたが、
あっという間に1週間が経って、明日からまた競馬です。
シンガポール遠征のコスモバルクも、いよいよ登場ですね。
今年の出走馬には、ドバイでウオッカを下し優勝した馬(JAY PEG)や、
香港のクイーンエリザベス2世Cでマツリダゴッホに先着した馬(BARIUS)もいて、
なかなかの強敵揃いですが、松岡騎手とのコンビなら、
彼の地で3度目の激走も期待できそうです。
頑張ってほしいですね。ではでは。

投稿: 山城守 | 2008/05/16 23:23:55

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