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2006/04/02

【大阪杯】三冠馬世代上位陣はどこまでやれるのか

Rosenkreuz_admire_japan春の大一番・天皇賞まで、残すところ1か月・・・・今シーズンの古馬・中長距離戦線の構図を占うべく、ここまでの前哨戦を振り返ってみても、ディープインパクトの王座を脅かすほどの好敵手は未だ現れず、というのが偽らざる実感である。先週は東でリンカーンが、遠くドバイの地でハーツクライが快勝劇を演じてファンをわかせてくれたが、過去2年春天で良績のない前者が三冠馬を逆転する絵まではちょっと浮かんでこないし、後者は天皇賞より海外遠征に向けたローテを優先するだろう。
興行的にはやはり、同世代のライバルたちの奮闘が待たれるところだ。
しかし、そんな期待と裏腹に、現役4歳・有力どころの近況が、どうにもパッとしない。シックスセンスは屈けん炎を発症し早々にリタイアを表明し、頼みのインティライミも阪神大賞典で距離適性の限界を露呈してしまった。今週の大阪杯には、ローゼンクロイツアドマイヤジャパンがエントリしているが、これら2頭も昨年のクラシックで三冠馬との勝負づけはもはや終わっている感がある。
そんなわけだから、仮に2頭のいずれかが今回好結果を残すことができても、本番に向け過大な期待まではできないが、そうした事情は当然陣営も承知していること。だからこそ、このG2戦が勝負の鞍という穿った見方も成り立つ。4歳の実績上位馬たちが、5歳以上の年長世代との比較で、果たしてどこまでやれるのか?ここは天皇賞の前哨戦云々を度外視して、ひとまず注目しておきたい。

さて、戦いの舞台となる大阪杯は、阪神・芝二千のG2・別定戦。同じコースで施行される秋の朝日チャレンジC鳴尾記念が、ややもするとスローペースの凡戦に終わる場合があるのとは対照的に、こちらはほぼ毎年のように、淀みなく緊密なラップが連続するG2らしい一戦となる。

過去5年間の、ハロンごとの通過ラップは次のとおりだ

05年 12.7-10.4-12.0-12.0-12.1-12.4-12.2-12.0-11.5-11.7
04年 12.7-11.3-11.9-12.0-12.2-12.1-11.8-11.9-11.3-12.4
03年 12.7-11.0-11.9-12.0-12.0-12.3-11.8-11.9-11.3-12.2
02年 12.7-11.3-12.3-12.1-11.8-11.8-11.7-11.7-11.7-12.0
01年 12.4-11.0-12.2-11.9-11.6-11.8-11.7-11.8-11.8-12.2

道中の流れが厳しい割に上がりも速いので、じっくり構えて末脚に賭けるタイプでは、台頭が難しい。それでも昨年は、ハーツクライが4角最後方から2着にまで突っ込んできたが、この馬の以降の実績を考慮するなら、能力の裏づけがなければできない芸当だったといえるのかもしれない。一方で逃げ馬も後続から早めに突かれるので、マグナーテン(03年・04年2着)級の性能がないと、連対圏に残るまでは厳しいだろう。
基本的には、どんな流れになろうと自力で動いていける機動力を備えたタイプこそが上位候補だ。もちろん、G1でも上位に食い込める能力の裏づけがあれば、それにこしたことはないが、G1級が上位に来れるか否かは、その仕上がり具合にも左右される。昨年もアドマイヤグルーヴが4着に沈んでいるように、明らかに太めを残した調整過程の状態でいきなり通用するほど、甘いレースではない

<結論>
◎ローゼンクロイツ
○スズカマンボ
▲シルクフェイマス
△カンパニー
注アドマイヤジャパン
注マッキーマックス

日曜日の阪神競馬場は、未明に気圧の谷が通過し、まとまった降雨も見込まれるようなので、重~稍重のコンディションを一応想定しておく必要がありそう。馬場が渋ったときに、評価の減点を考えておく必要があるのは、鋭い決め手を武器にするカンパニー、大トビで器用さに欠けるマッキーマックス、ウェットな芝が苦手のアサカディフィートといったところだろうか?
良馬場での鋭いキレを身上とする「薔薇の一族」出身のローゼンクロイツにとっても、道悪はけっしてプラスとはいえない。しかし、全姉ローズバドが重のマーメイドSを制している事実と、フォトパドックで確認した爪の形状を思い起こせば、泥田のような状態でないかぎり馬場渋化を特に苦にするとも思えない。むしろ、その気になれば好位からの競馬もできるセンスと鞍上強化の心強さまで考慮するなら、レースの勝馬に最もふさわしいのはやはりこの馬で、年長世代との比較でも通用の素地は十分と思われる。

一方、4歳世代もう1頭の雄・アドマイヤジャパンは、仕上がりぶりに関して歯切れの良さを欠く陣営の一連の発言が気になる。もちろん、三味線を弾いている可能性はあるので、直前気配を要チェックだが、そもそも阪神・芝二千の条件ではローゼンクロイツと2回対戦し、2度とも先着を許している。ローゼンとの前売りオッズの格差も、そんな事情を考慮したファンの率直な判断を反映していると思われ、今回に関しては「注」の評価にとどめ様子をみたい。

6歳以上の世代からは、鉄砲も効く阪神中距離巧者・スズカマンボの復活劇に注意を払うべきだろう。シルクフェイマスも、うまく単騎逃げに持ち込み緩めのペースを造れるようなら、残り目がある。ノーマークになった大先生を警戒というのは、当ブログ管理人が授業料を払いつつ身をもって体得した教訓である。

キルトクール指名馬は、アサカディフィート
京都に比べ、阪神では著しく成績が低下する傾向があり、渋った馬場というのも不安材料をさらに一つ追加する材料と言わざるを得ない。

4月 2, 2006 競馬予想・回顧アーカイブ |

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