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2006/12/10

【朝日杯FS】有力2着候補に先着可能な伏兵とは?

Dream_journey_at_tokyo_sports_haiPOGで評判を集めるような良血馬なら、暮れのラジオNIKKEI杯(旧ラジオたんぱ杯)を目標にするので、こちらのG1は来春のクラシック戦線を占う登竜門というより、現時点の完成度の優劣を競い合う一戦。しかも、舞台はマイル戦としては先行有利といわれる中山コースだけに、スタミナや底力より、スピードに傾斜した適性を有する競走馬がどうしても有利となる。
過去3年の勝馬の名を思い起こしてみても、1番枠の有利さを生かし切った感のあるコスモサンビーム、早め追い上げから先行馬を力でねじ伏せたマイネルレコルト、豊かなスピードをゴール前まで持続させたフサイチリシャールと、それぞれタイプの違いこそあれ、共通しているのは、マイル戦らしい緊密なラップに適応しうるスピードの持続性だ。血統的観点からいうと、スローペースでの瞬発力を武器にしているサンデー系にとって苦手な条件であり、実際、先に名前をあげた近年の優勝馬たちは、いずれも持続力勝負でこそ力を発揮するノーザンダンサー系ばかりだった。
しかも、この時期の中山・芝(Aコース)といえば、内ラチ沿いのコース取りを選択した馬が外を回す差し馬との比較で圧倒的に有利な傾向が現れることでも知られていれる。何だかんだ言っても結局、枠順や脚質がレース結果を大きく左右してしまう、そんな一戦である。
で、こんな朝日杯の基本傾向を押さえたうえで、今年の出馬表を眺めていくと、とりあえずかなりの高確率で「2着」に来そうな馬がいることがわかった。
ドリームジャーニー。前走も蛯名騎手とのコンビで、東スポ杯を3着しているステイゴールド産駒である。父譲りの燃える気性の持ち主だけに距離短縮は悪くないし、9月の芙蓉ステークスで既に中山マイルも克服済み。さらには、ラチ沿いのコース取りを選べそうなこの枠順もプラス材料だ。ただし、サンデーの血を引くこの馬が勝ちきるというイメージまでは、やはり湧いてこない。複勝勝負ならかなりの自信があるけれど、単勝を買えるかと問われれば、ちょっとお薦めとは言い難いタイプである。
だが、その一方で、この馬を負かす勝馬のイメージというのも、ちょっと思い描くことができないのだから、今年の朝日杯は難しい

たとえば、前日売り1番人気のオースミダイドウ。デイリー杯で示した瞬時の反応の鋭さには、確かに目を見張るものがあったが、レース前のテンションがあれだけ高いと、初の関東遠征で実績をそのまま信頼してよいものか?判断に迷う。直線に坂の設けられたコースをまだ経験していないのも不安材料で、人気とのバランスを考えると、不動の本命とまでの評価を与えるのはどうか?という気がする。
東スポ杯でドリームジャーニーに先着したフライングアップルは、確かに1戦ごとに力を付けてきたが、マイル戦の緊密なラップをいまだ経験していない。
重賞未出走のマイネルシーガルは、戦ってきた相手のレベルにやや疑問が残るし、先行力のあるマイネルレーニアは、前走のレース内容そのものに、特に強調すべきポイントが見あたらない。
結局、人気上位の各馬はどれもそれなりに強いが、ドリームジャーニーに先着できるほどの強調材料を欠いているという結論に突き当たる。今年の朝日杯優勝の座をかっさらっていくのは、単勝2ケタ人気の伏兵ではないかという予感がしてくる。

難しい選択になるが、近年の決着傾向から単勝候補を絞り込むための条件を考えてみると、ポイントになりそうなのは、やはり前走の成績だ。過去5年に関して言えば、優勝馬の前走はいずれもオープン条件で、うち4頭が優勝。残る1頭(マイネルレコルト)には、明らかな敗因(出遅れ)があった。完成度の高さがものをいう一戦である以上、既にオープンを好走できるほどの力量が明らかでなければ、いくら評判の素質馬といえど苦しい。そんなレースの特質を頭にいれ、今一度、勝馬探しにトライしてみよう。

<結論>
◎アドマイヤヘッド
○ドリームジャーニー
▲オースミダイドウ
△フライングアップル
注マイネルレーニア
注マイネルシーガル

前走・オープン条件で優勝あるいは明らかな敗因有りというファクターから浮上するのは、次の5頭である。

マイネルレーニア(前走京王杯G2・1着)
マイネルサニベル(前走ききょうS・1着)
オースミダイドウ(前走デイリー杯G2・1着)
マイネルシーガル(前走いちょうS・1着)
アドマイヤヘッド(前走京王杯G2・5着 敗因出遅れ)

このうち、レーニア・シーガルの両マイネルと、オースミダイドウの評価は前述のとおりだし、マイネルサニベルはマイル戦でいまだ良績がないことが減点材料。
結局、勝馬候補の選択肢として唯一残ってしまったのが前走・5着と不本意な成績に泣いたアドマイヤヘッドだ。出遅れ不利で京王杯を凡走という戦績は、何やら一昨年のマイネルレコルトを彷彿とさせるし、発馬さえまともなら、札幌戦で示したとおり好位で器用なレースができるこの馬。鞍上・岩田康誠なのに前日売りの単勝が20倍台と人気がガタ落ちしている今回は、馬券的にも妙味たっぷりで、面白い狙い目になりそう。
○の複勝(前日売り2~3倍)を厚めに押さえ、◎○の馬単(200倍)もしくは◎○から人気どころ各馬への三連単が馬券の狙い目。一発あたれば、かなりの配当を期待できそうだ。
ちなみにキルトクール指名馬は、ゴールドアグリ。こちらは、昨年のショウナンタキオンを彷彿とさせるタイプで、脚質的に掲示板までが精一杯とみるがどうだろう?

12月 10, 2006 競馬予想・回顧アーカイブ |

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 昨夜は仲間内での飲み会があったが、私を除く面々は中山競馬場に行ってたようだ(私は仕事があったので、飲み会に遅れて参加)。昨日の天気での観戦は厳しかったと思うけど、本当にご苦労様でした。  こんな陽気での競馬観戦という... 続きを読む

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朝日フューチュリティ あちこちにみられるクリスマスのイルミネーション。子供のいる親御さん達はあのてこのてで子供から欲しい物を聞き出してクリスマスの夜に子供が寝静まったころサンタになりすましプレゼントを枕元に置いたりしてるんだろうなあ。ん....... 続きを読む

受信: 2006/12/10 10:51:41

» 朝日杯FSの予想 トラックバック 府中の杜
昨日、枠順を載せている余裕が無かったので予想と一緒に。 中山11R 朝日杯フューチュリティS ◎オースミダイドウ ○マイネルシーガル ▲マイネルレーニア △1ゴールドアグリ △2フライングアップル △3ドリームジャーニー キルトクールは、アドマイヤヘッド 馬連 ◎○▲..... 続きを読む

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