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2008/01/13

【ガーネットS】ハイペース歓迎の中堅級がお買い得

Three_avenue_at_garnet_s_2007中山のダート千二といえば、国内有数のハイペース量産コース。スタート直後から各馬がガリガリとやり合って、時に芝スプリント戦並みのハイラップさえ記録されるほどだ。実際、前半3ハロン通過ラップの平均値を他場の同条件と比べてみると、阪神が34秒8京都が34秒7なのに対し、中山では34秒0(1000万下クラス・過去3年平均値)。およそ1秒近くもペースが速い。前半から奔流のようなラップを刻みながら、玉砕覚悟で先行勢がぶっ飛ばす。毎回のように繰り返されるそんな展開こそ、中山ダート千二の醍醐味とも言えるだろう。
だが、これだけ流れが速いと、先行する各馬は直線坂のあたりで、さすがに苦しい。今度は前述のサンプルから後半3ハロンの平均値を確認してみると、阪神37秒0京都36秒6に対して、中山は37秒6と、最後に先行勢が止まる展開になっていることがわかる。
さらに流れが厳しくなる上級クラスの条件では、この傾向がさらに強調されるのも道理だろう。実際、過去5~6年のガーネットS優勝馬の顔ぶれを振り返ってみても、05年のメイショウボーラー1頭を除いて、全馬が好位・中団から鋭く伸びてきた差しタイプ。不良馬場でレース行われた昨年も、ハイペース=差し馬有利の傾向に変化はなく、今年も速い流れに乗って最後の最後に決め手を生かせるタイプを、本命候補と考えたいところだ。
もうひとつ考察しておきたいポイントは、ハンデキャップ。例年、重めの負担重量を課せられた実績馬が人気を集めるが、ハンデ頭は過去3年連続して苦戦中という傾向に注意を払っておきたい。昨年のリミットレスビッド(2着・59キロ)にしても、好位から速め先頭に立つ正攻法で押し切りを狙ったが、最後の最後にハンデが影響したか?ゴール前で微妙に脚勢が鈍ったように思える。狙い目のハンデは55~56キロの中堅クラス。重いハンデを背負う交流グレード競走の上位常連組よりも、中央のスピードレースで揉まれてきた勢いのあるタイプが、お買い得なのかもしれない。

<結論>
◎スリーアベニュー  56キロ
○ベルモントサンダー 55キロ
▲ニシノコンサフォス  57キロ
△トウショウギア    58.5キロ
×プリサイスマシーン 59キロ
注タイセイアトム    54キロ
注ワキノカイザー    55キロ

昨年の54キロでこのレースを制したスリーアベニューは、今回56キロのハンデ設定。実績を考えれば悪くない条件だし、休み明けを叩いて2戦目というローテーションも好感がもてる。重・不良のダートでは過去4戦してオール連対、中山コースも2戦2勝。「前が止まらぬ馬場で先行有利」というファンの先入観が影響して、ほんの少し人気を落としてくれれば、妙味も十分な本命馬といえるだろう。
南関移籍後も、大井でスプリント専業路線を歩み続けるベルモントサンダーは、中央時代に中山ダート千二で4連対という実績の持ち主。最近の活躍はめざましく、東京盃ではリミットレスビッドあたりと差のない競馬。前走でもJBCスプリントの覇者フジノウェーブを下しているのだから、55キロのハンデにも納得がいく。条件は揃った感があるけれど、あとは石崎駿が直線スムーズに捌いてこれるかどうか?それに尽きる。
以下では、比較的重量を背負う実績組。ニシノコンサフォスは、おそらく今回逃げの手に出て、ハイペースの流れを自ら演出するのだろう。完調手前だった前走から、どこまで回復しているかが注目点になる。
キルトクールは、ヤマノルドルフ。明け7歳にして初の重賞挑戦となったが、前走の馬体重が590キロ。休み明けの今回は600キロオーバーの可能性もあり、これほどの目方になると、さすがに息切れが心配だ。

1月 13, 2008 08年競馬予想・回顧 |

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コメント

お久しぶりです。
今年も、よろしくお願いします。
さて、「タイセイアトム」、やけに強かったですね。
直線、話しちゃったもの・・・。

投稿: フセイン八木 | 2008/01/14 10:07:29

>フセイン八木さん
中山ダ千二の大外枠に恵まれたとはいえ、昨秋時点まで1000万下で足踏みを続けていた馬が、あれよあれよという間に重賞ウイナーになってしまうのですから、その急成長ぶりには恐れ入るばかりです。
その戦績を振り返ってみると、ダート千二限定という風情がありますが、おなじみディバインシルバーも地方へ移籍してしまったので、ひょっとしたらJRAのダート・スプリング路線をリードする存在にまで、成長するのかもしれませんね。

投稿: 山城守 | 2008/01/20 2:42:20

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