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2008/04/06

【ダービー卿CT】意外と重要な前走との斤量差

Reserve_card_at_08_nakayama_kinen中山競馬場の芝が全面オーバーシードに替わって、時計が速くなったと言われる、03年以降過去5年のレース結果を振り返ってみると、ハンデの軽重による有利・不利がわりとハッキリとした傾向となって表れているレースである。
まずハンデ頭の実績馬がわずか1連対(05年の優勝馬ダイワメジャーのみ)と全くの不振であること。さらに興味深いのは、前走との負担重量の比較による成績だ。前走よりも斤量増の出走馬が1連対にとどまっているのに対し、斤量減の恩恵を与えられた馬は7連対と、ほぼ毎年のように上位を賑わしている。これを具体的な数字で見ると、次のような傾向となる。

■ダービー卿CT(03年以降) 前走との斤量比較別成績
・前走より斤量増 1-0-1- 7 連対率11.1% 単回値 64
・前走と同一斤量 0-2-2-20 連対率 8.3% 単回値 0
・前走より斤量減 4-3-2-34 連対率16.3% 単回値176

なるほど、これなら過去5年のすべてが馬連50倍以上の配当に沸いた波乱であり、うち3年が馬連万馬券というのも頷ける。このレース、典型的な荒れるハンデ戦とみて予想を組み立てる必要がありそうだ。首位候補として狙うべきは、前走よりも斤量の軽い伏兵。今年の出走馬のうち、その条件に該当するのは8頭である。
とはいえ、前走よりハンデが軽い馬なら何でも狙い目というわけでもないだろう。優勝候補を絞り込むための条件として、さらにいくつかのファクターを吟味してみたい。

まず前走でも芝のマイル戦に出走していたという事実を重視。なかでも同じ中山マイルの東風ステークスからの転戦組で、かつ斤量減の恩恵を受けた馬は、ここでも「3-1-2-12」(単回値333)と好成績を残しており有力だ。もう一つ、気をつけたいのは前走から斤量減の程度。ハンデに恵まれたといっても、3キロ以上も一気に屋根が軽くなった格下馬は「0-0-0-6」と、さすがにここでは馬券に絡んでいない。
さらには、Bコース替わり1週目という事情も考慮して、ある程度前の位置で戦える器用さも重視したいところ。過去5年の優勝馬はすべて、勝負所の第4コーナーを7番手以内のポジションで通過していた。追い込み一手の不器用なタイプにまでは、出番が回ってこないということだろう。また、内有利が定石といわれる中山マイルという舞台接待まで考えると、12番枠より外から発走する馬には、割引の評価が必要なのかもしれない。
前走からの斤量メリット、臨戦過程・脚質・枠順。これらすべてを考慮して絞りに絞っていくと、狙って美味しい伏兵の名は自ずと浮かび上がってくる。一戦ごとに確実な上昇カーブを描いて、今回最内枠を引いたリザーブカード。実績上位馬を向こうに回して、ハンデ55キロで果たしてどこまでやれるか?大いに注目してみたいところだ。

<結論>
◎リザーブカード
○マルカシェンク
▲キングストレイル
△サイレントプライド
×ピンクカメオ
×ナスノストローク
×カンファーベスト
×グレイトフルタイム
×ダンスフォーウィン

リザーブカードにとって越えなければならない壁ともいえる存在が、実績馬マルカシェンク。今年のダービー卿CTは、この2頭によるマッチレースになるのではないか?と想定している。両者の比較では、2走前の中山記念でコンマ4秒の着差をつけ、マルカシェンクが完勝した事実を重視せざるを得ないが、当時と比べれば今回2キロ減の恩恵がリザーブカードには与えられる。机上の計算では、これでコンマ3秒時計の差が縮まるわけだが、上昇度と枠順・展開も味方につけ、何とか逆転を目指してもらいたいところだ。
これに続くのが、実績最上位・ハンデ頭のキングストレイル(6歳)。だが、この馬にとっては、少し嫌なデータがある。過去5年連対実績のすべてが、4~5歳の比較的若い世代に独占されているということだ。圧勝劇だった半年前の京成杯にしても、当時と今の馬場差を考慮すると、さほどの価値は認められないようにも思える。ひょっとして、嫌って妙味ある危険な人気馬なのかもしれない。
以下では、ハンデ戦でもあり、馬券圏内に突入する可能性を残す出走馬を手広くマークしておきたい。

キルトクールは、休み明け初戦のオーシャンエイプス。JC当日の前走では、惚れ惚れとするほどの仕上がりで、思わず単勝馬券を大量に買い込んでしまったが、使いつつ上昇カーブを描いてきた当時と今とでは条件が違いすぎる。素質を買われ、過剰人気を集めるようなら、今回に限って嫌ってみようかと思う。

4月 6, 2008 08年競馬予想・回顧 |

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先月後半は、仕事やらイベントでちゃんと予想が出来なかったので。 今週は頑張って・... 続きを読む

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