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2007/03/27

【ばんえい記念回顧1】パドックから愛をこめて

Missile_tenryu_2007_banei_kinen_6
いやあ、聞きしに勝る凄いレースでした・・・・第39回ばんえい記念
総重量1トンにも達する酷量を課せられた現役トップクラスの輓馬たちが、2つの障害越えに挑み、死力を尽くし繰り広げる激闘? いやいや、「ばんえい記念」というレースの真価は、とてもそんな陳腐な言葉で表現できないほどの深さをたたえている。
たった5分そこそこの短い時間のなかに、ありとあらゆる競馬のエッセンスがぎゅっと凝縮され、とてもじゃないけど一言や二言では語り尽くせないほどの濃密な味わいを醸し出しているのだ。
鍛え抜かれた輓馬たちの途方もない筋力と忍耐力、愛馬を叱咤激励する騎手たちの技量・駆け引き・インサイドワーク、そんな彼らと身も心も一つとなって熱い声援を送り続ける観衆の興奮。実際にその真っ直中に身を置き、体験した感動を言葉に置き換えようとしても、レースの凄さはまるで砂のようにさらさらと、手のひらからこぼれ落ちていってしまう。ここは下手に言葉を重ねるよりも、写真のほうが、この日の帯広競馬場を包みこんでいた雰囲気を記録するためには有用だろう。
そんなわけで、以降2回にわたって、当ブログ管理人撮影による拙いデジカメ写真でばんえい記念の回顧エントリをお届けします。まずは、第1回「パドック編」から。

1番 スターエンジェル 藤野騎手
正月の帯広記念2着の実績が評価され、このレースの伏兵として人気を集めていた牝馬スターエンジェル。最内枠からまさかの一発を狙って虎視眈々。
1_star_angel_1

2番 エビスオウジャ 松田騎手
既に10歳のベテランだが2人引きでパドックを周回していくエビスオウジャ。見栄えのする漆黒の馬体の持ち主だ。
2_ebisu_oojya_with_matsuda_1

3番 アンローズ   藤本騎手
女王の称号に相応しい戦績を残していながらも、何故か帯広コースでは未勝利の最強牝馬。前夜祭では「ただの姉ちゃん」と揶揄されるも、そんな低評価を覆すことができるか?大一番を前にしているとは思えないほど、穏やかで可憐な表情が印象的。
3_ann_rose_1

4番 ヒカルセンプー  高橋騎手
このレースがラストランとなる老雄の手綱を取るのは、ばんえい記念・初参戦の若手・高橋洋典騎手。パドックの表情からも、さすがに緊張は隠せない。だが、このコンビが本番で、誰も予想し得なかったほどの快進撃をみせる・・・・
4_hikaru_senpu_with_takahashi_1

5番 ミサキスーパー 鈴木勝堤騎手
ばんえい記念で王者スーパーペガサスの後塵を拝し続けること3回。「今年こそ・・・・」の思いが誰よりも強かったはずのミサキスーパー。だが、周回を重ねるその姿からは、名馬のオーラのようなものは伝わらず。果たして本番で巻き返しはあるのか?
5_misaki_super_with_suzuki_syotei_1

6番 シンエイキンカイ 大河原騎手
帯広巧者としてその名も高い10歳の大ベテラン。近走の成績こそぱっとしないけれど、自分で身体を作れるタイプなのか?大一番を前にして、キッチリと仕上げてきた印象。
6_sinei_kinkai_1

7番 ツルマキシンザン  西弘美騎手
既に2走前・名物レース「蛍の光賞」にも出走しており、今季限りの引退が決定している古豪。最後に見せ場を作るか?
7_tsurumaki_sinzan_with_nishi_hiromi_1

8番 トモエパワー  坂本騎手
スーパーペガサスなきあとのばんえい記念で、1番人気(最終オッズは単勝2番人気)の重責を背負っていたのがこの馬。ピカピカに磨き上げられたような逞しい馬体と全身から横溢してくる闘志。パドックに登場した瞬間から、思わずため息がでるほどの素晴らしい仕上がりだった。当ブログの前日予想では▲評価としたが、この気配を目撃してしまった以上、もう馬券を買い足すしかない、と思わず覚悟する。
8_tomoe_power_with_sakamoto_1

9番 ミサイルテンリュウ  鈴木恵介騎手
こちらもトモエパワーと甲乙つけがたいほどの万全の仕上げ。気合い十分、ちょっとした風格さえ漂わせながら、のっしのっしとパドックを周回していく。この日の帯広コースは障害こそ力の要る状態だったが、第2障害を降りてからゴールまではやや水分を含み、走りやすそうなコンディション。自慢の先行力を生かし切って先頭で障害を駆け下りれば、ばんえい記念初勝利のチャンスも高そうに思われた。
9_missile_tenryu_with_suzuki_keisuke_1

パドックでの各馬の気配だけなら、渾身の仕上げを施してきたトモエパワーとミサイルテンリュウによる一騎打ちムードが濃厚・・・・そこで自分の馬券も、ミサイル・トモエの馬単表・裏を大本戦に、この両馬を1着に固定したシンエイキンカイ・ミサキスーパーへの流し馬券(馬単)を押さえに購入することを決断した(合計6点
果たして、その結果は如何に? (次回「レース編」へと続く)

3月 27, 2007 旅打ちコラム, 07年競馬予想・回顧 |

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» 3着・ミサイルテンリュウ トラックバック ばん馬のいる風景-BANEI Photo Gallery -
ミサイルテンリュウです。レース前おとなしく感じました。ばんえい記念について詳しく書かれているページや、感動を表現されているページをリンクしてみました。私が見つけただけなので、もっとあったら教えてください。まいとかち.jpさん トモエパワーが制す!第39回ばん... 続きを読む

受信: 2007/03/28 23:00:04

コメント

かなり以前からこのブログを読ませて頂いています。

存続が決定してから、ばんえい競馬は見に行きたいと思っておりましたが、今回のエントリでさらにその思いは強まりつつあります。

まるで本当に自分がレースを見るかのような臨場感が感じられる今回のパドック編。レース編が大変楽しみです♪

投稿: skyli | 2007/03/27 10:56:46

skyliさん、いつもご贔屓にしていただき、ありがとうございます。

ばんえい競馬に関しては、私もビギナーの域を出ない一介のにわかファンなのですが、現地観戦でライブに触れたからこそ、その奥深さの味わいも増したように思います。
4月下旬の新シーズン開幕以降、もし遠征を計画されるならば、是非一泊二日以上の日程で2日間、帯広競馬場に通うことをお薦めします。なぜならば、たった1日だと、サラブレッド競馬の常識が通用しないばんえいの世界で、馬券上の苦戦が必至だからです(笑)
馬の見方、騎手の力関係。これら競馬観戦の基本のキを全く身につけないまま無手勝流で勝てるほど、ばんえい競馬は甘くありません。初日はとりあえず授業料を払って、ある程度要領が飲み込めた2日目に投資の回収をはかる。これで、私も今回の帯広遠征は元を取って帰ることができました。

投稿: 山城守 | 2007/03/28 2:34:49

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