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2007/12/31

【桐花賞】2番手以下は横一線!

Tensho_boss_at_tohkasho_last_year12月31日(月) 水沢第9レース 
桐花賞(ハーツクライ賞)ダ二千
◎テンショウボス 小林俊
○ダンディキング 草地保
▲マツリダワルツ 南郷家
△ハルサンヒコ  村上忍
△サンシャインヘイロ 関本淳
△サイレントエクセル 板垣吉

07年の大晦日を締めくくる水沢競馬のグランプリ・レース。岩手競馬にとって、今年はまさに激動の1年。3月の存廃騒動では辛くも存続の決定が下されたが、その後も「収支均衡を達成する見込みがない場合は廃止」というイバラの条件を背負わされ、2度に渡る大幅なコスト削減を断行するなど薄氷を踏む運営を強いられてきた。だが、12月には県知事が来シーズンの競馬存続を公式に表明。そんな紆余曲折を経て、今年も無事この日を迎えることができたのは、ファンにとって感慨深い限りだ。

さて、そうした「場外」での出来事はさておき、レースそのものに焦点を合わせてみると、今シーズン最も特筆すべきことは、岩手のエースの座に登り詰めたテンショウボス(牡4歳)の充実ぶりだろう。年間を通じコンスタントに出走履歴を重ね、距離千二のスプリント戦から二千五百の長丁場まで条件を問うことなく、すべてのレースで持てる能力を全開。長期休養中の同世代の好敵手オウシュウクラウンの穴を埋める余りある八面六臂の活躍で、いまや岩手におけるトップの座を不動のものとした感がある。年末最後、この大一番でも圧倒的な1番人気に支持されることは間違いないが、死角らしい死角はまったく見あたらない。小林俊彦騎手の手綱に導かれ、年度代表馬の確定に花を添える勝利をもう一つ追加する見通しは、100%に近い確率で実現することだろう。

首位候補の実力が頭一つ抜けている分、2番手以下は横一線という印象。3連単なら意外と配当的妙味もありそうで、ならば、ここは思い切って馬の能力・実績よりも、騎手に重きを置いた予想で馬券を楽しんでみたい。

注目は、ダンディキングに騎乗する草地保隆騎手。到底届かないような位置からでも豪快に追い込んでくるエキセントリックな決め打ち系ジョッキーという印象があるけれど、レースにおける展開推理と戦略力の高さには相当なものがある。岩手競馬情報館の論客・エクリプス氏によるなら、「草地騎手は1800m以上の距離では逃げ戦法を取ることが多い」とのこと。また、今回逃げると目されるジュリア(斉藤雄)は大外の8枠を引いた。ならば、ここは先手必勝と見て、草地騎手がその機先を制する戦法に出る公算は高いのではないか?勝負どころ、テンショウボスのスパートをどう捌いていくかが見物だが、ゴーサインのタイミングひとつで不動の本命馬を慌てさせる可能性をもつ唯一の存在とみて、対抗に推す。
2年前のこのレースで伏兵・マツリダパレスを操り、あっと言わせる波乱を演出した南郷家全騎手にも注目してみたい。今シーズンは僅か23勝と前年から大きく勝ち星を減らし、リーディングの順位は不本意なポジションに低迷。最近は盛岡の夜の街でも「いい馬の騎乗が少なくて・・・・」などとボヤいている噂を耳にするけれど、がけっぷちジョッキーならではのガッツに期待する手もあるだろう。手綱を取るのはお手馬・マツリダワルツ。ゴッホによる有馬記念制覇の余勢を駆るマツリダ軍団のエース格牝馬である。小回りコースといえど、向正面から全馬がわっせわっせと手綱を動かし早めに追い出す展開になりがちな水沢コースの長丁場。差し・追い込み勢にも十分浮上のチャンスは残されており、直線、南郷騎手の水車鞭が炸裂すれば、馬券圏内突入の可能性も十分だろう。

以下では、安定した戦績を評価できるハルサンヒコサンシャインヘイロサイレントエクセルらを上位候補とみたが、不動の本命1頭を除けば、残り各馬にほとんど能力差は感じられず、ヒモ穴探しならとにかく手広くということを肝に銘じておきたい。繰り返しになるが、3連単なら配当的妙味も期待できそうで、◎の1着固定から○▲、さらには手広くチョイスしたヒモ穴各馬を組み合わせ、3連単フォーメーションで今シーズン最後の高配当獲得を狙ってみるのも面白い。

12月 31, 2007 岩手競馬, 07年競馬予想・回顧 |

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