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2005/07/03

【岩手・栗駒賞回顧】村松、名手の猛追を振り切って久々重賞V

muramatsu_manabu激しい競馬になった。7月3日(日)水沢競馬メインの重賞・栗駒賞
この日の水沢ダートは、土曜日の降雨の影響を受け、終日脚抜きの良いコンディション。決着時計もかなり早く、前に行って粘る先行タイプの活躍が目立っていた。おそらく各騎手ともそのあたりのコンディションを意識していたせいだろう。栗駒賞も、序盤から各馬が前へ前へと仕掛けていく短距離戦らしい展開となった。
注目を集めていたのは、前走・姫神賞で鮮やかな復活Vを遂げたカシマハヤト(小林俊彦騎手)の出方である。この1番人気馬が向正面外から仕掛け気味に差を詰めにかかるが、前で頑張る先行勢(菅原勲騎手内田利雄騎手笠松の東川騎手ら)も簡単にはその位置を譲ろうとしない。依然として淀みない流れでレースは進んでいく。
そんななか、3角過ぎ好位から一気にスルスルと脚を伸ばし先頭に接近する馬が現れた。青地に黄色のストライプ村松騎手が手綱をとるマンボツイストだ。ハイペースの短距離戦で、中距離路線を主戦場としていたこの馬が自ら動いていくとは?!誰もが意表をつかれるうちに迎えた直線、村松マンボツイストは早くも先頭に躍り出る。後続との差はあっとという間に広がって2馬身のリード、5番人気の伏兵が堂々と先頭を独走する。
しかし、レースはまだ一筋縄ではおさまらない。クライマックスはその先に用意されていた。大外から頭だけ物凄い脚色で先頭に迫ってくる青い勝負服が視界に入ってくる。
内田博幸騎手と船橋からの遠征馬ファイブビーンズだ。
向正面では後方の位置取りだったこの馬、ハイペースの追走に苦しんでいたように見えたのだが、さすがは地方競馬を代表する名手。その叱咤にこたえグングン伸びてきたファイブビーンズが、一完歩づつ首位との差を縮めていく。最後の最後で息づまるような叩き合いになった。
村松か?内田か?
マンボツイストが辛くもクビ差で追撃を振り切ったところが、ゴールだった。

■重賞 IBC杯栗駒賞 (水沢ダート千四)
 1着 マンボツイスト  岩手 牡10 村松学(岩手)
 2着 ファイブビーンズ 船橋 牡8 内田博(大井)
 3着 パワフルボーイ  笠松 牡4 東川公(笠松)
 4着 カシマハヤト   岩手 牡8 小林俊(岩手)
 5着 ハヤブサ     岩手 牡6 板垣吉(岩手)

(注)掲載した写真は、5月に水沢で撮影したものです。
   馬はマンボツイストではありません(^^;)

優勝した村松学騎手は、一昨年の不来方賞(グランドピアノ)以来、ひさしぶりの重賞制覇となった。昨年には岩手リーディング第3位という好成績をあげながら、これだけの期間、重賞勝ちと縁がなかったとは、ちょっと意外な感じがする。その間、同期の村上忍騎手がトニージェントなどで重賞戦線の主役にいたことを思えば、ちょっと水をあけられてしまった感はあるけれど、ライバルとの勝負づけはまだまだ先の話だ。

大胆な手綱捌きとゴールまでしっかりと馬を追える技術の確かさで、信頼できるジョッキーという印象が強い村松騎手。テシオに掲載されたインタビューなどを読んでも、「アクションより無駄な動きを無くして馬に負担をかけないようにしたい」「結果も大切ですが、自分の乗り方をしっかり確立したい」と、現状に甘んじることなく常に進歩をこころがけようという真摯な姿勢が感じられる。
岩手には菅原勲・小林俊の両巨頭に、村上・草地・板垣、さらにはミスターピンクと手強い相手が揃っているが、名手・内田博幸の猛追を振り切って魅せた重賞勝ちを自信にして、さらなるジャンプアップを期待したいところだ。
がんばれ、ムラマツ

7月 3, 2005 岩手競馬 |

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» '05.07.03 水沢10R重賞『IBC杯 第17回栗駒賞』の結果と回顧 トラックバック 駿平の岩手競馬に注目!!
「(゜ペ)ありゃ? ( ̄ー ̄?).....??ありゃ?? ( ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄; 続きを読む

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