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2005/09/03

【サウスニア】ダート&鮫島で一変なるか?

見よ、この好馬体!500キロを超える巨漢ながら、腰回りからトモにかけてのムダ肉は見事にシェイブアップされ、キリリと引き締まっている。よく発達した各部の筋肉、利発そうな表情からも、まるでオープン馬のような品格が感じられる。後脚の繋ぎがいくぶん立ちかげんなところはちょっと気になるが、それでも出走態勢は万全に整った。そんな無言のメッセージが、写真から伝わってくるようだ。この美しい立ち姿だけをみていると、前走のあの無様な姿を、誰が想像することができるだろう?という気がしてくる。

modern_artist_again■モダンアーティスト牡3
(当ブログひとくち出資馬)

馬主:サウスニアRH
栗東・角居厩舎所属
父Fusaichi Pegasus 母父Nureyev
日曜・小倉4レース
3歳未勝利・ダート千七出走予定
(写真 サウスニアHPより転載)

思い出すだに忌まわしい前走は、小倉・芝2000メートルの未勝利戦。1着馬のゴールシーンから何と7秒以上もの大差をつけられ、ヨタヨタとしんがりで入着してきたのがわが愛馬とは・・・・・さすがに、わが目を疑った。まあ冷静に考えると、既走馬を相手に回してのデビュー戦だっただけに不利は免れなかったわけだが、まさかここまでの大敗を喫するとは、想像の範疇を超えていたと言わざるを得ない。走破時計も当然のごとく、屈辱のタイムオーバー
そんな事情で、長い雌伏を経てようやくたどり着いたデビュー戦が終わるやいなや、わが愛馬はトレセンから放逐され、放牧生活に逆戻りというお仕置きを食らってしまったわけである。

クラブが提供してくれた情報から、敗因はいろいろと詮索することができた。まず問題として指摘されたのが、歩様のバランスの悪さである。「レースでは肩から前肢が前に出ない感じで、なかなかスピードに乗れない」(上村騎手談)、「繋ぎにクッション性を欠く点が前肢の出を邪魔して推進力を妨げる格好になっていた」(角居調教師談
おそらくは、先天的な後肢の繋ぎの硬さが災いしているのだろうが、この馬の場合、育成当時から「トモの踏み込みがしっかりしてこない」という欠点が確かに指摘されていた。踏み込みが甘ければ、当然前肢の出方にも良からぬ影響は生じてくる。結果、四肢をバランスよく使ったフットワークがいつまでたっても身に付かないという悪循環に陥っていたということだろう。また、500キロを超す大型馬の宿命として、この馬の場合もトビが大きい、いわゆる「脚の遅いタイプ」である。バラバラのフットワークで、なおかつ回転が遅いのだから、芝の高速馬場などでは、走れば走るほど追走が苦しくなってくるのは道理といえる。結果、走っているうちに馬自身が嫌気がさしてしまい、レースを投げてしまったというのが、前走の大敗劇の真相ではないだろうか。

そうした意味で、今回のダート替わりという選択は悪くない条件だと思う。深い砂のクッションが効いている分、繋ぎへの負担は和らぐだろうし、スピードや機動力もあまり要求されない。また、スタミナ重視の消耗戦になるようなら、馬格の大きさが有利に作用する可能性もあるだろう。テンにズブさが残っている分、前半戦でどこまで前の位置が取れるかがポイントになるが、向正面で先行勢が息を入れるタイミングに合わせ、後方からマクリ加減に仕掛ける奇策も考えられる。ひとまず馬体は絞れているようなので、鞍上の指示にこたえて動ける態勢は整っているはずだ。

といいつつ、前走であれだけの大敗を喫してしまうと、正直どこまでやれるかという不安の方が先に立ってしまうけれど、今回の鞍上は夏の小倉で7勝をあげ、早くもブレイクの気配が感じられる鮫島良太騎手。九州の顔役とでも言うべき父譲りの手綱さばきには、ちょっと期待と興味をそそられる。減量の恩典をフルに生かし、何とか上位勢に食いついてもらいたいところだ。

9月 3, 2005 ひとくち馬主日記 |

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コメント

今日のデスティニーの分も頼みます。がんばれモダン!!

投稿: REIN | 2005/09/03 20:31:08

REINさん、コメントありがとうございます。
深夜1時現在、モダンアーティストの前日売り単勝オッズが、何と6.0倍の2番人気に支持されています(ビックリ!)
いったい誰だ?こんなに集中投票している会員は?(笑)
少なくとも、私じゃないですよ~

投稿: 山城守 | 2005/09/04 1:14:42

デスティニーもそういうことありましたよ(笑)前日1倍台で最終的には8倍くらいでした。先々週のレースのことです。印をみると無印ではないようですから楽しみですね。

投稿: REIN | 2005/09/04 6:36:24

REINさん、こんにちは!
小倉4レース。モダンアーティストは、4角前をカットされ気味になりながら、ジリジリ伸びて7着?に見えました。予想どおりかなりの鈍足タイプですけど、初戦の惨敗を思えば、大いに健闘したと評価できるでしょう。
せめてもう1戦、真価を問う機会がほしいですね。ではでは。

投稿: 山城守 | 2005/09/04 12:00:06

デスティニーと同じ着順でしたか。でも、かなりの前進ではないでしょうか。交流だったらなんとかなりそうですね。あと、もしよかったらウチの予想の企画に参加してみてください。

投稿: REIN | 2005/09/05 11:47:30

REINさん、毎度どうも。
モダンアーティスト、角居師は中1週の再挑戦を表明しているようですが、正直次走で即勝ち負けできるかどうかとなると、ちょっと苦しいかもしれません。ひと叩きして再ファンドでしょうか?同じ角居厩舎・サウスニア勢でもエリンズフォレストのほうが、次走以降かなり期待できそうなムードです。出資者の人がうらやましい・・・・ではでは。

投稿: 山城守 | 2005/09/06 2:49:44

18日(日)の未勝利戦!やりました未勝利脱出です!
角居先生、ありがとう!

投稿: 山城守 | 2005/09/25 11:04:55

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