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2006/11/27

ばんえい競馬の灯火が消える?

ばんえい競馬が廃止へ
北海道のばんえい競馬存廃問題で、岩見沢市では24日、帯広市がまとめた帯広、岩見沢の2市共催案の受け入れは困難との見解が大勢となった。帯広市は岩見沢市との再協議や単独での開催には慎重で、ばんえい競馬は廃止の方向が強まった。岩見沢市の渡辺孝一市長は27日に最終判断を正式に表明する予定。
岩見沢市では24日、各団体代表で構成する有識者会議が存続に否定的な答申を報告。市議会議員協議会では共催案に「市民の理解が得られない」などの厳しい意見が出され、渡辺市長は終了後「(共催による新たな負担は)市民が認めないだろう」と述べた。一方、帯広市幹部は「単独で開催していくのは困難だ。2市開催ができなければ廃止となるだろう」との認識を重ねて示した。
競馬ニュース : nikkansports.com(11月25日)より引用

Banei_no_hio_kesunaつい数日前、札幌在住の方(競馬ファンではない)と仕事上の世間話を交わした際、ばんえい競馬をめぐる道内の近況について、「どのような形で幕引きをするか、関係者が落としどころを探っているところ」という話を耳にした。ちょっと嫌な予感はしていたのだが、まさかここまで事態が急を告げているとは。今さらながら、言葉にできないほどのショックを受けている。
ばんえい」といえば、体重1トンにも達する巨漢の重種馬が鉄製の橇を引きながら、コースに設置された障害(坂)を乗り越えていく、世界で唯一の競馬遺産。映画「雪に願うこと」の公開や、パソコンテレビGyaoによるネット中継の開始など、今シーズンは明るい話題も多かっただけに、廃止に向けほとんど外堀を埋められてしまった感のある現在の状況は、道外に住む自分のようなファンにとって唐突感を禁じ得ない。

民間・自治体を問わず、厳しい舵取りを強いられ続けている北海道経済の苦境は認識しているが、廃止の決定とはすなわち、過去から脈々と受け継がれてきた馬事文化の消滅にほかならない。公営競技とは別の形で「文化」としての存続の道を模索する手もあろうが、馬券を通じ血湧き肉躍る興奮を体感することこそが現代の競馬文化の基本形だと信じて疑わない一介の馬券オヤジから言わせてもらえば、それはちょっと違うんじゃないか?というのが正直な感想だ。
このあたりの理屈をうまく言葉にできないな・・・・と思っていたら、「地方競馬に行こう!」のlandsliderさんが、物凄く的確な表現で自分の言いたいことを代弁してくれていた。ばんえいのみならず地方競馬の行く末について少しでも関心のある方には、この秀逸なエントリを是非ご一読されることを勧めます。

ともあれ引用記事によるなら、岩見沢市長による最終判断が下されるのは今日27日。もはや打つべき手は残されていないのかもしれないが、微力ながら当ブログもばんえいの灯火を守る旗色だけは鮮明にしておきたい。ブログのサイドバーに「ばんえい競馬の存続を希望する」バナーを表示するとともに、暫定1年の存続を要望するメールをたった今、岩見沢市に向け送信した。北見まで馬券を買いにいけない自分にとって、これぐらいのエールを送るのが精一杯だが、未来に禍根を残す最悪の結論だけは、何としても回避してほしいと願うばかりである。

11月 27, 2006 日記・コラム・つぶやき |

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コメント

ご紹介頂き、ありがとうございますm(__)m

僕も、身銭を切ったことを接着剤に馬と一体感を得るというスタイルこそ、競馬だと感じていて、それを含めて競馬文化だと思っています。
ただ、「文化財」ではなく、公の庇護は望むべきではなく、しかし文化としての誇りは忘れない、というのが、肝なのかなぁと思います。

しかし、ばんえい競馬存廃問題、その後の記事で一連の流れを書きましたが、鮮やか、といってはおかしいけども、ホントに怒涛の展開で、何がなにやらわからないうちに、ここまで来たという印象です。疑問点は一杯あるけど、疑問をさしはさむ暇なく、その過程に疑問をはさむよりは目の前の一年存続の理屈を考えるべきという状況になってしまいました。

明日、土曜日の中山で、署名用紙を持ってウロウロしています。

iko_tihoukeiba@yahoo.co.jp

に連絡していただければ、待ち合わせ場所や当日の格好を返信いたしますので、もしご協力いただけるときは、お気軽に連絡ください。

投稿: landslider@地方競馬に行こう! | 2006/12/01 22:04:51

landsliderさん。
いつもながらその行動力に、敬意を表すばかりです。
本来なら中山にかけつけ、署名活動にひと役買いたいところですが、この週末はあいにく風邪を患ってしまいました。養生しながら自宅で競馬観戦というスケジュールになりそうです。
中央競馬ファンも巻き込んだ、署名の成功をお祈りしております。もちろん馬券のほうも頑張って下さい(^^)

投稿: 山城守 | 2006/12/02 14:10:44

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