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2005/07/09

挑戦!クラスターカップ(G3)への道

officer_with_take0612■オフィサー(牡3)
JRA栗東・森秀行厩舎
サウスニアRH所属
父Fusaichi Pegasus
母父Irish River
7月9日阪神第8レース
500万下ダート千二出走



必勝を期して遠征した前走の東京・ダート千六で、よもやの4着敗退。手綱をとった武豊騎手がその敗因を「短距離向きのピッチ走法」と語ったのが決定打となったか、わが愛馬オフィサーのとるべき進路がいよいよハッキリしてきた。ダート短距離路線への本格参戦である。
短期放牧を挟んで、今回矛先を向けたのは、阪神のダート千二。日曜日には同条件のダート千四も組まれていたが、敢えてスピードの絶対値が問われる距離を選択してきたわけだ。デビュー以来この馬のレースをウォッチし続けている自分の目からみると、千四~マイルあたりが適距離ではないかと思うのだが、折り合いを気にすることなく力任せに他馬をねじ伏せるような競馬ができるこの距離への挑戦も、悪かろうはずはない。

ところで、森厩舎のダート短距離選手といえば、全国交流重賞をまたにかけ健在ぶりを誇示する大ベテラン・ノボトゥルーや、一発長打の魅力を秘める末脚が売りのシャドウスケイプなど個性派の名が思い浮かぶが、オフィサーの進路を占ううえで、参考になりそうな馬がいる。現・4歳のフレンチデピュティ産駒・ファントムマスクだ。

オフィサーとは異なり、デビュー当初から短距離路線で期待されてきたこの馬の場合も、昨年春シーズンの終盤時点では、500万下の壁を破れずじまいと、じれったい足踏みが長く続いていた。その意味では、わが愛馬と似たような戦績だったといえる。
ところが、夏の季節を迎える頃、ファントムマスクに転機が訪れる。6月末の園田交流戦でやっとこさ2勝目をあげると、続いて挑戦した新潟の疾風特別(芝1000メートル)で前半速い流れに戸惑いながらも、途中からペースに順応し豪快な差し切りを決めてみせたのだ。同じ短距離とはいえ、ダートと芝、地方の小回りコースと直線1000メートルのセパレートと、まったく異なる条件を克服し連勝を飾ったことで、次走に向けた選択肢は一気に広がった。そして、常識的には新潟の準オープン・新潟日報賞あたりに向かうかと思われたこの馬が次走に選んだのは、盛岡競馬場の交流G3クラスターカップへの出走という一見無謀と思える路線であった。

そのクラスターカップ。重賞初挑戦ながら上がり馬の勢いを買われ5番人気の支持を集めたファントムマスクは、後藤騎手の手綱に導かれ、ゴール際まで上位と紙一重のきわどい争いを繰り広げる。終わってみれば、歴戦の古馬オープン馬を向こうに回して堂々の4着入賞。つい2か月前まで500万下でもがいていた姿を想像できないような大健闘が、強く印象に残った。
ちなみに、このレースでは上位5頭のうち、勝馬シャドウスケイプを含む3頭までが森厩舎所属馬。既に確たる実績と適性を示している馬ならばともかく、能力未知数の3歳馬を遠征メンバーの一角に加えながら、こんな成績をあげてみせるのだから、森調教師の眼力の確かさには恐れ入るばかりである。

もしオフィサーが土曜日のレースを勝ち上がることができるなら、1年先輩のファントムマスクが辿ったこんなローテーションも、これ以降の選択肢のひとつとして検討の俎上にのぼってくるかもしれない。もちろん、1000万下でもう1勝という条件はつくが、「夏競馬は格よりも勢い」である。北の大地で争われる短距離王者決定戦に向け、ここははずせない1戦。
3たび武豊騎手とコンビを組む愛馬の「今度こそ」に期待を寄せてみよう。

7月 9, 2005 ひとくち馬主日記 |

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 まずまずのスタートから、前半は慌てず中団の内めを追走。3〜4角より徐々に押し上げ、直線で外に持ち出されてからは矢のような伸び。ゴール前キッチリと差しきり、2勝目を挙げている。「初めての1200mに前半は少々戸惑う感じでしたが、今日は元々あまり前に行きたくな... 続きを読む

受信: 2005/07/09 23:51:31

コメント

オフィサー、勝ちました(^^)
馬券は2着がノーマークだったのでハズレですが・・・

投稿: 山城守 | 2005/07/09 14:04:56

おめでとうございます。
見通しが明るくなりましたね。

投稿: kemkem | 2005/07/09 21:29:35

kemkemさん、コメントありがとうございます。
オフィサーはとりあえず短期放牧を挟んで、新潟開催に矛先を向ける方針のようですね。

投稿: 山城守 | 2005/07/09 23:46:50

いやー凄いおいこみでしたね。クラスターCも期待したいところですが、次走は新潟中心らしいから、岩室特別を勝って、連闘で使いますかねぇ。

投稿: suganokun | 2005/07/09 23:50:11

suganokunさん、コメントありがとうございます。
脚抜きの良い馬場だったとはいえ、準オープン級に匹敵する好タイムでの差しきり勝ちでしたね。500kgと馬体も増えていたことから、夏競馬続戦は十分可能だと思います。
個人的には岩室特別まで待機するよりも、2週後のハンデ戦BSN杯で一気に連勝を決め手欲しいところ。トーホウセキトやトウショウギア、アグネスウイングなど強豪がひしめき合っていた昨夏と比べれば、今年は1000万下の短距離勢は層が薄い感じがします。クラスターカップ挑戦も夢ではないでしょう。ではでは。

投稿: 山城守 | 2005/07/10 0:22:42

次走は1000万条件の指定交流なんてのもいいんじゃないでしょうか。REINはあいかわらず複勝で勝負しました(笑)しかし上がりが35秒台とは。とにかく怪我しないでがんばっておくれ~

投稿: REIN | 2005/07/12 16:44:13

REINさん、コメントありがとうございます。
1000万条件で出走可能な交流競走。何があったかな(^^;
岩手競馬でいうとフレンドリーカップですが、距離限定で確勝を期すなら、そんな選択肢もありでしょう。
それにしても、オフィサーは3歳秋デビュー以来、コンスタントに走ってくれます。出走機会が少なめなサウスニアのお馬さんのなかでも、貴重な存在ですね。

投稿: 山城守 | 2005/07/13 0:52:36

南関東にけっこうありますよ。南関なら内田騎手で1600はもつだろうし、大井の1200なんてけっこうおもしろいとおもいます。MXテレビでオフィサーをみてみたい。いずれ、重賞でみれるかもですね。わくわく(笑)

投稿: REIN | 2005/07/13 15:09:25

REINさん、こんにちは。東京都民ながら、南関東には疎いので知りませんでしたぁ(^^;
といいつつ、内田騎手とのコンビ再結成が実現するなら、全面的に支持したいと思います。

投稿: 山城守 | 2005/07/14 2:25:13

BSN杯の登録ないですね。やっぱり岩室ですかね?残念!

投稿: suganokun | 2005/07/19 5:26:24

suganokunさん、こんにちは。
それにしてもBSN杯の登録馬、物凄い数ですね(^^;
フルゲート15頭に対して、いったい何頭いるんでしょうか?!この調子だと、岩室特別に登録しても、出走の可能性はかなり小さくなるかもしれません。BSN登録馬を一瞥するかぎり、メンバーのレベルはそんなに強くないので(怖いのはストロングメモリーとミリオンベル、それに岩手の小林俊が乗るビービーバーニングくらい?)、出走がかなえば何とかなりそうな雰囲気ですが。

投稿: 山城守 | 2005/07/20 1:04:20

なんと、武豊TVでオフィサーが取り上げられてました。
ほぼ山城守さんと同じことを武豊騎手が言ってましたね。ダートの1200~1400がベスト、森厩舎のいい後釜ができたとか...(笑)。

投稿: こう技術委員 | 2005/07/23 0:48:26

こう技術委員様、貴重なレポート感謝です。我が家はケーブルなので、フジ739を視聴できないものですから・・・
オフィサーは、2週先の新潟・岩室特別に出走にむけて只今、グリーンウッドで待機中。除外の可能性も高そうなので、次走再び武豊騎手とのコンビ結成になるかは微妙です。内田博幸騎手が新潟遠征でまた乗ってくれるようなら、嬉しいですが。ではでは。

投稿: 山城守 | 2005/07/23 11:42:15

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