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2005/08/17

【超訳競馬ニュース】電撃仕事人、ゼンノロブロイを撃破

ゼンノロブロイ、初の海外G1挑戦で2着・・・・惜しい競馬だった。
これを「大健闘」と讃えるべきか、あるいは「取りこぼし」とみるべきか?確かに、直線前が詰まるシーンも見られたが、それがレース結果に致命的な影響を与えたとまでは言えないだろう。ひとまずロブロイも力は出し切ったが、それを上回る強い馬とうまい騎手が立ち塞がった。それが今回の着順ではないか、という印象を受けた。
勝ったエレクトロキューショニストはイタリア所属馬。今回が海外初遠征という条件はロブロイと変わらないけれど、経験豊かな名手マイケル・キネーンを鞍上に迎えることができたのが、大きかったと思う。馬名の由来がよくわからなかったので調べてみると、ELECTRO(電気)+EXECUTE(執行する)の合成語で「電気椅子による死刑執行人」という物騒な意味らしい。電撃的末脚を武器に先行勢を次々と処刑していく。その名の通りのレースぶりで強敵相手にG1勝利をモノにしてしまうのだから、恐れ入る。香港風に手直ししてみると「電撃仕事人」といった表現がピタリとくるだろうか(笑)

そんなわけで、今回も海外ニュースネタを、当ブログ管理人による「超訳」でお届けします。原文は、Thoroughbred Timesから引用。例によって、正確性よりも雰囲気優先で訳をすすめたので、素朴な勘違いから意図的な誤訳まで、落とし穴が多数含まれていることを、あらかじめお断りしておきます(特にキネーン騎手のコメントのあたり)。また、インターナショナルSをめぐる諸情報に関しては、大阪大学競馬推進委員会さんのblogを参考にさせてもらいました。

■電撃仕事人、ゼンノロブロイを撃破(ジェドモント・インターナショナルS)
Italian-based Electrocutionist collared reigning Japanese Horse of the Year Zenno Rob Roy in the final strides to score a neck win in the $833,428 Juddmonte International Stakes (Eng-G1), the highlight of three group events at York on Tuesday, opening day of the three-day Ebor meeting.
A Kentucky-bred Red Ransom colt owned by New York real estate developer and United States Ambassador to Finland Earle Mack, Electrocutionist rallied from last in the seven-horse field to complete the about 1? miles in 2:07.47 over a good course.

ヨーク競馬場名物=イボア大会の開幕を飾る火曜日のハイライト、ジェドモント・インターナショナルS(英国G1)。総賞金833千ドルを賭けて争われたこの大一番を制したのは、イタリア所属馬のエレクトロキューショニストだった。日本の現役年度代表馬ゼンノロブロイを最後の一完歩でグイっと交わし、クビ差をつけての勝利である。
同馬は、ケンタッキー産のレッドランサム産駒。ニューヨークで不動産業を営み、フィンランド大使の肩書きをもつアール・マック氏の所有馬である。
今回は、出走馬全7頭の最後方から追い込んでの勝利。良馬場で記録された走破時計は、2分7秒47だった。

"I probably gave him a shade too much to do; he was just struggling to pick up on the ground," jockey Mick Kinane told England?s Channel 4. "I always thought I was going to get to them, but just at the two pole I hit a bit of a flat spot. Once I got to the Japanese horse's quarters I always knew I'd get there. I loved this horse when I rode him last week and I was very pleasantly surprised with the feel he gave me."

「道中は控えすぎたかな。ちょっと掛かり気味だったね」勝利騎手のマイク・キネーンはインタビューに答え、そうコメントした。「前の馬にはいつでも追いつけると思っていたし、追い出しを我慢したんだ。日本の馬が先に抜け出していたけど、心配はなかったね。先週乗せてもらったときから乗り味がいい馬だと感じていたが、レースに行ってからの手応えも凄くてビックリしたよ」

Zenno Rob Roy hung on for second, with Maraahel a neck back in third. Ace, the 9-to-4 favorite, finished fourth, followed by Norse Dancer, Doyen, and New Morning.

2着に食い込んだのはゼンノロブロイ。さらにクビ差遅れた3着にマラーヘルが入った。1番人気の支持を集めたエースは4着に終わり、以下ノースダンサー、ドイエン、ニューモーニングの順に入線している。

Electrocutionist, who was bred by Compagnia Generale and is out of the Arazi mare Elbaaha (GB), had never previously raced outside Italy. He won the Premio Carlo d?Alessio (Ity-G2) and Gran Premio di Milano (Ity-G1) in starts this year for trainer Valfredo Valiani.

エレクトロキューショニストの生産牧場はCompagnia Generale。アラジ産駒の繁殖牝馬エルバーハから生産された。イタリア国外への初遠征で見事栄冠を手にした。今シーズン、イタリア国内では、カルロダレッシオ賞(G2)とミラノ大賞典(G1)を勝利している。

8月 17, 2005 競馬予想・回顧アーカイブ |

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受信: 2005/08/18 19:21:16

コメント

アメリカンオークスに次ぐ超訳、楽しませてもらいました。

山城様、あんたはすごい!!

電撃仕事人。

最高ですね(涙)。

その労力と勇気に敬意を表します。

投稿: 治郎丸敬之 | 2005/08/18 0:45:39

要訳おつかれさまです。
今回はサークルサイトの方に、以前(シーザリオの時でしたっけ)にも一度うまさいとの方にトラックバックをいただいた記憶がありまして、お礼も兼ねてコメントさせていただくことにしました(って何か偉そうな言い方になって申し訳ないです・・・)。

Electrocutionistの馬主のEarle I Mack氏は確かNYRAの役員でもあったと思うので、そういった意味でもBelmont競馬場で行われるBCに出走する確率は高いかと思われます。

Valini師はレース後に凱旋門賞→BCというローテがいいな、と言ってますので、どうやらそうなるのではないかと考えてはいます。アメリカ産馬ですし、BCへの登録も済ませてあるでしょうし。

私はいつも「超妄想訳競馬ニュース」をお届けしていますが、そういったものも読んでいただいてありがとうございます。

願わくば、Electrocutionistが香港に遠征しますように・・・。

投稿: ろぜ | 2005/08/18 3:16:07

治郎丸敬之さん、こんにちは。

>アメリカンオークスに次ぐ超訳、楽しませてもらいました。

ありがとうございます(^^:
GCの実況で、淑子さんがエレクトロキューショニストのことを「イタリアのエース」と紹介していましたが、その呼び名だと、もう1頭の出走馬「エース」と紛らわしいので、別の異名を考えてみた次第です。

投稿: 山城守 | 2005/08/19 23:20:35

ろぜさん、コメントありがとうございます。
エレクトロキューショニスト。1000メートルの直線コースを、溜めに溜めてあれだけの末脚を使える馬ですから、個人的には、府中コースで真価を確かめてもらいたい気もします。BCからだと、ローテがきついかな?

投稿: 山城守 | 2005/08/19 23:25:44

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