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2005/09/06

ポリティカルコンパス 自分の立ち位置を確認しておくために

political_compass何かと騒々しい衆院選の投票まで、残すところ1週間を切った。
新聞報道によれば、郵政解散のバクチに打って出た小泉自民党の先行逃げ切りが優勢?と伝えられているが、一連のメディアの論調やネット世論をウォッチするかぎり、世のなか全体が何やら上滑りしたムードに支配された、ヘンな選挙戦という印象をやはり禁じ得ない。「白か、黒か?」 政治家が国民に選択を迫る構図は確かに「わかりやすい」のかもしれないが、その皮をほんの一枚捲ってみれば、「思考停止」の4文字がうっすらと透けて見える状況である。そんな浮ついた雰囲気のなかで、この国の行く末を決する舵が切られるのかと思うと、結論はどうあれ正直ぞっとしない

とはいえ、ここで郵政民営化や小泉改革の是非を声高に論じようというつもりは、さらさらない。一介の馬券オヤジの営む辺境地帯の予想ブログが、天下国家を賑わす問題について論客気取りで能書きを垂れるなど、ガラじゃないと自覚しているからだ。
ただし、貴重な1票を投じるとき悔いのない選択を下すために、自分の立ち位置だけはしっかりと自覚しておくことは大事だと思う。そんなことをつらつら考えながら、ネット巡りをしていたときに、ふと発見してしまったのが、「ポリティカルコンパス」である。

 Political Compass(ポリティカルコンパス)
  自分の政治的立場を二次元座標にプロットしてくれる診断サイト。英語につき注意。
  (はてなダイアリーによる定義より)
 
平たく言えば、あらかじめ用意された設問に答えていくことで、回答者の政治的なポジションを視覚的に診断してくれるアンケート型のウェブツールである。約60個の問いかけに回答した後、診断ボタンをクリックすると、あなたの政治思想が「保守か?リベラルか?」を縦軸に、経済思想が「市場万能派か?政府介入派か?」を横軸にとった、チャートが作成されるという仕掛けだ。
このポリティカルコンパス、今年の春先頃、ネット界でソコソコ関心を集めていたサイトらしいのだが、選挙を目前に控えた今の時点であらためて試してみると、日常あまり自覚していなかった自分の思想信条・スタンスのようなものが、ぐぐっと浮き彫りになってなかなか興味深い。

ちなみに本家のPolitical Compassは、アメリカ産のサイトだけあって、設問内容などちょっと高尚かつバタくさいところがある。たとえば、人工妊娠中絶や同性愛結婚の是非など、かの国ではともかく極東の島国に住む我々にとって、さほど優先度の高い政治的争点ではないわけだし。そのあたりをふまえ、「日本版ポリティカルコンパス」というのも用意されているのだが、こちらの設問は本家とは逆に、少々即物的に過ぎるかな?という印象が感じられる。ネット保守派?を自認する最近の若い世代からすると、日本版のほうがしっくりくるのかもしれないけれど、万国共通かつ本質的な意味合いで政治的なポジションを占うという本来の目的からすると、本家Political Compassに漂うコスモポリタンな格調の高さのほうが、より標準的な診断ではないかという気がする。英語がとっつきにくいという人には、日本語訳サイトも用意されているので、そちらも参考にしてみるといいだろう。

ちなみに自分の診断結果はというと、こんな結果が出た。

 政治的な右・左度(保守・リベラル度)    -2.00(リベラル寄り)
 経済的な右・左度(市場信頼派・政府介入派) -2.41(政府介入寄り)

いかにもオールド・リベラリスト(ただし穏健・日和見派)という感じで、我ながらなかなか微笑ましい(笑)日本版も試してみたらほぼ同じ結果が出たので、自分の政治的立ち位置は、意外と強靱なポジションを堅持しているのかもしれない。
質問に対する回答としては、「激しく同意する」「まあ同意する」「あまり同意できない」「絶対に同意できない」という4択が用意されているわけだが、曖昧な日本人の私としては、どうしても「まあ同意する」とか「あまり同意できない」など、中間派的答えが多くなってしまった。ちなみに「激しく同意」した数少ない質問には、Pornography, depicting consenting adults, should be legal for the adult population(成人を描くポルノグラフィー(本人同意済み)は、成人が見る分には合法であるべきだ)という項目があったのだが(爆)、そのへんが診断結果に微妙~な影響を及ぼした可能性も否定しない。

いずれにせよこの診断を通して感じたのは、世の中「白か黒か」だけで割り切れない問題がいかに多いのか?ということだ。たった1つの争点だけにとらわれ、ムードで結論を下す前に、皆さま是非お試しのほどを。

※とても明快な日本語訳サイトを提供している「霞が関官僚日記」さんと、この診断ツール発見のきっかけを与えてくれた「前田慶次郎店長のブログ」さんのサイトにTBを発信しました。ついでに、「衆議院選挙にもの申す!」と題したココログの「トラックバック野郎」にもトラックバック!

9月 6, 2005 日記・コラム・つぶやき |

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コメント

とても久しぶりに書き込みさせていただきます。
僕も、Politigal Compassをしてみました。(情けなくも、日本語化に頼りまくりで)
だいたい、山城さんと同じくらいの位置でした。
日本で、左向きといわれる人の考え方についていけないなーって日頃感じ、
自分はもしかしたら少し右寄りなのかなと思っていたのですが、
このCompassを信じるならば、どちらかといえばLeft Wingなのですね。
じゃあ、日本で左向きっていわれている人が、かなり偏っちゃってるのかなと、
ちょっと自分の感覚を信用できるようになれました。

投稿: nora | 2005/09/06 22:07:10

noraさん、コメントありがとうございます。

>じゃあ、日本で左向きっていわれている人が、かなり偏っちゃってるのかなと、

いや。むしろ、本家アメリカ版の標準のほうが、日本の「右」よりも、かなり保守的嗜好に偏っているのかな?という気もしますね(^^; とりあえず現大統領の支持基盤が相当偏屈な人たちであるのは間違いないと思うのですが。

投稿: 山城守 | 2005/09/07 2:11:43

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