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2008/01/27

【アメリカJCC】自力で勝ちに行く馬を狙う

Admire_main_at_the_derby06時間不足のため、今週の予想エントリは簡略版にて失礼します。

◎アドマイヤメイン
○ドリームパスポート
▲トウカイトリック
△トウショウナイト
×エアシェイディ
注シルクネクサス
注サンバレンティン

実績の比較なら、G1でも上位を狙えるドリームパスポートが断然であることは明白。だが、骨折明けの2戦を振り返ってみると、やや消極的なレース運びに終始している点が気になる。一昨年のシルクフェイマスといい、昨年のマツリダゴッホといい、自ら勝ちに行く積極的な意志を示した者にこそ、勝利の女神は微笑むというのが、このレースのポイント。2~3着争いならともかく、優勝を狙うなら自力でペースを演出できるタイプのほうが面白い。
そこで、アドマイヤメイン。前走のオープン特別では引くに引けない展開になって、さすがに最後力尽きたが、今回は単騎が叶いそうな組み合わせに恵まれた。道中どこかでひと息入れて、4角である程度のリードを奪うことができれば、後続の末脚を完封する能力はある馬。ドリパスが大事に乗りすぎるようなら、そのままゴールまで影を踏ませぬシーンもありうる。
以下では、勝負所の反応が課題となるが中長距離戦で常に安定したレースができるトウカイトリックと、叩き5戦目で馬体も絞れていれば、そろそろエンジン点火の可能性があるトウショウナイトエアシェイディは、中山だと前走と同様、外・外を回していく策しか取れないが、ナタの切れ味を要求されてもそれなりに対応できるのは強み。
大穴を1頭あげれば、レースの流れと全く関係ないところで、後方一気に徹することができるタイプ。名うての福島荒れ馬場巧者・サンバレンティンが中山の最終週でも台頭する場面があるかも。
キルトクールは上がり馬・ブラックアルタイル。前走の力でねじ伏せるような競馬がG2レベルでも通用するかが見所だが、今回はいかにも枠順が不利。

1月 27, 2008 08年競馬予想・回顧 | | コメント (2) | トラックバック (5)

2008/01/20

【日経新春杯】スローペースで問われる適性

Admire_jupiter_at_copa_republica_ar出馬表を見渡して気がついたことだが、今年の日経新春杯には典型的な逃げ馬が1頭もエントリーしていない。「前々で粘り込みたい」とか「今度は積極策で臨むつもり」などと先行する作戦を臭わす陣営は確かにいるけれど、そんな馬にかぎって、出遅れの前科があったり、不器用で行き脚のつかないタイプだったりする。結局、何かが押し出される格好で先手を取るのだろうが、どの馬がペースメーカーになっても、道中はかなり緩い流れに落ち着きそうだ。
スローペースの日経新春杯・・・・そう問われて、思い出すのは05年の一戦サクラセンチュリーナリタセンチュリーによる肉弾相打つ「世紀の対決」だ。前半1000メートル通過が64秒1という「超」のつくスローの展開から、勝負の分かれ目になった第4コーナー。そこで外から強気に押し上げたサクラが、内のナリタに接触しそれを弾き飛ばすという格闘技顔負けの攻防が繰り広げられたわけだが、ナリタセンチュリーの手綱を取った武豊騎手のコメントによるなら、あれは「内の馬が徐々に外に張り出して来ていて、ボクの馬がその圧力に押されてフラフラしたのが真相」(武豊公式サイト・2005年1月の日記・コラムより引用)。結局、密集した馬群からスムーズに抜け出せる態勢を取れたがどうかが、勝敗を分ける最大のポイントになった。
おそらく今年も道中の馬群は、スローペースらしくぎゅっと密集した形状になって、馬群の中での立ち回りであるとか、道中の折り合いといったファクターが、直線の攻防にまで影響を残しそうな予感がする。鞍上の指示に忠実にしたがい、動くべきところで動ける自在性。そんな適性の有無が、問われる一戦になるのだろう。

加えて言うなら、同じスローペースでも、05年当時は僅か10頭の小頭数、今年は16頭の多頭数競馬という違いがある。出走頭数が増えた分、4角で馬群が外に膨れるサイズも大きくなるわけで、サクラセンチュリーのように終始外を回していく戦法では、距離ロスのリスクも増大してしまうことに注意したい。京都の芝コースは開催3週目で徐々に外差し有利の傾向が出てきたとはいえ、まだまだ馬場の内目から抜け出す戦法が通用する。その傾向は、内からスルスルと抜け出してきたファイングレインが、あっという間に先行各馬を交わし去っていった土曜のメインレース(淀短距離S)を見ても自明だろう。
ゴール前では、内からいち早く抜け出した馬と、外から差してくる馬が拮抗する決め手比べの競馬になりそうだが、前者のほうに若干のアドバンテージを認めつつ、勝負の行方を占ってみたい。

<結論>
◎アドマイヤジュピタ 57キロ
○トウカイエリート   56キロ
▲ダークメッセージ  55キロ
△ヒラボクロイヤル  54キロ
×オースミグラスワン 56キロ
アドマイヤモナーク 56キロ
注マキハタサイボーグ 56キロ
注トウショウパワーズ 54キロ

ハンデ戦とはいえ、有力どころの負担重量設定が54~57キロと狭いゾーンに固められている。これすなわち、今年は上位各馬の力関係にあまり差のない接戦であると、JRAのハンデキャッパーも認めているということ。そんな構図のなかでも、57キロの評価を与えられたアドマイヤジュピタの強さには、やはり一目を置かざるを得ない。好位で運べる自在性と、鞍上のゴーサインに応じて瞬時に抜け出せる決め脚の速さを持ち合わせたタイプで、多頭数のスローペースは望むところ。道中の位置取りや折り合いに他馬が苦心を強いられる展開になればなるほど、その持ち味は際だってくるはずだ。
秋の京都最終戦で復帰し、上々のレース内容だったトウカイエリートが相手候補の筆頭だが、外から差してくる▲△×の各馬もハンデを考慮すれば、対抗格と差のない評価が必要だろう。
注の各馬は、決め手比べになるとやや分が悪いタイプ。その分、3~4角の立ち回りでいち早く好位置を取れるかどうかがポイントで、上手く内を捌いて抜け出してこれるようなら馬券圏内に食い込んでくる可能性を残す。
キルトクールは、昨年の覇者・トウカイワイルド。今にして思えば、昨年のレースでは何もかもが上手く運びすぎて恵まれていた印象。あらためて真価を問う一戦になるが、精彩を欠く近走を振り返れば、陣営があまり強気になれないのも仕方がないところか。

1月 20, 2008 08年競馬予想・回顧 | | コメント (2) | トラックバック (3)

2008/01/13

【ガーネットS】ハイペース歓迎の中堅級がお買い得

Three_avenue_at_garnet_s_2007中山のダート千二といえば、国内有数のハイペース量産コース。スタート直後から各馬がガリガリとやり合って、時に芝スプリント戦並みのハイラップさえ記録されるほどだ。実際、前半3ハロン通過ラップの平均値を他場の同条件と比べてみると、阪神が34秒8京都が34秒7なのに対し、中山では34秒0(1000万下クラス・過去3年平均値)。およそ1秒近くもペースが速い。前半から奔流のようなラップを刻みながら、玉砕覚悟で先行勢がぶっ飛ばす。毎回のように繰り返されるそんな展開こそ、中山ダート千二の醍醐味とも言えるだろう。
だが、これだけ流れが速いと、先行する各馬は直線坂のあたりで、さすがに苦しい。今度は前述のサンプルから後半3ハロンの平均値を確認してみると、阪神37秒0京都36秒6に対して、中山は37秒6と、最後に先行勢が止まる展開になっていることがわかる。
さらに流れが厳しくなる上級クラスの条件では、この傾向がさらに強調されるのも道理だろう。実際、過去5~6年のガーネットS優勝馬の顔ぶれを振り返ってみても、05年のメイショウボーラー1頭を除いて、全馬が好位・中団から鋭く伸びてきた差しタイプ。不良馬場でレース行われた昨年も、ハイペース=差し馬有利の傾向に変化はなく、今年も速い流れに乗って最後の最後に決め手を生かせるタイプを、本命候補と考えたいところだ。
もうひとつ考察しておきたいポイントは、ハンデキャップ。例年、重めの負担重量を課せられた実績馬が人気を集めるが、ハンデ頭は過去3年連続して苦戦中という傾向に注意を払っておきたい。昨年のリミットレスビッド(2着・59キロ)にしても、好位から速め先頭に立つ正攻法で押し切りを狙ったが、最後の最後にハンデが影響したか?ゴール前で微妙に脚勢が鈍ったように思える。狙い目のハンデは55~56キロの中堅クラス。重いハンデを背負う交流グレード競走の上位常連組よりも、中央のスピードレースで揉まれてきた勢いのあるタイプが、お買い得なのかもしれない。

<結論>
◎スリーアベニュー  56キロ
○ベルモントサンダー 55キロ
▲ニシノコンサフォス  57キロ
△トウショウギア    58.5キロ
×プリサイスマシーン 59キロ
注タイセイアトム    54キロ
注ワキノカイザー    55キロ

昨年の54キロでこのレースを制したスリーアベニューは、今回56キロのハンデ設定。実績を考えれば悪くない条件だし、休み明けを叩いて2戦目というローテーションも好感がもてる。重・不良のダートでは過去4戦してオール連対、中山コースも2戦2勝。「前が止まらぬ馬場で先行有利」というファンの先入観が影響して、ほんの少し人気を落としてくれれば、妙味も十分な本命馬といえるだろう。
南関移籍後も、大井でスプリント専業路線を歩み続けるベルモントサンダーは、中央時代に中山ダート千二で4連対という実績の持ち主。最近の活躍はめざましく、東京盃ではリミットレスビッドあたりと差のない競馬。前走でもJBCスプリントの覇者フジノウェーブを下しているのだから、55キロのハンデにも納得がいく。条件は揃った感があるけれど、あとは石崎駿が直線スムーズに捌いてこれるかどうか?それに尽きる。
以下では、比較的重量を背負う実績組。ニシノコンサフォスは、おそらく今回逃げの手に出て、ハイペースの流れを自ら演出するのだろう。完調手前だった前走から、どこまで回復しているかが注目点になる。
キルトクールは、ヤマノルドルフ。明け7歳にして初の重賞挑戦となったが、前走の馬体重が590キロ。休み明けの今回は600キロオーバーの可能性もあり、これほどの目方になると、さすがに息切れが心配だ。

1月 13, 2008 08年競馬予想・回顧 | | コメント (2) | トラックバック (4)

2008/01/05

【中山金杯】お年玉レースは運だめしのハンデ戦

あけましておめでとうございます。
正月のJRA重賞第1弾・東西の金杯は、JRAプレミアムによる配当金上積みが加算されるお年玉レース。そんなわけで、中山金杯の予想印だけひっそりとアップします。馬券は各馬の3連単ボックスやらフォーメーション多点買いで、新年の運だめしを。

A_happy_new_year_2008_nakayama中山金杯(G3)
◎サイレントプライド
○ブラックタイド
▲アドマイヤフジ
△アサカディフィート
×エアシェイディ
注メイショウレガーロ
注シルクネクサス


キルトクールは、外目の枠を引いてしまった勝浦グラスボンバー
馬券候補を上記7頭に絞るため、やむなく「キル」選択を下したが、本音を言えばかなり怖い穴馬だと思います。

1月 5, 2008 08年競馬予想・回顧 | | コメント (3) | トラックバック (1)