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2007/07/08

【プロキオンS】オープンと重賞では流れが違う

Officer_at_keyaki_s_2007川田騎手との初コンビでプロキオンSに挑戦するオフィサー(当ブログひとくち出資馬)の陣営が、今回のレース展望に関して、ちょっと面白い見解を示している。いわく、「重賞ともなると自分の脚だけでやっつけるのはさすがに厳しいものがあり、展開が向くか、進路が開くかなど、他の要素を味方につけられるかどうかも鍵になってきます。ただその一方で、手薄なオープン特別の変なペースに惑わされるよりは、ある程度のメンバーで道中よどみなく流れる競馬のほうがやりやすいという考え方もできますからね」(森厩舎・徳江助手/広尾サラブレッド公式サイトより引用)
徳江助手の示唆する「オープン特別の変なペース」になってしまったレースとは、いったい何か?オフィサーの近走成績を振り返ってみると、それはおそらく3月の阪神開催、プロキオンSと同距離で争われたコーラルSのことではないかと思う。このレースで勝利しているが、今回ダントツの1番人気に支持されているワイルドワンダー。直線に入って先行粘り込みをはかるバンブーエールを追撃し懸命に叩き合っていたオフィサーとボードスウィーパーの2頭を、並ぶ間もなく交わし去るという快勝劇だった。
しかし見た目の鮮烈さはともかく、勝ち馬の走破時計として記録されているのは1分24秒4。稍重発表の馬場を考えると、低調と言わざるを得ない水準であった。道中のラップタイムの推移を振り返ってみると「12.3-10.9-12.1-12.5-12.5-11.9-12.2」 4ハロン目と5ハロン目に連続して12秒台半ばの緩みが生じ、ダート戦にしては妙に緩急のあるペースになっていることがわかる。低調なタイムの背景には、やはり「オープン特別の変なペース」というやつが存在していたわけだ。

阪神コースのダート短距離重賞といえば、例年、夏開催のプロキオンS(別定戦)と秋のシリウスSの(ハンデ戦)の2鞍。一方、オープン特別の番組は、春のコーラルSと冬のギャラクシーSの2鞍が組まれている。同じオープン・距離千四の争いといっても、16頭フルゲートに近い多頭数が顔をそろえ、マイネルセレクト・スターリングローズ・ブルーコンコルドら交流G1を制した一線級が力の違いを誇示する重賞と、時として小頭数の淡々としたレースになることもあるオープン特別とでは、レースの質に違いがあるのかもしれない。
そんなことを考えつつ、今年のプロキオンSに出走するメンバーを見渡してみると、差し・追込勢が人気上位を形成しているものの、サンライズキング・エイシンボーダンに名古屋のキングスゾーンなど先行勢の顔ぶれも、それなりに事欠かない。これなら「オープン特別の変なペース」に陥ることなく、重賞競走にふさわしい淀みないペースを期待してもよいだろう。実力馬が素直に実力を発揮できるペースになるなら、結果に紛れが生じにくいことも当然。コース改修以前も含め、過去4年の阪神・ダート・千四重賞で、1番人気馬がパーフェクト連対している事実をひとまず軽視すべきではないだろう。

<結論>
◎アンクルリーサム
○ワイルドワンダー
▲オフィサー
△サンライズキング
注ツムジカゼ
注キングスゾーン
注ボードスウィーパー
注リミットレスビッド

過去4年を対象に阪神ダート千四重賞の連対馬の脚質をおさらいしてみると、先行馬と差し馬によるワンツーという組み合わせが、定番になっている。両者の比較では先行タイプの優勢が明らかで、中団から差してくるタイプでは2着までが精一杯というのが、傾向と対策のポイントである。
圧倒的1番人気馬・ワイルドワンダーに死角があるとするなら、折り合いを重視するあまり重賞の淀みないペースで、道中の位置取りがなし崩し的に悪くなってしまう可能性があるということ。あまり大事に乗りすぎると差して届かずの懸念があり、連対圏突入はほぼ大丈夫でも、単の狙いとなると全幅の信頼まではどうか?取りこぼしの可能性もある本命馬かも、と念のため心得ておきたい。
そこで、アンクルリーサム。前走・欅Sでは、出遅れが響いて2桁着順とまったく見せ場も作れぬまま終わってしまったが、ダート戦なら本来先行してこそ本領を発揮できるタイプだ。欅Sを凡走→プロキオンSで一変というのは、このレースで穴が飛び出すときの頻出パターン。発馬さえ決まれば、時計的に通用の素地は十分ある。
オフィサー(当ブログひとくち出資馬)は、今シーズンに入って発馬が安定して、追込一辺倒のイメージを払拭しつつある。中山の千二で揉まれてきた経験を生かせば、テンがそこそこ速いペースになっても、ある程度の位置取りで競馬を進めることはできそう。それでも「展開が向くか、進路が開くか」など不確定要素があって、単勝で勝負できるかどうかは微妙だが、連対圏突入を期待し日曜日は現地に応援にいきます。

キルトクールは、ドンクール。大型馬の休み明け、最内枠を引いてしまったのも不運で、道中から揉まれ込む展開に翻弄されてしまいそう。

7月 8, 2007 07年競馬予想・回顧 |

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