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2006/11/26

【ジャパンカップ】2着馬の傾向・対策を研究してみる

Hearts_cry_at_jc_last_year11頭立ての少頭数。しかも外国馬の参戦がわずか2頭という寂しい顔ぶれ。例年の華やかなJCとはいささか趣を異にする印象を禁じ得ないけれど、この事実を解して、日本馬の強さに恐れをなした海外の強豪が軒並み参戦を見送ったためとみる見方には、それなりの説得力がある。
勝つのはディープインパクトだ。いきなり結論じみたことから述べてしまって身も蓋もないのだが、紛れの可能性が少なくなった分、優勝の目はますます不動になったように思える。
単勝人気1倍台の馬が絶対的本命をつとめるレースだけに、馬券の焦点は2着争いに絞られよう。そこで今回は、中山代替開催だった02年を除く過去10年のレースデータから、2着候補を絞り込むためのヒントを探してみたい。

■外国馬(欧州所属馬)の2着はない
府中コースで争われた過去10年、外国馬の優勝は3度を数えるが、意外にも2着しているのは、香港所属のインディジェナス1頭のみ(99年) 本場の欧州・米国から参戦してきた一流馬は、00年のファンタスティックライトを最後に3着の座からも遠ざかっているというのが実情だ(と思ったら、この馬もUAEのゴドルフィン所属、要するにアジアの馬だった・・・・)。近走で凱旋門賞を好走していようが、BCの上位馬だろうが、敵地・府中のクラシック距離で日本馬を圧倒するほどの能力と適性がなければ、欧州所属馬は馬券の対象外と考えてよいのではないか。

■外国人騎手と日本馬のコンビが狙い目
一方で、JCウィークに集結してくる外国人騎手の手綱捌きには、十分な警戒が必要だろう。特に中央・地方を問わず日本調教馬の騎乗を任された外国人騎手には要注意だ。過去5年、ペリエ、ルメール、デザーモなど外人騎手とコンビを組んだ日本馬の活躍というのがJC攻略の最重要ポイントとなっており、その戦績は「2-2-2-3」。3着以上率が6割を超えるというハイアベレージが記録されている。
今年のメンバーなら、やはり注目はハーツクライの手綱を取るルメール騎手。もちろん本人は毎年優勝をめざして全力を尽くしているのだろうが、仮に2着に入賞すれば、3年連続JC2着という前人未踏の怪記録が達成されることになる。この怪挙、横山典の京都G1騎乗時や、シーキングザダイヤのダートG1と同様、JC2着は彼の指定席として、長く語り伝えられるエピソードになるのかもしれない。

■先行馬の粘り込みを警戒せよ
出走馬の脚質に注目してみると、タップダンスシチーの逃走劇成功!という記憶に残るシーンはあれど、基本的には、好位からの先行勢か中団からの差し馬が1・2着の座をほぼ独占している。ただし、差し馬の戦績が「7-2-4-46」と鮮やかに勝ちきることが多いのに対し、先行馬は「1-6-3-25」と、あとひと押しが効かず2着にとどまるという対照的な傾向が示されている。
ちなみに、差し戦法で2着に食い込んでいるのは、01年のテイエムオペラオー(勝馬ジャングルポケット)と99年のインディジェナス。前者は早めのスパートから抜け出して一度は先頭に躍り出ており、後者も道中は3番手を進むなど、どちらかといえば純然たる差しというより先行に近いニュアンスと解釈できる戦法だった。
京都の芝G1では、先週のマイルCSのように強い先行馬が差し馬を連れてきて決着という例が多いけれど、府中の芝二四で平均~スローペースになると、良い脚を長く使う差し馬が一足先に抜け出した馬を目標にゴール前交わし去っていく。この決着パターン、実はダービーなどでも、よく繰り返されてきた光景である。
ただし、前半1000メートル通過が59秒を切るようなハイペース寄りの流れになると、道中後方に位置した追込馬の2着台頭を警戒する必要がある。一昨年のダービーや、昨年のJCがそんなレースであり、当時は追込一辺倒の脚質だったハーツクライがいずれも2着している事実には注意を払っておきたい。

<結論>
◎ディープインパクト
○ハーツクライ
▲スウィフトカレント
△メイショウサムソン
注ドリームパスポート
注コスモバルク

結局のところ、2着争いの帰趨は前半戦のペース次第ということになるが、なにせこの少頭数・・・・。昨年のようなハイペースは見込み薄という前提で、ひとまずは予想を進めることにしよう。
一歩先に抜け出す先行粘り込み+外人騎手効果に注目するなら、やはり2着争いの筆頭は、人気どおりハーツクライということになる。英国遠征以来の久々実戦に加え、陣営がわざわざカミングアウトしたノド鳴りというウィークポイントは確かにあるけれど、早くから目標をここに定め順調に調整を消化してきた以上、評価を下げる理由にはなるまい。目標にされる不利を承知で自分の競馬に徹するのか、それとも再び追込の奇策に転じるのか?ルメール騎手の手綱捌きに注目が集まる。

以下では、長く脚を使えぬ弱点があるけれど、天皇賞同様のイン突き強襲戦法が嵌ると怖いスウィフトカレントを、折り合いに課題を残すメイショウサムソンより上位に評価。五十嵐騎手とのコンビで臨むコスモバルクも、一昨年と同様の粘りを全開できる形に持ち込めれば、チャンスはある。

キルトクールは、欧州牝馬のウイジャボード。2日連続・世界のデットーリ騎乗馬を切ってしまうが、例年より1週間開催日程が遅れた前走BCフィリー&メアターフの反動も、今年は考慮しておく必要がありそうだ。

11月 26, 2006 競馬予想・回顧アーカイブ |

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