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2006/11/03

【JBCクラシック】ヒントは南部杯にあり!

Seeking_the_dia_at_nambuhai06仕事の都合で「夜カラ川崎」には行き損ねてしまったが、「昼マデ川崎」には何とか間に合いそう。金曜日の祝日はぶらりと南武線に揺られ、川崎競馬場のJBC見物に繰り出そうと思う。
さて「マイル」と「クラシック」の変則2本立てとなった今年のJBCだが、カネヒキリ・アジュディミツオーの中央・地方両横綱を欠く出走メンバーは、例年に比べやや小粒という印象を否めない。連戦連勝で大一番に名乗りをあげてきた南関勢が強敵相手にどこまで通用するか?という楽しみ方もあるけれど、大舞台での経験不足や戦ってきた相手の違いを考えれば、過大な期待までは難しいところ。となると今年も主力はJRA勢、なかでも両横綱と何度も際どい接戦を演じてきた大関・シーキングザダイヤに勝機到来?とみるのが順当だろう。同コース・同距離のG1川崎記念で、アジュディミツオーにクビ差まで迫った好戦はまだ記憶に新しく、馬場適性に不安がないのは強調材料だ。

だが、そのシーキングザダイヤ。これまでG1で2着7回という戦績が象徴するように、どこか詰め甘いタイプという印象を未だに払拭できていないのも、また事実。強敵不在が囁かれ初G1制覇を期待された前走の南部杯(盛岡・ダ千六)でも、まさかの4着敗退という不甲斐ない結果に甘んじている。
いつでもG1を勝てる力を持ちながら、勝利に縁の無い馬・・・・そんなファンの目線を忠実に反映するように、今回も前日売り1番人気の支持を受けながら、単勝オッズそのものは2.3倍という微妙な数字だ。鞍上・武豊、しかも実績を考えれば1倍台の断トツ人気でも文句が言えない「大関」に対して与えられたこの評価を妥当とみるか?それとも美味しい配当と考えるべきか?そんな判断ひとつで、馬券作戦の行方も大きく変わってくる。そこで、難問を解くヒントを探るため、もう一度、前走・南部杯でのシーキングザダイヤのレースぶりを振り返ってみたい。

注目すべきは、南部杯の4角から直線に入る際のコース取りである。シーキングザダイヤの手綱を取っていた武豊騎手は、ロスの無い競馬を意識したせいだろうか?最内のラチ沿いから、一気に抜け出す戦法を選択した。ユタカマジックに導かれ、スルリと内から前の馬を交わし去り、一瞬突き抜けるかにみえたシーキングザダイヤ。だが、そこからの伸びが案外で、結局外から差してきたブルーコンコルドジンクライシスに僅かに遅れゴール板を通過という結果に終わっている。一見する限り、詰めの甘さを露呈したかにみえるレース内容。だが、馬場状態というフィルターを透かしてレース内容を再考してみると、案外と情状酌量の余地は大きいかったのではないか?と思うのだ。

ヒントを与えてくれたのは、南部杯当日、現地観戦でご一緒した「駿平の岩手競馬に注目!! 」さんである。駿平さん情報によると、この日の盛岡ダートは、良馬場発表ながら前日の雨の影響をどう読むかがポイント。朝方のウェットな状態から徐々に乾燥が進んで、遅いレースになるほど力の要る馬場へと変化していったわけだが、実は、乾燥の進み具合がコース全体で均一でなかった。つまり、シーキングザダイヤが通っていた内ラチ沿いのほうがいち早く乾きが進行して、力の要る馬場状態になっていたのでは?というのである。
なるほど、そう思ってレースを観戦していると、確かにお昼の5レースあたりを境目に、ラチ沿いを通る先行馬が苦戦する一方、馬場の真ん中を通ってきた馬たちがスイスイ台頭してくる場面が目立ってきた。ゴール前で外からグイッと伸びたブルーコンコルドが鮮やかに差し切って見せた南部杯も、そんなパターンに該当するレースと考えられる。
ちなみに、南部杯1~3着馬の鞍上(ブルーコンコルド幸・ヒシアトラス横山典・ジンクライシス五十嵐冬)は全員、南部杯当日に別レースで騎乗機会があって、馬場状態に生じていたバイアスを事前に察知することができたが、その一方、この日の武豊騎手は、乗鞍が南部杯1レースのみだったという事実にも注目しておきたい。仮に、騎手の情報不足に起因したコース選択の判断ミスが、この日のシーキングザダイヤの敗因だったという仮説に立つなら、この日の4着敗退は決して力負けでなかったということになる。
少なくとも、馬体の造りや体調に何か問題があったわけでなく、当時の状態をJBCまで維持できているようなら、大関シーキングザダイヤ巻き返しの可能性はかなり高いとみておく必要があるだろう。

<結論>
◎シーキングザダイヤ
○ハードクリスタル
▲マンオブパーサー
△ビービートルネード
△マズルブラスト

昨秋のシーズン、シーキングザダイヤの休養明け3戦の成績は「2着→6着→2着」とV字型を描いて好転。しかも、3戦目のJCDではカネヒキリとハナ差の接戦まで持ち込んでいるのだから、まともに走ってくれされすれば、ここで負ける目はまず考えられない。武豊騎手も同じミスを2度繰り返すとは思われず、詰の甘いイメージが配当妙味に繋がってくれれば、馬券的にも勝負可能な本命馬といえそうだ。
相手はJRA勢の2頭。G1連続2着の余勢を駆って、ここでも横山典騎手が「指定席」を確保しそうな予感。例年に比べ大駒を欠く3歳勢代表のマンオブパーサーは、まだ古馬との対決ではちょっと物足りない。名手・内田博の手綱捌きでどこまで着順を上げてくるだろうか?
地元・南関勢からは、東京ダービー馬ビービートルネードに、先行利が大きそうなマズルブラスト。マンオブパーサーあたりとの比較なら、それほど差は感じられないがどうか?

キルトクールは、JRAの老雄タイムパラドックス
もともとパドックで覇気を見せないタイプだが、今シーズンはすっかり老け込んで、馬体の張りを欠いてしまった印象。ひょっとしたら、もう終わっているのかもしれない

11月 3, 2006 岩手競馬, 競馬予想・回顧アーカイブ |

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