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2005/11/27

【ジャパンカップ】外国人騎手の「ライン」から見えてくること

jc_kanbanJCウィークで盛りあがる東京競馬場。昨年の凱旋門賞優勝馬に、BCフィリー&メアターフを制した欧州最強牝馬の参戦と、今年は例年以上に外国馬が手強いのでは?との下馬評が囁かれている。
だが、海外からやってくるのは、何も馬ばかりではない。「人」というファクターに注目してJCを考察してみると、俄然おもしろい構図が浮き上がってくるのではないか?・・・・そんな視点から、外国人騎手同士の連携による「ライン」の存在を仮定し、予想してみた昨年のJCは、結局、フランス人騎手によるワンツー決着となり、「なるほど・・・・」と我ながら唸らされたものだ。
もちろん、この結果のみをもって、本当に競輪のような「ライン」が存在するとまでは断定できないだろう。だが、大挙して9人もの外人ジョッキーが手綱をとる一戦だけに、騎手というファクターを抜きにしてレースを展望することもできない。おなじみの短期免許組から、普段はあまり聞き慣れないスポット参戦組まで。外国人騎手の素性を洗い直しておくことは、それなりに意味のある作業ではないかと考える。

まず、各騎手の所属国から確認してみよう。すると、今年の場合は、おなじみのフランスライン(ルメール・ボニヤ・ジレ)に加え、アメリカライン(デザーモ・プラード・ドミンゲス)英・愛ライン(デットーリ・ファロン・スペンサー)と、その勢力が綺麗に3分されていることがわかる。

各ラインの陣容を比較すると、世界的トップクラスが顔を揃えた英・愛ラインが一番強力という印象を受けるが、逆に各人の個性が強すぎる分、レース中の連携はあまり機能せず、それぞれが個人プレーに走ってしまいそうだ。また、週刊競馬ブックに掲載された座談会での合田さん発言によるなら、アルカセットウィジャボードの各陣営が、直前までフランキーの取り合いをしていたという説もある。これが事実だとすれば、争奪戦に敗れたウィジャボード陣営は、むしろ打倒アルカセットに燃えているはずで、相互の連携を拒絶する公算が高い。さらにウォーサンの主戦・スペンサー騎手は、目下英国リーディング首位を走る若手のホープだが、強引な騎乗で降着・騎乗停止処分を食らうことも多いらしい。フランキーの背中を身ながらの競馬になるのだろうが、世界的名手がこの若手に手を貸すとまでは、ちょっと考えづらい。

一方、昨年はペリエを筆頭に大挙4名が顔を揃え、事実上レースを独り占めした感のあるフランス勢も、今年は大将格のペリエが不在ミルコ・デムーロの負傷乗り替わりでボニヤが急遽参戦してきたものの、バゴの手綱をとる最年長ジレは、過去に東京競馬場で1回出走したのみ(03年JCのタイガーテイル6着)と経験に乏しく、結局、ラインとしての機能が備わっているかどうかは疑わしい

ところで、話は横道にそれるが、急遽空きが生じたコスモバルクの鞍上に、結局ボニヤが起用されたことには、それなりの理由がある。JRAの公式サイトで確認してみると、ボニヤの身元引受馬主(株)サラブレッドクラブ・ラフィアンだったのだ・・・・ちなみにデムーロの身元引受馬主は吉田千津氏(社台ファームの代表・吉田照哉氏のご夫人でイングランディーレのオーナー)。ハッキリ言って、コスモバルクとはあまり縁が近い方とも思えず、これなら最初からボニヤを鞍上に据えていたほうがよかったのではないかと思うのだが、どうもちぐはぐな印象を禁じ得ない。

欧州系ラインに期待できないとなると、残るアメリカ・ラインはどうかが問題となる。このラインの強みは、何といっても日本での経験が豊富なケント・デザーモという強力なリーダーに恵まれたことだ。近年北米リーティング上位に定着したドミンゲス、90年代に中山の招待競走で好走実績を残しているベテラン・プラードにしても、東京コースは今回が初参戦。その分、リーダーの発言力にも重みが増すはずで、ラインの連携という意味では、一番期待できそうな予感がする。
そのデザーモが満を持して手綱を取るのが、天皇賞(秋)のスローペースで2着に終わったゼンノロブロイである。管理する藤沢師も「昨年はマグナーテンが引っ張ってくれた流れも向いたけど、今年はちょっと大変かも知れないね」とペースメーカー不在を気にしているが、ならば、今年は米国の逃げ馬キングスドラマがマグナーテンの役割を引き受けると考えてみたらどうだろう?気性が難しいと言われるもう1頭の米国馬ベタートークナウにしても、すんなりとした縦長の流れは歓迎だろうし、米国騎手が手綱をとる各馬の思惑はみごとに一致する。唯一、出身地ラインとして機能しうる可能性を残すのはアメリカ・・・・そんなシナリオを描きつつ、今年のJCを展望してみるのも一興だろう。

結論
◎ゼンノロブロイ    デザーモ(米)
○アドマイヤジャパン 横山典(日)
△ウィジャボード    ファロン(愛)
△アルカセット     デットーリ(英)
△ハーツクライ     ルメール(仏)
△バゴ          ジレ(仏)


zenno_rob_roy_at_shuten05アメリカラインによる絶妙のアシスト(?)を受けるゼンノロブロイの勝機到来とみたい。外国馬との力関係を計るなら、インターナショナルS遠征時4着に下しているエースが、前走BCターフで2着し、バゴやベタートークナウに先着している事実が参考になる。仮にロブロイが昨年同様のパフォーマンスを発揮できるまで仕上げてくれば、地元の土俵でこれらの馬たちに敗れるとは思えず、相手は日本馬か、それ以外の外国馬ということになる。
日本馬では、ディープインパクトに最も肉薄した経験を有するアドマイヤジャパンを、横山典騎手の手腕込みで上位にとりたい。この時期に至って、古馬との斤量差2キロの恩恵を受けられるのは、3歳馬にとってかなり大きなアドバンテージだろう。過去5年のうち3回も日本の3歳馬が連対を果たしている事実は、馬券作戦を占ううえで重要なデータと考えたい。
以下では、欧州トップ騎手による個人技による争いが見物。土曜後半戦になって、エンジンが掛かってきた感のあるフランキーはもちろん怖いが、ファロン、ジレのスポット参戦組に加え、短期免許組のルメールまではマークが必要だ。

キルトクールには、涙をのんでコスモバルクを指名(昨年は自分の本命馬でした・・・・)
満を持してセレクトした鞍上がまさかの負傷欠場とは、この馬も本当に巡り合わせが悪い。「あとはデムーロ騎手に託します」と期待を隠そうとしない田部調教師の発言が、今にしてみると、とても痛々しく見えてしまう。

11月 27, 2005 競馬予想・回顧アーカイブ | | コメント (2) | トラックバック (36)

2005/11/26

NHK・BSで楽しむジャズ界の最強牝馬

yamanaka_bstv土曜夕方、NHK・BS1で放映されている「BS週刊シティー情報」。膳場貴子アナがキャスターをつとめるなかなか品の良い情報バラエティーなのだが、様々なジャンルのミュージシャンがスタジオで生演奏を披露するというのが、この番組のもうひとつ見所でもある。本日ゲストに登場してきたのは、ジャズピアニストの山中千尋。当ブログが大の贔屓にしているミュージシャンだ。

CD録音では時として端正な印象を漂わせる山中さんの演奏だが、その本領は、ライブでの野性味あふれるパフォーマンスにある。鍛えあげられた筋肉の躍動とほとばしる汗の熱気、それと渾然一体になって進むダイナミックな演奏のスピード感が、果たしてテレビスタジオでどこまで再現されるか?とにかく貴重なライブ映像になることは間違いなく、これを見逃すわけにはいかない。今日は早々と競馬場から帰宅し、テレビのスイッチを入れた。

番組開始からおよそ20分が経過した頃に、ゲストとして紹介された山中さんのトリオが画面に登場する。メンバー紹介はなかったが、kenyama's blogのエントリを参考にすると、今日の相方は、最近国内でトリオを組むことが多いTommy Cambel(お茶目な黒人ドラマー)とMark Tourian(スキンヘッドの白人ベーシスト)の2人ではなかったかと思う。演奏はいきなり彼女のテーマソングというべき「八木節」から始まった。
今日の山中さんは、白のノースリーブの上着にパンツルックという出で立ち。ライブのときと同様、背中の部分が大きく開いた服なので、腕・肩から背筋にかけての筋肉の動きが画面を通してダイレクトに伝わってくるのが嬉しい。鍵盤に向かってやや前傾姿勢をとりながら、演奏にスピードが乗ってくると、椅子から腰をうかせスタンディング気味に移行する独特のフォームも健在で、視ているこちらもノリノリになってしまうような熱演だった。1曲終わった後、膳場アナのインタビュー答えるとき、さすがの山中さんも思わず息が上がっていたようだが、本人もここまで「速い」演奏になるとは思っていなかったとのこと。

このインタビューがまた秀逸だった。たとえば、視聴者から寄せられた「あの逞しい筋肉を維持するためにどれくらいトレーニングしているのか?」という質問に対する山中さんの回答は「ほとんど運動していません」という意外のもの。要するに、先天的にピアノを弾くための筋肉がついてしまう体質らしい。高校生の頃に「西東京大会で優勝できる」と、ボディービルの道にスカウトされかかったエピソードまで披露していたが、まさにジャズ界の最強牝馬(?)の名にふさわしく、サラブレッドさながらの、しなやかで逞しい身体能力の持ち主なのだ。

山中トリオは番組の最後に、もう1曲「リビング・ウィズアウト・フライデー」のショートバージョンを披露。こちらもスタートからガンガン飛ばしていくスピードが魅力の「電撃の6ハロン的」名曲だが、デビューアルバムの頃からしっかりと弾きこんでいるだけに、安定した手応えのようなものを感じさせてくれる好演奏だった。

山中千尋トリオが登場する「BS週刊シティー情報」は、日曜・午前10時10分からも再放送のオンエアが予定されている。ジャパンカップ・デイに気合いをつけてから参戦したいという方にも、是非お薦めします。

11月 26, 2005 音楽 | | コメント (0) | トラックバック (0)

【JCダート】G1ペースで強い差し馬が台頭する

saqalat_at_jbc_nagoya四半世紀前の「第1回ジャパンカップ」をリアルタイムで目撃しているほどのベテランではないけれど、5年前の「第1回ジャパンカップダート」なら、現場でナマ観戦した思い出がある。未知の外国馬を招いて争われるJRA・初のダート中距離G1。しかも、舞台はわが国で数少ない本格コースの府中2100である。いったいどんな競馬になるのか?レース前には見当もつかなかったが、終わってみれば期待以上の大熱戦で、大いに興奮させられた。
印象に残っているのは、激流のようにペースが速いレースだったということ。逃げたレギュラーメンバー(前走でダービーGP勝ち)が、信じられないようなスピードで最初のコーナーを回っていき、これを外国馬ロードスターリングがピタリとマークする。といっても、この2頭が他馬と無関係に大逃げを打ったわけでなく、レース全体が速い先行勢に導かれピリリと締まった淀みない流れになったことが、素晴らしかった。そんな厳しいペースをもろともせず自ら積極的に動いて、堂々たる押し切り勝ちをみせてくれたウイングアローの勝ちっぷりはまさしく圧巻で、思わず舌を巻くほど強い競馬だったと思う。
ダート中距離というと、ちょっと単調な先行有利の決着という印象が強かったけれど、この一戦に関しては、そんなイメージを一新するような白熱の好レースになった。日本馬同士の馴れ合いを許さない外国馬の存在と、G1というお膳立てが用意されるだけで、競馬はここまで面白くなる・・・・・当時、芝中長距離路線で蔓延していたスローぺースのヌルい競馬には正直辟易としていただけに、随分と新鮮な印象を抱いて府中競馬場を後にしたものだ。その分、翌日のジャパンカップ・芝の緩慢さ(前半5ハロン63秒のスロー、勝馬テイエムオペラオー)には、思いきり失望してしまったのだが・・・・

この第1回を含め、過去5年のJCダートの歴史を振り返ってみると、「東京・ダート2100・良馬場」という条件が揃ったのは、わずかに3回を数えるのみで、確たる傾向のようなものは、いまだに明らかではない。だが、その3回のレースは、どれをとっても道中のいずれかの箇所で11秒台のラップが4回以上連続する厳しい流れが生じており、結果として、中団から後方に位置する差し馬の台頭が目立っている。先行マクリ戦法で力任せに押し切った印象の強いクロフネにしても、このときは発馬のタイミングがひと息。2角を回った時点でまだ中団の10番手という位置取りだったのだ。
先行馬が行こうと思えばブレーキをかける必要のない大回りのコース形態に、外国馬・外人騎手の参戦、3歳王者と古馬トップクラスによる事実上の初対決など、他の交流G1にはみられないファクター満載のこの一戦。よほどの事情がないかぎり、スローペースに落ちつく可能性はそもそも少ないとみるべきだと思う。

ユートピアラヴァマンアジュディミツオーと前で戦う馬たちが揃った今年も、例年どおりの淀みない流れが期待できる。終わってみれば、「ハイペースで差し馬有利」がこの大一番のデフォルト、という傾向がハッキリするのではないだろうか?

結論
◎サカラート
○タイムパラドックス
▲カネヒキリ
△タップデイ
注シーキングザダイヤ

time_paradox2_at_jbcc強い差し馬」を実績で推し量るなら、昨年の覇者であり、以降の交流G1で3つも勲章を重ねたタイムパラドックスが最右翼だろう。だが、その昨年にしても、最内をロス無く突けた絶妙のコース取りが最大の勝因だったこの馬・・・・ウイングアローのように力で全馬をねじ伏せるという光景までは、ちょっとイメージしずらい。鞍上ペリエは悪くないし、うまく直線の叩き合いに持ち込めるようなら勝機もあろうが、ちょっとモタついている間に他馬に突き放されてしまうと案外脆い。旭川や盛岡でのレースぶりが、この馬のウイークポイントを証明している。

タイムパラドックスを突き放せるポテンシャルを秘めた差し馬といえば、ブリーダーズゴールドカップのレース内容から、サカラートの存在がにわかに浮上してきそうだ。本質的に先行してこそのタイプかもしれないが、今回手綱を取るのは世界の名手・フランキー。ペース次第では中団で折り合いをつける策もありうるだろう。名古屋のJBCでも、馬体の完成度の高さはずば抜けていたが、イレコミと小回り独特の展開に翻弄され力を出し切れなかったこの馬。府中の本格コースこそは、巻き返しを狙える絶好の舞台とみた。

kane_hekili_at_musashinos1番人気が見込まれる3歳王者・カネヒキリは、確かに前走、芝スタートで後手を踏んだのが痛かった。また、パドックで確認した馬体の造りも緩めだったので、今回上積み余地は大きいはずだ。ただし、この馬の場合、一気に突き放す機動力が使えない。盛岡ダービーGPの勝ち時計も、昨年のパーソナルラッシュとの比較で1秒遅く、古馬トップ級との比較で楽観はできないとみるが、どうだろう?

外国馬では、週刊競馬ブックの「USA発」記事で弱気情報が一杯だったラヴァマンの評価を下げてみたい(今回のキルトクール指名馬です)。
むしろ、後方から追いこむタップデイの末脚が不気味で、上記記事でも、距離適性ならラヴァマンより優位という見立てである。ハマってしまえば、まったくの人気薄外国馬でも激走の可能性があることは、芝・ダートを問わず過去のJCで繰り返されてきた歴史であり、少なくとも3着候補としてなら侮れないとジャッジする。

11月 26, 2005 競馬予想・回顧アーカイブ | | コメント (2) | トラックバック (35)

2005/11/23

無念!競艇観戦ツアー直前キャンセルです

11月23日勤労感謝の日、平和島競艇場で開催される「平和島オール女子戦」・・・・この日は、Racing Blog 2005のBIRDさんの呼びかけで、「競馬ファンのための競艇観戦ツアー」という興味深いイベントが催されることになっています。
このツアー、事前に参加申込の手続が必要ですが、例の競艇広告を掲載していないブログでもOKということで、当ブログ管理人(山城守)も、実は参加を予定していました。ですが、直前になって仕事の都合がつかなくなり、今回は無念のキャンセルを選択する羽目に・・・・ううむ、残念です。馬券オヤジの血が騒ぐ企画だったのに、ほんとうに惜しいチャンスを逸してしまいました。
ツアー&オフ会に参加の皆さま。影ながら盛会をお祈りするとともに、楽しいイベントレポートを期待しています。

11月 23, 2005 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/11/20

【マイルチャンピオンシップ】快挙達成を後押しする条件

秋の京都開催も後半3週目を迎える。土曜日の芝レースの決着パターンをあらためて確認してみると、やはりコースの内側・ラチ沿い部分の傷みがかなり進行しているようだ。先週こそ、コース最内に進路を取って粘り込みをはかったオースミハルカの健闘が場内を沸かせたが、現時点で最も伸びているのは馬場の真ん中から外目を通る箇所である。JRA発表の「今週の馬場状態」も、目下のコンディションを裏づけるように、言葉を選びつつ微妙な表現を使っている。

「今週も引き続きBコースを使用します。3~4コーナーや正面の内側が傷んできましたが、全体的にはまずまずの状態を保っています」
~JRA公式サイト 馬場情報より引用

durandal_at_nakayama_sps本当に芝が良い状態を保っているなら「良好な」と表記するところを、「まずまずの」という形容詞・・・・日に日に気温も低下し、芝の成育も期待できない今の時期では、これが精一杯の表現なのだろう。この中間は芝刈りも行われず、先週の状態キープを意識した管理が行われたと推察されるが、コース内側の傷みは隠すべくもない。マイルCSまで土日を通じ、計11回芝のレース(内回り7回・外回り4回)を消化する今週は、さらにこの傾向に拍車がかかるはずで、「外差し有利」のバイアスはもはや誰の目から見ても明らかだろう。
絶好の枠順を引き当て、外を回す差し競馬に専念すると思われるデュランダルにとってはこれでまたひとつ有利な条件が加算され、同一G1・V3達成の快挙を後押しされた感がある。

それでは、展開面はどう流れるだろう。
注目すべきは、逃げると思われるローエングリンの手綱が、再び横山典騎手に変わることだ。

いったん抑えが効かなくなると、途方もないハイペースを演出してしまう希代のクセ馬も、名手の手に掛かると案外と落ち着いた競馬ができるようだ。
試みに、後藤騎手が乗った時と横山典騎手騎乗時にローエングリンが記録したテンの3ハロンラップを比較してみると、こんな結果が出てくるのが面白い。

■後藤騎手騎乗時(近3走・海外出走除く)
 05年 安田記念   33.9(道中ハナ)
 03年 天皇賞(秋) 33.9(道中ハナ)
 03年 安田記念   34.5(道中2番手追走)

■横山典騎手騎乗時(近3走)
 05年 マイラーズC 35.1(道中2番手追走)
 04年 天皇賞(秋) 35.8(道中ハナ)
 04年 毎日王冠   35.1(道中ハナ)

マイラーズCの時のように、ゆっくりと走れれば」と語る伊藤正調教師の意図が、今回の鞍上スイッチの狙いだとするなら、この馬がテンから飛ばしていく流れは考えづらいだろう。かといって、タニノマティーニにせよ、ビッグプラネットにせよ、他の同型が無理にガリガリと争う展開になるとも思えない。
結局のところ、今年のマイルCSは、前半3ハロンが34秒台後半~35秒台の比較的ゆったりした流れになるのではないか?イメージとしては、昨年のレースや01年(優勝馬ゼンノエルシド)に近い展開である。

仮にそんなスロー気味のペースになっても、勝負所の残り3ハロン地点で先頭から1秒以内の位置を追走していれば、33秒台の末脚を使うデュランダルの首位を揺るぎない。仮に波乱があるとするなら、先週の勝利に気をよくした池添騎手がじっくり構えすぎた場合だ。勝負所でデュランダルの少し前に位置しながら、同様に33秒台の脚を使えるタイプには要注意、と指摘しておきたい。

<結論>
◎デュランダル
○ハットトリック
▲ダンスインザムード
△ダイワメジャー

天皇賞(秋)では、中団後方から追い込みを狙ったが超スローに泣いて届かなかったハットトリック。一歩先に抜け出す競馬であわやの健闘を演じてみせたダンスインザムード。この2頭が、デュランダルの快挙達成に待ったをかける僅かな可能性を残した対抗格だろう。両頭とも、状態の良さは天皇賞のパドックで確認済み。特に気難しいダンスインザムードにとっては、スタンド前発走という試練のない京都マイルは、案外、ベストの条件と言えるのかもしれない。
これ以外では、末脚の持続性に課題を残すが、ノド鳴り手術の効果があったというダイワメジャーの先行抜け出しにも、一応注意を要する。

キルトクールは、思い切ってラインクラフトを指名。
歴戦の古馬を相手に、前2走のような力任せの競馬が通用するとは思えない。負担重量も古馬と僅かに1キロ差という設定。先週のエリザベス女王杯(3歳と古馬の斤量差2キロ)と比較すると、マイルCSは明らかに古馬有利の条件で、2番人気を背負うこの馬にとっては、ちょっと荷が重いという予感がする。

11月 20, 2005 競馬予想・回顧アーカイブ | | コメント (2) | トラックバック (30)

2005/11/18

ファインモーションのように 上原ひろみ「Spiral」

B000AU1M48若手の女性ジャズピアニストの代表格として、何かにつけ山中千尋と比較されることが多い上原ひろみバークリー音楽院出身の経歴であるとか、NYを活動拠点に据えていることなど、確かに両者の共通点は少なくない。だが、世間的認知度という点では、一歩早くメジャーブレイクを成し遂げた上原のほうが数段リードしているようだ。ライブの観客動員数ひとつとってみても、品川ステラボール(750席)の前売りを3日連続でソールドアウトしているのだからすごい。単純に考えると、同じ会場を1日だけ使っていた山中千尋の3倍はファンがついている計算になる。アルバムの売上げ比較なら、その差は10倍以上だろうか?

その上原ひとみが先日リリースした3作目のアルバムが「Spiral」
実は、この人の作品を1枚通しで聴いたのは今回がはじめてなのだが、なるほど、評判にたがわぬ豊かな才能がアルバム全編に横溢した意欲作であった。

3人で演奏する音で、オーケストラのような音楽をつくりたい」・・・・ライナーノーツに記されたこの上原本人の発言が、今作の特徴を端的に物語っている。特にアルバムの前半部は、まさしく一つのコンセプトで統一された組曲のように展開していくが、緻密な計算をもとに構成された壮大なアレンジと、緊張感あふれるスリリングな演奏が聴きどころといえるだろう。3人編成のオーソドックスなピアノトリオ作品でありながら、エレキベースにシンセサイザーを乗っけるコンテンポラリーなバンドのスタイルも、そんな印象をより効果的に強調している。ジャズ的でルーズな即興性とはほど遠く、スイングする感じとは無縁の世界。集中して聴いていると少々肩がこるのも確かなのだが、とにかくスケールの雄大さは特筆ものである。
競走馬に例えていうなら、あくまでジャズという文脈のなかで鍛錬した筋肉を躍動させ極限の切れ味を追求する山中千尋がスイープトウショウなら、ジャズの土俵をまったく意に介さず異種格闘技戦的な音楽世界を標榜する上原ひろみからは、3歳当時のファインモーションのような底知れぬ才能の恐ろしさが感じられる。

面白かったのは、おまけにつてきたDVDのライブ映像だ。
曲目は「カンフー・ワールド・チャンピオン」 ブルース・リーとジャッキー・チェンに感化を受けて出来上がった作品ということだが、トレードマークのぼさぼさ頭で、シンセとアコースティックピアノを忙しく往復しながら弾きまくる上原ひとみの姿が実に楽しい。視覚的な印象だとYMO当時の矢野顕子みたい(?)にみえるだが、演奏そのものから立ちのぼってくる熱気とグルーヴ感は、レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴを彷彿とさせる。もしドラマーがジョン・ボーナムだったら、さぞかし凄い演奏になったことだろう(笑) ライブ映像のさわりの部分は、公式サイト中の「Spiral tour」のページでも楽しむことができるので、ぜひお薦めしたい。

11月 18, 2005 音楽 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/11/13

夢の舞台は東へ西へ~レインブック名古屋でライブ

B000B52DC210月に約2年振りとなる新作「心の力/お家へ帰ろう」をリリースしたばかりの個性派ユニット・レインブック(rain book)日本の童謡をモチーフにした郷愁豊かなサウンドと、まるで天女が奏でるような透明感に満ちた歌声は、今作でも独自の音楽世界を拡げており、聴く者の耳をとらえて離さない。そんな彼らの活動エリアは、デビュー以来、ホームグランド・新潟でのラジオ番組と東京のライブが中心。つまり、地域限定バンドの趣があったわけだけれど、ここにきて嬉しいことに、全国展開の気運が盛りあがりつつあるようだ。

きっかけは、中部日本放送CBCラジオ10月のキャンペーンソングとして「お家へ帰ろう」が選ばれたことである。かつては「涙そうそう」や「さくら」も取り上げられたという、この由緒あるヘビー・ローテーションの座を射止めたことの効用は小さくなかったようで、記念(?)のミニライブも名古屋市内で催されることになった。演奏の日取りは奇しくも11月3日(祝)・・・・そう、JBCの開催で名古屋競馬が2万人大観衆に埋め尽くされ熱く燃えたあの日のお話である。当ブログ管理人もこの日は当然、名古屋に遠征中。となれば、ドンコからタクシーを飛ばしてでも、会場に駆けつけるしかない。

ライブ会場は、市内・西北部にオープンしたCBC住宅展示場のイベントコーナーである。この日のライブは、ラジオ番組の公開録音として行われたのだが、メーンエベントは、かの替え歌名人・嘉門達夫氏の独演会であった。我らがレインブックは、そのセミファイナルとして午後1時30分、昼下がりのステージに登場。要するに前座だったわけだが、まるで芸風の異なる嘉門氏との接点がなかった分、独自の音楽世界を縦横無尽にアピールする機会を与えられ、それはそれでかえって良かったと思う。演奏してくれたのは、以下の3曲だった。

11/3(日)名古屋市・CBCハウジング ライブ 13:30~
1.心の力
2.朧月夜
3.お家へ帰ろう

rainbook_at_nagoya_cbc_liveこの日のライブは、オリジナルメンバー2人(山本容子+前澤ヒデノリ)のみによるシンプルな構成。SPが奏でるカラオケをバックに、山本さんのボーカルと、前澤さんのアコースティックギターを被せていくという演奏だったわけだが、それでもライブならではの即興性と風通しの良さを感じさせる好演奏だった。短時間のミニライブゆえに楽曲の目新しさは無かったけれど、その分、歌い込んできた作品ならではの手堅さと安心感がある。圧巻は「お家へ帰ろう」の後半部で、山本さんがルルルルゥ・・・・と、突然歌い出したスキャット。アドリブだったのかどうかは定かでないけれど、力のある歌い手にしかできない芸当だ。聴く者のハートをグイッと鷲づかみするかのような確信に満ちた響きには、思わず魅了されてしまうばかりだった。

ラジオの公開録音らしく、MCも楽しい。傑作だったのは、山本さんが酩酊してタクシーに乗ってから、財布の中のお金が足りないことに気がついたときのエピソードだ。無賃乗車の汚名を避けるために、腹をくくった山本さんは「私歌いますっ!」といきなり宣言。運転手1人を聴衆に、あの歌声を朗々と狭い車中に響き渡らせたという。結局、感激した運転者から「おねえちゃん、がんばれよ!」(笑)と激励され、料金を負けてもらったうえ缶コーヒーまでご馳走になったらしい。芸は身を助けるとはまさにこのこと、羨ましいかぎりである。

この日を皮切りに、地元・新潟でのキャンペーンツアーも敢行したレインブックは、以降も各地で活発な活動を続ける予定だ。11月21日には栃木県のAM・FMラジオに初登場、12月にかけてはNHK・FMの全国放送でもゲストの予定が入っている。活字メディアにも少しづつ浸透しつつあるようで、新潟地方版の朝日新聞に紹介記事が出たばかりか、なぜか仙台版のフリーペーパーにも新作がお薦めの一枚として紹介されている。まさに東へ西へ。個人的には、この勢いで来シーズンぜひ、盛岡競馬場でのライブを企画してほしいと願う。内田利雄騎手がライブで観衆を湧かせたあのステージこそは、彼らの芸風がピタリとマッチする夢の舞台だと思うのだけれど、はたしてどうだろう?
ともあれ12月に都内で予定しているライブにも、機会をみつけ足を運んでみようかと思っている。

【関連サイト】
rain book 公式ホームページ
rain bookファン倶楽部・新潟支部/umbrella-HP

11月 13, 2005 音楽 | | コメント (3) | トラックバック (0)

【エリザベス女王杯】前哨戦のパドックを思い出しながら

荒れるエリ女」の異名も今はどこへ・・・・新・旧世代混合による女王決着戦の位置づけが定着して以来、エリザベス女王杯は、強い人気馬がしっかりと力を発揮する本命戦になった。過去5年を振り返ってみても、馬連配当20倍以上をつけているのは、ゴール前横一線の大混戦だった01年と、5番人気オースミハルカが2着に逃げ残った昨年のみ。とはいえ、6番人気以降の伏兵に出番が回ってくるまでには至らず、馬連3桁~4桁台の概ね平穏な決着が毎年繰り返されている。連対馬の顔ぶれを見渡しても、前走・牝馬同士の争いで連に絡めなかった馬の巻き返しがほとんどみられない。ここは、実績と状態の良さで支持を集める人気馬の独壇場といってよさそうだ。

そんな本命馬優位の傾向を、「レースの質」という面から考えてみるなら、やはり京都外回りという舞台の特徴が、結果にも大きな影響を及ぼしているといえる。すなわち、広々としたコースに縦長の隊列でレースが進んでいくので、道中各馬が不利を受ける可能性が小さいこと。また、スローペースになっても、3角過ぎから息の長い末脚を持続することが要求されるため、結局、最後には強い本命馬が台頭してくるという図式である。こんな舞台でレースが争われる以上、展開の紛れによる伏兵登場の余地は、ほとんど皆無と心得ておきたい。

仮に中程度の波乱が起こるとするなら、それは展開面より、レース当日の心身の状態に起因して有力馬が凡走するという可能性だろう。もちろん各陣営は、ここを目標に渾身の仕上げで参戦してくるわけだから、有力馬が下馬評どおりの能力を発揮する可能性は高く、何事もなければ、例年どおりの本命戦になるのだろう。だが、気難しく体調も移ろいやすい牝馬同士のレースである以上、直前まで各馬の気配チェックには、慎重を期しておく必要がある。

そんな「直前チェック」の一助になるかどうかはわからないが、今回は、有力各馬の前哨戦のパドックをみて自分が気がついたことを、メモ形式でおさらいしてみる。

■ヤマニンアラバスタ 牝4
yamanin_alabaster_nigata_sado_tokubetu古馬になって「馬が変わった」と評判の1頭。昨年のクラシック当時は、一戦ごとに体重を減らし、肝心の大舞台でも馬体を維持するだけで精一杯という印象だったが、今夏の復帰戦以降は450キロの大台をキープしている。馬体の充実が、連戦連勝の好成績を生む原動力となっていることは間違いない。


なるほど、プラス18キロでの出走となった3走前・佐渡特別では、しっかりと実が入った腹回りの逞しさが、強く印象に残った(写真・上)1年前の頼りない姿がまるで嘘のような素晴らしさである。新潟に滞在し、じっくりと調整を進められたのが良かったのだろう。

yamanin_alabaster_fuchu_hinba_sこれに対し、美浦から東京への輸送競馬となった府中牝馬ステークスでは、お腹のラインが再び巻き上がり気味になりつつあって、正直、パドックを周回する姿から受ける印象は、新潟当時と比べひと息か?と思えたものだ。だが、終わってみればレースは圧勝。あらためて写真(下)でチェックしてみると、充実したトモの張りなどけっして悪くないし、馬格からして、3歳時点とは比べものにならないほど成長しているのがわかる。この状態を維持できるかどうかが、本番での焦点だ。

課題は、やはり京都までの長距離輸送に尽きる。直前の攻め馬は、前走同様・上がり重点のパターンで、馬体重の維持を何より優先させようという陣営の慎重さがうかがわれる。これならおそらく、極端な馬体重の変動まではないだろう。だが、パドックで前走から、さらにお腹のラインが上がっているようなら、3連勝の勢いをそのまま鵜呑みにできない恐れもある。

■エアメサイア 牝3
air_messiah_oaks写真は、オークス2着当時に撮影したもの。全身ふっくらと丸身を帯びて、毛づやもピカピカ。470キロでの出走だったが、数字以上に馬体を大きく見せていた。秋華賞当時の馬体重もこのときとほぼ同じ468キロ。この馬の場合、ギリギリまで馬体を絞り込むよりも、こんな造りのときのほうが好走する傾向があるようだ。
すでに2戦を消化している今秋シーズン、おそらくデキそのものは、秋華賞時点で一度ピークを迎えていたはずである。約1か月のインタバルを挟みながら、当時の状態を維持できているかどうか?一戦ごとの馬体重の変動が意外に大きいタイプだけに、要注目である。

■スイープトウショウ 牝4
sweep_tosho_tennousho安田記念・毎日王冠・天皇賞(秋)と、この馬のパドックを間近に観る機会に恵まれたが、馬体の逞しさは一戦ごとに上昇している印象だ。特にトモ周辺の盛り上がった筋肉が素晴らしい。天皇賞(秋)は実質的に後半600メートルだけの競馬であり、おそらく中1週の消耗を心配する必要はないだろう
気がかりなのは、この2走の馬場入りの際、警戒心を露わにして、人のいうことを聞かなかったり騎手を振り落としたりと、我が儘な気性を表面に出してきたことだ。パドックではおとなしく周回していても、地下馬道に入ってから態度を豹変させてしまうのだから、扱いが難しい。
だが、そんな奇行を繰り返しても、レースに行くと案外影響がないというのが、この馬の良いところでもある。ひと頃に比べれば、ゲートも安定してきたし、慣れた京都競馬場なら少しは警戒心を緩めてくれる可能性もあるだろう。少々のチャカつきは折り込み済みで、さほど気にする必要はないとジャッジしておきたい。

■マイネサマンサとオースミハルカ牝5
meiner_samantha_fuchu_hinba_s比較的スローな流れが想定されるなかで、前に行くと思われるのがこの2頭。パドックを周回する姿は、まさしく「静と動」。マイネサマンサはあまり気配をみせることなく、淡々とうつむき加減に歩き、一方のオースミハルカは、チャカチャカと終始落ち着きない仕草を繰り返す。

osumi_haruka_fuchu_hinba_sだが、2頭ともこれでいい。歴戦の古馬にふさわしく、既に馬体は前走で仕上がっており、本番でも力を出せるデキで登場してくるはずだ。前走は、ヤマニンアラバスタの決め手に一蹴された形だが、着差は案外と小さく、人気とのバランスを考えればマークを欠かせない伏兵と評価すべきだろう。特にマイネサマンサを操るルメール騎手の手綱捌きには、十分な警戒を払っておきたい。

結論
◎スイープトウショウ
○マイネサマンサ
▲エアメサイア
△オースミハルカ
△ヤマニンアラバスタ

有力各馬の順位付けをするなら、やはり牡馬混合G1で常に上位争いをしている「」を評価してスイープトウショウを最上位に位置づけるべきだろう。相手は順当ならエアメサイアだが、展開も考慮しマイネサマンサの渋太さにちょっと期待してみる。
直前気配確認の重要性を説きながら、肝心の自分はといえば、明日仕事が入っているせいで、前売り馬券を買わざるを得ないのが辛い(汗)

キルトクールは、アドマイヤグルーヴ
admire_groove_tennousho天皇賞(秋)のパドックでは、最初から最後まで、写真のように尻尾をあげたまま周回していたのが、気がかり。直後のバランスオブゲームが意識的にこの馬を避け、間隔を空けながら周回していたことから推察するに、フケの兆候が現れていたのではないか?と邪推している。
体重そのものはほぼ適性水準といえるが、馬体に張りがなく、レースに行ってもまったく見所を作れず。この状態のままでは、好敵手スティルインラブの引退に花を添える3連覇の偉業達成は、かなり厳しいと評さざるを得ないだろう。

11月 13, 2005 競馬予想・回顧アーカイブ | | コメント (10) | トラックバック (40)

2005/11/06

【ファンタジーS】まだ底を見せぬ器を狙い撃つ

fantasy_sラインクラフト、スイープトウショウにピースオブワールド。少なくとも過去3年に限っていうなら、ファンタジーSは、G1級の名牝を世に送り出す出世レースとして、すっかりその地位を定着させた感がある。傾向・対策として、2着馬も含む上位入線馬に共通する公約数を探し出すなら、「まだ底を見せていない」というのがキーワードになりそう。3年前のシーイズトウショウ(2着)1頭を除くすべての連対馬が、少なくとも牝馬同士ではまだ土が付いていない素質馬だった。また、キャリアわずか1戦でここに駒を進めた馬でも、素質に恵まれているなら、十分勝ち負けに持ち込める。それがこのレースの特質である。
ローテーション的には、りんどう賞組が有力なのだろうが、同じ京都芝千四といっても、今回は外回りコースが舞台に変わる。3~4角の坂の勾配にしても、直線の長さにしても、内回りと比べるなら条件はまったく異なるといっても過言ではなく、その成績を鵜呑みにするのは難しい。今年のりんどう賞のメンバーを考えても、例年に比べやや小粒だった感もある。ならば、夏競馬で高い素質を示した面々を含め、別路線組を重視する必要があるのではないか。
さらには、福永祐一騎手とこのレースの相性が異様に良いことにも、注意を払っておく必要がありそうだ。

結論
◎ブラックチーター
○ラッシュライフ
▲ニシノフジムスメ
△アルーリングボイス
注ワイキューブ

ここに至るまで牝馬同士でまだ負けていないのは、上記の5頭に絞られる。兵庫所属のティーサーもこの条件に該当するが、なにぜ今回は初の中央挑戦・・・・ひとまずは静観が妥当だろう。
夏競馬上位組の能力は確かに侮れないが、ここは過去2年の勝馬とイメージが重複するブラックチーターのスケール感に注目してみたい。発馬でやや後手を踏みながら、持ったまま先団にとりつき直線だけで5馬身の差をつけた新馬戦はやはり非凡。福永騎手に導かれ、実績馬を一気に凌駕してみせる可能性はけっして小さくないはずだ。
相手は順当なら、ニシノフジムスメということになろうが、追い切りの動きの鈍さはやはり気になる。ならばここは、レベルの高い北海道戦線で底を見せなかったラッシュライフのスピードに乗ってみる手を本線にとりたい。
キルトクールは、クリノスペシャル。りんどう賞勝ちの実績馬も、今年はちょっと手薄なメンバー。距離ロスの大きい外枠に入ってしまったのも課題で、そこそこ人気するようなら消して妙味有りとジャッジする。

11月 6, 2005 競馬予想・回顧アーカイブ | | コメント (0) | トラックバック (22)

旅打ちは続くよ-「そうだ 京都、行こう」

kyoto_padockドンコのJBC観戦から2日。あいだに金曜日を挟みながら、週末も旅打ちを続けている(笑)今回の目的地は京都競馬場だ。前回訪れたのは、ホクトベガのエリザベス女王杯の時だったか?と、記憶もおぼろげになっているのだが、とにかく約10数年ぶりの淀訪問である。滞在先の京都市内から、緑色の京阪電車に揺られること約30分。淀の駅も近づいて、車窓に競馬場の姿が現れると、いやがうえにも旅打ち気分は盛り上がってくる。

改札を抜け、首を回しながらあたりの景色を確かめてみると、オケラ街道の風情は自分が知っている頃とほとんど変わってなかったので、少々ほっとする。とても繁盛しているようには見えないけれど、予想屋のおっちゃんたちが、相も変わらぬ風情で営業しているのも微笑ましい。「今日も朝から荒れまくりだよ!」と連呼する呼び込みを受け流し、まったりと空気を吸い込みながら、5分も歩けば競馬場に到着だ。

京都競馬場・・・・初めて訪れたときには、スタンドに設置された時計台を見上げながら、何もかも規格外にでっかい競馬場だな!と感嘆した覚えがあったけれど、やはりそのスケールの雄大さは格別である。日頃、府中をホームグラウンドにしている自分からみても、素直にそう感じてしまうだけの懐の深さのようなものが、淀にはある。加えて、今回感じたのは、気品のある競馬場だということ。中央に樹木を配した円形のパドック、コース内側の噴水と白鳥のコントラストの美しさは言うまでもないが、スタンド内の風景ひとつをとってみても、近代的デザインで画一化されたJRA他場とは一線を画するゆったりとした雰囲気が漂っている。ひとことで言うなら、開放的で、明るく、風通しがよい。パドックからスタンドへの移動もスムーズで、競馬を楽しむには理想的な環境といってもよいのではないか。
もし、初心者を競馬場に案内する機会があるなら、中山や府中、さらには大井のトゥインクルなどよりも、京都のほうが絶対におすすめだ。場内が空いている土曜日なら、なおのこと良いだろう。

ところが、そんな恵まれた環境に遠征していながら、土曜日は肝心の馬券のほうが今ひとつふるわなかった。武豊という絶対の存在がいるんだから、そこから買っておけば大丈夫かと思えば、案外そうでもなく、上村や秋山といった中堅どころが穴馬をどんどん持ってくるのだから困ってしまう(笑)勝負に出たのは第10レース・京洛ステークス芝千二は逃げ馬絶対有利というセオリーにしたがって、和田騎乗スイートルームの単複・馬連を厚めに買いこんでいた。自信たっぷりに観戦していたのだが、スイートルームは軽快に飛ばしながら、直線に入ると同型の先行馬・高山太郎のトップパシコに差されてしまう体たらく・・・・どうせなら2頭とも失速してくれたら良かったのに、ゴールではトップパシコのほうが3着に粘ってしまうのだから、もうガックリである。

tokyo_no_baken結局、8レースから買い始めた京都の馬券はノーホーラ。唯一手にした的中馬券が、当ブログのひとくち出資馬オフィサーが出走した東京メイン・ブラジルCのこの馬券である。愛馬が府中メインの晴れ舞台に立つ・・・・しかも2番人気とひとくち馬主冥利に尽きる場面だったのだが、あいにく自分は京都にいる(笑)しかも、森厩舎がまたしても慎重な姿勢に終始していたので、昇級即通用はどうだろう?と思い、弱気にタイキエニグマ軸の馬単で勝負していた。
しかし、そのオフィサーが直線、あわや先頭に立とうかという勢いで伸びてきたので、思わず感激。淀の自分も、馬券を忘れて「江田!江田っ!」とターフビジョンに大声で声援を送った。最後は絶好調・横山典が手綱をとっていた強豪タイキエニグマの鬼脚に屈したとはいえ、人気に応えての2着入賞は大健闘。あらためて高い素質を示してくれた愛馬の将来は前途洋々だ!と、自信が深まってきた。
ちなみにオフィサーのホームグランド京都競馬場でも、さぞ盛り上がっていたのかと思いきや?結局、江田コールをしていたのは周囲で自分ひとりだけ・・・・案外、関西の競馬ファンってクールなんですね(汗)

さて日曜日の京都メインはGⅢフェアリーステークススイープトウショウラインクラフトを輩出した出世レースをお目当てに、再び淀に繰り出す予定である。予想エントリは、また後ほど・・・・

11月 6, 2005 ひとくち馬主日記, 旅打ちコラム, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/11/04

【JBC回顧】いろいろあれど、ひとまずは大成功!

time_paradox_at_jbcc名古屋競馬場を舞台に開催された今年のJBCナイキアディライトのわんこ座り事件に端を発した係員の「暴走」や、テレビ中継時間切れ問題などが、ネット界隈であれこれ物議をかもしている。なるほど、テレビ観戦だった人にとっては、随分とフラストレーションがたまる展開になってしまったようだが、実際に現地でレースを観戦してきた自分の印象からすると、それほどひどいレースじゃなかったと思う。

問題のJBCクラシックにしても、小回りコースらしく目まぐるしく先頭が入れ替わる展開や、肉弾戦も辞さなかった騎手たちの駆け引きは見応えがあったし、馬券の成否はひとまず置くとしても、手に汗握る熱戦だったというのが正直な感想だ。
また、問題視された係員の「蹴り」の一件も、レース結果に影響を与えるほどの暴挙という感じではなく、ライブならではのアクシデントのひとコマとして、場内では受けとめられていたと思う。NARのHPをみると、「不適切な対応」に関する主催者によるお詫びコメントも出されている。ひとまずは大目にみてやっても、いいのではないか。

自分がこんな感想を抱いてしまうのは、やはり朝から競馬場を包み込んでいた祭りの熱気に触れていたせいなのだろう。この日のドンコを支配していたそんなムードを、日頃競馬とは無関係な新聞の地方欄が、なかなか適切に伝えている。

競馬のダート日本一を決める「JBC競走」が3日開かれた名古屋競馬=同市港区=には、2万人を超すファンが詰めかけ、中央競馬(JRA)や地方競馬で活躍する一流馬の走りに酔いしれた。(中略)
 地元の名古屋競馬からは3頭が出走。クラシックに出走したレイナワルツ号(牝5歳)が残り約100メートルまで先頭を走り、観客を沸かせた。
 最後はJRAの武豊騎手と安藤勝己騎手の馬にかわされて3着だったが、地元のファンからは大きな拍手が送られた。
 2レースとも地方競馬所属馬が馬券に絡み、1~3着を順番通り当てる3連単はスプリントが39万3070円、クラシックが23万6450円の高配当となり、スタンドからはため息がもれた。
県競馬組合によると、1日の平均入場者は約3千人。この日は普段の約7倍のファンが訪れたことになり、関係者も「こんなにぎわいは初めてでは」と話していた。

 ~asahi.com : マイタウン愛知 11/4より引用

この日、自分が乗ったタクシーの運転手によると、ドンコの場合、公式発表が千人以上でも、実際には数百人しか場内にいないということがよくあるらしい(笑)そんな小さな競馬場が、これだけのビッグイベントを迎え入れるのだから、キャパシティオーバーは避けられない。施設面でいろいろと無理が出ていたのは事実であり、開催運営の面でも、苦言を呈すべきことは山ほどあった。たとえば、トイレの場所がわかりにくいこと。穴場や払い戻し所の数が致命的に不足しており、何をするにも長蛇の列が避けられなかったこと。パドックとスタンドを行き来する動線がレースのたびに滅茶苦茶になっていたこと。ゼッケンのフサイチネットの表示が邪魔で出走馬の馬名をパドックから読み取りづらかったことなどなど。

それでも「いつもと違う」名古屋競馬を満喫して、ドンコを後にすることができたのは、何より地元騎手や厩舎関係者の意気込みと奮闘を、肌身に感じることができたからだ。当日場内でお会いする機会を得たlandsliderさん地方競馬に行こう!)によるなら、この日は普段着の競馬だった前日とは明らかに異なり、朝からどの馬もピカピカの仕上げで競馬に臨んでいたとのこと。
mrその事実ひとつとってみても、関係者のやる気が伝わってくるが、実際にレースになっても、2レースでは名古屋の至宝・宮下瞳騎手が華麗なフォームで先頭を駆け抜け、5レースでも将来のアイドル候補・山本茜騎手がキッチリと人気に応え快勝と、ファンを喜ばす演出が用意されていた。晴れの舞台に最高の仕上げで競走馬を送り出す厩舎と、期待に違わぬ素晴らしい結果を引き出してみせる騎手たち。名古屋競馬ここにあり!を実感することができた瞬間である。
また、ファンサービスといえば、ミスターピンクこと内田利雄騎手も、この日はパドックを埋め尽くした観衆を相手に100万ドルの流し目を大盤振る舞い(笑)。JBCスプリントの返し馬でも、入念にスタンド前を行き来するなど、大いに楽しませてくれたものだ。

そして何よりのサブライズが、JBCクラシックのレイナワルツである。確かにデキの良さは目立っていたけれど、力勝負になれば到底JRAの強豪に太刀打ちできるはずがないと思われていたはず地元の女王が、4角回って2馬身リード。この瞬間、誰もがこの馬にやられたか?!と思ったはずだ。

「直線で、(自分に向けられた)歓声は届いていましたよ。皆さんに夢を与えられたのではないかと思っています。向正面からの手応えが抜群だったので、他馬に挟まれない様に、3コーナー手前から仕掛けていきました。次につながるレースが出来たと思いますよ。ただ遠征は苦手なので、名古屋限定ですが」
~児島騎手コメント(ラジオNIKKEI 競馬実況HP)より引用

reina_waltz_at_jbcc結果、惜しくも力尽きたとはいえ、地元コースを知り尽くした児島騎手のファインプレーは、賞賛に値すると思う。さすがにレイナワルツの馬券は買っていなかったけれど(汗)、自分もちょっと夢を見ました
いろいろあったけれど、祭りはひとまず大成功。こんな名古屋の頑張りに、他の地方競馬も是非続いてきて欲しい。

11月 4, 2005 旅打ちコラム, 競馬予想・回顧アーカイブ | | コメント (6) | トラックバック (10)

2005/11/03

【JBCスプリント】スピード一辺倒では乗り切れない舞台

indexどんこ」の愛称で知られる名古屋競馬場で争われる今年のJBC
1周1100メートル、直線距離に至ってはわずか194メートルと、典型的な地方小回りコースが舞台となるだけに、大回りの大井・盛岡と比べ、かなり様相の異なる競馬になりそうだ。レースを展望するうえでは、出走馬の力比較以前に、コースの特質をしっかりと理解しておくことが欠かせない。
名古屋コースの特徴に関しては、幸いなことに、専門誌・競馬エースのサイトが充実した情報を提供しており、とても参考になる。ちょっと引用してみると、こんな感じだ。

1周1100mの馬場はフラットであり、砂の軽さは全国の地方競馬場でも屈指といえましょう。また、小回りコースにしてはコーナーが緩やかなせいか、しばしば行われる中央との交流レースで騎乗する中央のジョッキーたちからは「癖のない、乗りやすい競馬場」との声が聞かれます。
ただ、「癖のないコース」ではあっても、ファンの間では「迷ったら外枠を買え」と、いわれるのは、一種のコースバイアスといえましょうか。
~競馬エース 名古屋競馬場の紹介より引用~ 

この「外枠有利説」に関しては、netkeiba.comのJBC特集記事名古屋のトップジョッキー5人のインタビューでも、興味深いやりとりが交わされている。他の馬に邪魔されず自分の競馬ができるという肯定的意見と、内も外も砂厚がフラットなのでどこを通ってもあまり変わらないという意見の双方が出されているが、結局のところ、先入観をもって枠順の有利・不利を決めつけることまでは難しい。どうやら、それが真相なのだろう。

むしろ注目すべきは、このコース独特の形状という問題である。
一般に地方競馬の競馬場は、本場・米国のダートコースを模範としたのか?左右対称な長円形の設計が主流となっている。すなわち、ホームストレッチとバックストレッチの2本の直線を、滑らかな単円・小回りカーブで結んでいるという形状であり、1周距離の違いはあれど、大井競馬場などをその典型と考えることできるだろう。
もちろん名古屋コースもその例外ではないのだが、「コースの鬼」巻末に記載された主要地方競馬場コース図で、視覚的に他の地方コースと比べてみると、この競馬場の特質が少しづつ浮き彫りになってくる。

まず気がつくのは、ホームと向正面の直線部分が極端に短いせいで、コース全体が横長の長円形というよりも、真四角に近い形状となっていることだ。1周1100メートル、かつ2本の直線の合計距離が400メートルに満たないということは、コーナー部分だけで約700メートルの距離を走ることになる。しかも、コーナー部分は途中に偽直線を挟まず一体化している単円カーブで、スパイラル形状が採用されているわけでもない。出走各馬は、コーナーを通過するたびに自然と減速を強いられることになるだろう。ここに、名古屋競馬の攻略法を読み取るカギが隠されているのではないか?と思うのだ。

たとえば、コースを1周する千四を例に取ってみると、ゲートを出てから1角に到達するまでの距離が約200メートル。東京競馬場の最短距離コース・ダート千三でも、発馬時点から3角までの距離は約340メートル確保されているのだから、これがいかに短い距離であるかがわかる。スピード自慢が顔を揃えるJBCスプリントの場合、各馬がトップスピードに乗る前に、早々とコーナー入口が迫ってくるわけだから、先行争いが激化したとしても、初速ラップ自体はそれほど速い時計にはなりようがない。先行勢にとってはコーナーで減速、バックストレッチで再加速と、ブレーキとアクセル操作を慌ただしく繰り返す難しい競馬が強いられることになる。逆に、好位・中団につける有力馬にとっては、先行馬がセフティーリードを取りづらくなる分、逆転のチャンスが膨らむという見方も成り立ちそうである。ローカル小回りでも、逃げ・先行有利という公式が必ずしも成り立たない。それが名古屋の面白さといえるのではないか?

このように考えていくと、上記のトップジョッキー・インタビューで、宇都騎手がJBCスプリントに関し語った次の発言に改めて注目しておく必要がある。

宇都騎手「『差し』が面白いかもわからんね。名古屋は『差しの競馬場』でもあるし。だから、テンのスピードがあるから勝てるとは言い切れないんじゃないかな。100m違うだけで、全然違いますからね」

ううむ、なるほど。思わず唸ってしまうような含蓄の深さを感じる。

<結論>JBCスプリント
◎ブルーコンコルド
○ニホンピロサート
△アグネスジェダイ
注マンボツイスト
注タイガーロータリー
注ヨシノイチバンボシ

常識的には、フェブラリーステークスの覇者・メイショウボーラーを重視すべき組み合わせ。だが、名古屋コースの特質から考えると、終始トップスピードに乗り切れない分、今回に限っては、この快足馬も苦しい競馬を強いられることになるだろう。そこで狙ってみたいのは、好位からこれを目標に進出できる機動力を備えたタイプだ。
ブルーコンコルドは、意外にも今回が交流重賞初登場なのだが、その走法から地方の馬場を苦にするとは思えない。前走シリウスSは、勝負所で自ら動いてラストまでしっかり脚を持続する強い競馬だったし、スムーズなレースさえできれば、初G1のチャンスをモノにする可能性は高い。JRA勢のその他有力どころとの組み合わせを本線に、狙い撃ちしてみる価値はある。

地方勢では、地元の雄・ヨシノイチバンボシと、人馬ともども北関東出身の意地をみせるタイガーロータリーが、ソコソコ人気するのだろう。だが、個人的に秘かに注目しているのは、岩手代表の古豪マンボツイストだ。春先は馬体を絞りきれず動けなかったこの馬が、前走・東京杯では、苦手の重馬場で4着と大健闘。アグネスジェダイとの着差を考えると、スピードの絶対値をあまり要求されないここなら、十分圏内という評価も成り立ちうるだろう。もともとJRA在籍当時には千四で良績があり、名古屋競馬場も名古屋大賞典制覇にかきつばた記念4着の実績を誇ると大の得意コースだ。おそれく、まったく人気薄評価だろうが、そんなときこそ鞍上の村松学騎手が怖いことは、岩手競馬ファンなら誰でも知っている。大名古屋はドンコの中心で、「村松っ!!」と叫ぶ快感を味わってみたい(笑)

JBCクラシック
こちらも、地方の馬場を舞台に自在に動ける器用さを身につけたサカラートが中心
相手は南部杯2着シーキングザダイヤの上積みと、3着タイムパラドックスの順調さにも期待している。最内枠を引いてしまったユートピアはどうだろう?馬体は既に南部杯で仕上がり切っており、今回大きな上積みはないはず。ナイキアディライトとの兼ね合いもあって、前走の逃走劇再現を期待するのは、ちょっと酷かも?

11月 3, 2005 岩手競馬, 競馬予想・回顧アーカイブ | | コメント (4) | トラックバック (22)