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2007/09/29

盛岡競馬にコスモバルクが出現

Cosmo_bulk_at_tokyo_tennoh_sho_06個人的にまだ週末の競馬に専念できる環境にないので、今週もまたまた短縮版のエントリにて失礼します。
さて、中山・阪神・札幌開催も今週で最終週。秋のG1初戦のスプリンターズSにも、もちろん要注目だが、それより何より日曜日のサプライズは岩手競馬が用意してくれた。盛岡の第10競走に組まれた重賞・岩手県知事杯OROカップ(芝千七)に、あのコスモバルクが参戦を決めたのだ。
いつものシーズンなら、秋天→JC→有馬と続く芝のG1参戦を睨んで、JRAの重賞競走をステップに始動する北の怪物が、敢えて盛岡の芝に矛先を向けてきた理由。そのへんの気になる事情に関しては、テシオブログさんに掲載された田部調教師のインタビューが参考になる。道営競馬の復帰戦(瑞穂賞)でまさかの3着敗退、オールカマーには出走除外、さらにはインフルエンザによる移動制限・・・・既に6歳を迎えた古豪にとって、この秋はけっして順調とは言い難い出来事が続いている。
だが、そんな逆境を逆手にとって、芝の地方交流重賞をステップに再び大舞台をめざそうという陣営の意気込みが素晴らしい。地方競馬の星はまだまだ健在という、強い自負と使命感のようなものが伝わってくるようだ。
そのコスモバルクは既に金曜日に盛岡へ入厩、土曜・朝には芝コースでのスクーリングも済ませており、臨戦態勢はほぼ万全。国際G1ホースが57キロの負担重量で出走できるし、相手関係の比較からも負ける可能性はほぼゼロといってもいいだろう。馬券的妙味はともかく、いったいどんな勝ちっぷりをみせてくれるのか?岩手だけでなく、全国の地方競馬ファンの度肝を抜いてくれるような鮮やかな復活劇を楽しみに待ちたい。

盛岡10R 岩手県知事杯OROカップ
◎コスモバルク(北海道)
△ボスアミーゴ(岩手)
△オグリホット(笠松)
さて、G1スプリンターズSの予想なども次に少々。

近年のJRAのスプリントG1の基本的傾向を一言でまとめてみると、生粋の短距離走者よりもマイラーや海外組など別路線組からの活躍が目立つということ。それだけに、夏場のスプリントシリーズなどで千~千二の距離を使い込んできた組は、ちょっと敬遠してみたい。また、中山・芝千二の枠順別の成績をチェックしてみると、7枠までは大丈夫でも大外8枠(15番・16番)の苦戦傾向がわりとはっきりと出てきている。
そんなわけで、サンアディユ(夏の短距離女王)、スズカフェニックス、キングストレイル(大外枠)ら人気どころの評価を割り引いて考えていくと、浮上してくるのが3歳牝馬アストンマーチャンだ。北九州記念は終始馬場の悪いところを通らされたのが敗因で度外視できるし、元値は暮れの2歳重賞で後のダービー馬とクビ差の接戦を演じたほどの能力の持ち主。スタートから先手を取って影さえ踏ませぬ圧勝劇があっても、けっして驚けない。マーチャンの大楽勝を勝手に想定し、相手選びは苦しくなった先行勢をゴール前で交わしていく差し馬を中心に狙ってみたい。

中山11R スプリンターズS
◎アストンマーチャン
○ペールギュント
▲プリサイスマシーン
△スズカフェニックス

短縮版といいながら、けっこう長くなってしまいましたぁ。
来週からはいよいよ地元の府中開催。ほぼ1か月太平の眠りを貪っていた当ブログも、そろそろ復帰に向けて始動していきます。

9月 29, 2007 岩手競馬, 07年競馬予想・回顧 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/23

【注目馬】神戸新聞杯・ホクトスルタン

Hokuto_sultan当ブログ管理人の右手負傷により、まだキーボード・マウスの操作が難しく、今週も長文予想はお休みしますが、復帰に向けたリハビリということで、神戸新聞杯の注目馬エントリです。
今年から新装阪神の外回り・二四に舞台を移して争われる菊花賞トライアル。新コースでいったいどんな展開になるのか?想定が難しいけれど、距離延長+大半の馬が久々という条件なら、手探りの中でもアッサリ先手を奪った馬に、流れは味方するかも。
そこでホクトスルタン。春~夏シーズンは雨の青葉賞で完敗したが、それ以降の福島・札幌2戦の内容が出色。ハナを取って折り合って進めれば、直線でもそう簡単に航続を寄せつけない力を身につけた。燃える気性の持ち主だけに当日輸送の克服が課題になるが、栗東への転厩で輸送距離が短くなるのも良いだろう。クラシック組との対決で勝ちきるまでは難しいかもしれないが、父子菊花賞連覇、さらには親子4代天皇賞制覇の夢に向けて、何とか菊花賞への出走切符を手にして欲しい。

9月 23, 2007 今週の注目馬, 07年競馬予想・回顧 | | コメント (2) | トラックバック (1)

2007/09/16

今週もお休みします

藤田騎手が調整ルームの階段から転落して「右肩鎖関節亜脱臼ならびに右肩関節挫傷」の大怪我を負ったとのことですが、当ブログ管理人も先々週の某日、階段からの転落が原因で「右手なんとか骨」を骨折中です。こちらは藤田騎手ほどの酷い怪我ではないけれど、依然として右手がギブスでグルグル巻き状態でどうにもなりません。そんなわけで申し訳ありませんが、今週もブログの更新はお休みをいただきます。

9月 16, 2007 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/09/09

今週はお休み

えー、私事で恐縮ですが、先週右手を負傷してしまい、現在ギブスで完全に固定した状態になっています。幸い左手のほうは大丈夫なのですが、キーボード操作がさすがに難儀です。そんなわけで、今週のJRA重賞予想エントリはお休みをさせてください。
ちなみに京成杯AHの注目馬は、平凡な狙い目ですけど、ストーミーカフェ。逃げ馬有利のセオリーは今年も健在と読んだのですが、ちょっと人気になりすぎでマークがきつくなるかな? その他レースからは、中山8レースのパーフェクトマッチ、阪神10レースのドラゴンファイヤーなどにも期待しています。

9月 9, 2007 日記・コラム・つぶやき, 07年競馬予想・回顧 | | コメント (4) | トラックバック (1)

2007/09/02

【新潟2歳S】コース改装6年目にして見えてきた仮説

Niigata_long_straight_20070729新潟コース改修以降、過去5年にわたり芝・左・外回り・距離千六で争われてきたが、同じ条件の下でのレース施行回数も5回を重ねるほどになると、それなりの傾向と対策らしきものが現れてくる。例えば、出走馬の前走距離別成績。この切り口で過去5年の出走各馬の戦歴を洗い直してみると、次のようなデータが得られる。

 前走 1200に出走    0-1-0-25 連対率  3.8%
 前走 1400に出走    4-1-3-21 連対率 17.2%
 前走 1600に出走    1-3-1- 8  連対率 30.8%
 前走 1700以上に出走 0-0-1- 8  連対率  0.0%
 
この数値からまず読み取れるのは、連対の目が本番距離と比較的近い路線=千四~マイルに出走していた組にほぼ限定されているということ。これに対し、スプリント戦の千二から一気に距離延長、もしくは中距離条件からの距離短縮となる組は、軒並み苦戦を強いられているようだ。
本番と異なる距離条件に出走していた組が、2歳Sで凡走してしまう理由は想像に難くない。例えば、距離千二組は、どうしても仕上がり早なスピードタイプが多く、新潟内回りまたは他場の小回りコースから外回りの長い直線に舞台がかわると、たちまち馬脚を露してしまう。一方、前走・中距離戦に出走している組は、現時点のスピード能力や発馬などに課題を抱えてるからこそ、長めの距離からの使い出しを選択したという事情がありそうで、マイル戦しかも重賞レベルのスピード争いになると、道中の位置取りからして思い通りに運べなくなるということだろう。
次に、連対馬を集中的に輩出している前走・千四~マイル組についても、もう少し掘り下げてみた。

まず、前走・千四組。なかでも新潟夏開催期間中のオープン特別(マリーゴールド賞、ダリア賞)に出走していた馬たちに注目してみると、2着以下に敗退していた14頭の本番成績はオール着外となっており、巻き返しの可能性がほぼ皆無であるというのが興味深い。本番で狙ってよいのは、オープン特別優勝または新馬・未勝利勝ちから直接ここへと参戦してくるタイプに限られる。
一方、前走・マイル組は千四組に比べ、本番で勝ちきれず2着が多いという印象があるけれど、連対実績を残しているのは新馬勝ちからの参戦のみであり、未勝利戦からの敗者復活ではややインパクトに欠ける感がある。

以上の傾向をおさらいしてみると、ひとまず次のような仮説を立てることができそうだ。

(1)前走・極端に異なる距離からの出走馬は軽視
(2)前走・新潟オープン特別の勝馬以外は消し
(3)前走・マイル組は新馬戦勝ちを重視

ちなみに、前走で福島・阪神・北海道・小倉など新潟以外のエリアからの転戦に関していうと、福島組が「0-0-0-4」、小倉組が「0-0-0-10」。特別な事情がないかぎり、これらローカル組を重視する必要はないだろう。

<結論>
◎タケミカヅチ
○エフティマイア
▲サマーエタニティ
△セレスハント
△エイシンパンサー
注リーベストラウム
注ボーデンゼー

ひとまず連対の可能性を残す馬ということで、前走・千四~千六組となると、エイシンパンサーを除く上記の6頭に対象は絞られる。このうち、リーベストラウムは前走・新潟マイルで優勝も未勝利戦組、ボーデンゼーは千四を新馬勝ちも良馬場での適性が不明ということで注の評価どまり。これとは逆に、エイシンパンサーは阪神千二の新馬勝ち以来の出走ながら、新潟のマリーゴールド賞に一度はエントリーしていた経過を考慮し、上位候補の一角に加えてみた。
「仮説」をクリアして上位をうかがう馬たちのなかでも、最も魅力を感じるのは7月末の新馬戦(新潟・芝千六)で物凄くインパクトあるパフォーマンスを演じたタケミカヅチだ。致命的な大出遅れに直線大斜行と若さ丸出しの競馬だったが、それでも上がり33秒の脚を使って全馬をねじ伏せてしまったのだから、強いのなんの。初戦からの上積みは大きそうだし、そもそも発馬さえまともなら、重賞レベルの時計にも十分対応できる素地がある。このレースで過去5年3連対の鞍上へのスイッチも、いい感じだ。これに続くのがマリーゴールド賞の覇者エフティマイアと、マークが外れればその先行力を侮れないサマーエタニティあたりだろうか。
これ以外の出走馬ではデビュー当初から大物と評判の高いダイワマックワンにも注目したいが、ダリア賞3着からの巻き返しはデータ上、厳しいかもしれない。

キルトクールは、タケショウオージ福島・芝千八からのエントリーというのは過去に例がなく評価が難しいタイプだが、その前走の展開はかなりのスロー。新潟・外回りマイルしかも重賞ペースへの対応力を過大視できないという気がするけれど、どうかな?

9月 2, 2007 07年競馬予想・回顧 | | コメント (0) | トラックバック (3)