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2007/12/27

【広尾07年募集馬】マゾな魅力は希薄になったが

Hiroo08_select1大方のクラブ法人で新年度の募集受付もひと段落した師走のこの時季、今年も広尾サラブレッド(旧サウスニア・レースホース)2歳馬募集がひっそりと開始された。看板を「広尾」に掛け替える以前から、年間募集頭数が10数頭と少数精鋭(?)をモットーに営業してきたクラブだが、今シーズンの募集ではさらに頭数が絞られ、僅か9頭のラインアップに。しかも、うち3頭は、既に昨年から1歳馬として募集されていた顔ぶれである。つまり、今回は実質的に外国産2頭・内国産4頭の計6頭のみが新登場ということになる。
さて、この新規追加6頭の販売価格は、最高でも2310万円(内国産のスペシャルウィーク産駒)という設定。一口あたりに換算すると3~4万円台が中心という値付けになっている。旧サウスニアといえば、クーヨンガの娘であるとか、ヨハネスブルグの弟であるとか超弩級の良血外国産馬を輸入してきて、たった500分の1の出資口数でも目玉が飛び出るような募集価格で売るという、ある意味とても強気で個性的なクラブだったが、当時に比べるとお値段のほうもだいぶ大人しくなったという印象を受ける。これなら以前、清水の舞台から飛び降りる覚悟で出資してきた良血マル外1頭分の価格で、3~4頭にお金を回すこともできるだろう。出資を検討する側とすれば随分と気楽になったが、その分、リスク覚悟で大枚を投じる行為について回るマゾヒスティックな興奮も希薄になった。
新代表のもと、独自の馬づくり・馬えらびで「ONLY ONE」をめざすといいながら、結局このクラブもかつての個性やアクの強さを薄めて、普通のクラブになってきたということか?98年の前回リニューアル当時にぶちあげた「世界制覇」のキャッチフレーズも、今では見果てぬ夢となって、マルーン(かつてのクラブの愛称)の野望は遠く成りにけりという趣も感じる。
ちなみに、今回の募集は「select1」と銘打たれており、将来の繁殖入りを視野に入れた牝馬中心ラインアップという触れ込みである。裏を返せば、外国産牡馬については、年明け以降、海外セールで調達してきた目玉商品を「select2」「3」として、賑々しく売り出す展開も考えていますよ、ということだろう。だが、出資者の立場からすると、それはそれ、これはこれである。まだヴェールに包まれた追加募集をじっと待つよりも、クラブから送られてきた綺麗なパンフレットを眺めつつ、各馬の馬体や血統を見比べながら、あれこれ馬選びを考えるほうがやはり楽しい。

そんなわけで、26日までとされていた先行受付には、結局、4頭への出資を申し込んでしまった(汗)1頭あたりの出資は1口限定。その分、できるだけ多くの愛馬と苦楽を共にしたいというのが当ブログ管理人のポリシーである。かつて出資してきた愛馬たちの未勝利保証も有効活用して予算を組むと、しめて10万円強のお値段になった。

<そのまま、そのままっ!! 08年出資予定馬>
■インティザー'06 愛国産・牝(父シングスピール)
母父ミスタープロスペクターの割に妙に割安感のある価格設定と品のある馬体の造り。芝千四~マイル路線で1000万下クラスまで出世してくれれば。

■レディストロベリー'06 内国産・牡(父スペシャルウィーク)
秋の東京開催で地味目の連勝を飾り準オープンにまで出世したラズベリータイムの弟。まだ成長の糊代が大きそうな馬体で、少しだけ父の面影を感じさせる風貌がよい。

■グディニア'06 内国産・2歳牡(父コロナドズクエスト)
大きな腹袋と立ち気味の繋ぎはいかにもダート適性が高そう。松永幹夫厩舎に所属予定というのもポイント。かつて交流重賞で大活躍した師の手腕に少し期待。

■シトラスフレーバー'06 内国産・牝(父プリサイスエンド)
かつての出資馬が繁殖入りして産んだ初仔。栗毛の馬体には、確かに母の面影がある。こりぁ出資しないわけにいかないでしょ。

ちなみに、この世代では昨シーズン既にミスティーク'06(父フサイチペガサス)にも出資をしてしまっているので、あわせて5頭の布陣となりそう。僅か2頭から始まった当ブログ出資馬の頭数もあれよあれよという間に増殖して、現時点では再ファンド前提で地方転出中の愛馬も含めると総勢17頭にまで膨れあがってしまった。何だかんだと言いつつ、当分このクラブからは足抜けできそうにありません。

<そのまま、そのままっ!! 現在の出資馬の顔ぶれ>
5歳
 オフィサー    (オープン・栗東・森厩舎)
4歳
 ジークエンブレム (500万下・美浦・藤沢厩舎)
 グランドミッション (500万下・栗東・吉田厩舎)
 ルクシオン    (500万下・栗東・平田厩舎)
3歳 
 チェルシーザベスト(未勝利・美浦・二宮厩舎)
 ハイドパーク   (地方1勝・岩手・桜田勝厩舎)
2歳
 フェイムロバリー (500万下・栗東・小崎厩舎)
 クールドリオン  (500万下・美浦・二宮厩舎)
 セプタード     (未勝利・栗東・平田厩舎)
 オーロラストーム (未勝利・栗東・松永幹厩舎)
 スタンニング   (未出走・栗東・角居厩舎)
 クリストフォルス (未出走・栗東・角居厩舎)
1歳
 ミスティーク'06  (美浦・藤沢厩舎)
 これに上記の新規出資馬4頭が加わる見通しです。

12月 27, 2007 ひとくち馬主日記 |

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コメント

ひとつ気になることがあるんですが、ブルーインベスターズで追加募集されたサンデーウィッシュの仔(森厩舎で一口6万円)が広尾サラブレッド倶楽部が募集を見送った馬ではないかと…考えすぎかなあ。

投稿: ボルジャノン | 2007/12/27 23:03:54

Sunday Wishの'06。今週の週刊競馬ブック紙上でも「追加募集馬緊急発表!」と賑々しく宣伝されていました。母のSunday Wish(サンデーサイレンスの半妹)は、米国で繋養されている繁殖牝馬なので、マル外募集馬ですね。広尾との関係はよくわかりませんが、ブルーのHPで動画を見ると、この時期の牡馬にしてはちょっと造りが華奢すぎるかも?という印象を受けました。堂々たる血統背景を考えると、3,000万円の募集総額はリーズナブルかもしれませんが、同馬の全兄(フサイチウィッシュ・中央未勝利で東海地区へトレード)の戦績を考えると、過度な期待はどうかな?という評価です。ではでは。

投稿: 山城守 | 2007/12/28 1:14:53

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