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2005/05/31

【まとめ】なぜダービーに心が動かなかったのか?

the_derby_05_deep_impact2そんな予定調和にどうして感動できるの?
あまり深い考えもなく、ふとした思いつきでつけてしまったタイトルが少々刺激的だったせいだろうか?昨夜アップした当ブログのダービー回顧記事に対し、思いも寄らないほど数多くの反響をいただき、甚だ恐縮しております。

1日じっくりと頭を冷やし、あちこち競馬系ブログさんの記事も参考にさせていただいたのだが、驚いたのは、今回のダービーを巡る一連の騒動を冷静な視線から俯瞰し、独自の切り口で論評している方が少なからず存在していたことだ。お祭りから一夜が明けて、スポーツ紙ばかりか一般紙の紙面にまで「歴史的名馬の誕生」を礼賛するド派手な見出しが溢れ出し、感動しなければ人にあらず!といったムードがいよいよ色濃くなるなかで、「流されない」スタンスを堅持している。そんな硬派なブロガーさんたちの率直な発言に耳を傾けているうちに、昨夜の時点で十分消化しきれなかった自分の思考の輪郭を少しづつクリアにしていくことができたと思う。

今年のダービーに対して、自分が感じてしまった居心地の悪さ
それは概ね以下の3つの視点に集約して、整理することができると思う。

1.主催者JRAの露骨な営業姿勢

人の多さに少しうんざりしながら、進むとディープインパクトの銅像に失笑。
府中のゲーセンで置いてあるかのような代物。。。
それをすごい人数が携帯カメラで撮ってるのを見て、さらに苦笑。(キルトクールブログさん


ダービーは18頭すべてに勝つ可能性があるレース。その中で一頭だけのえこひいき。(・・中略・・)正直、そんなことをしない方が盛り上がったと思うんですけどね。通常の神経の人ならば、これじゃ鼻白んじゃいますよ。人間そうそう単純に乗せられません。日曜日の静寂さん) 

ハリボテの銅像展示に、特製ポスター付きパンフレット。おまけにレースの後にはターフビジョンでお約束の祝福映像までしっかり用意されていた・・・・まさに予定調和万歳!の世界である。しかし、公正競馬の厳守を使命とすべき主催者が自ら、そこまで1頭の競走馬に肩入れしてしまうのは、いかがなものだろう。競馬ブームの夢よもう一度、という悲しき願いが涙ぐましい営業姿勢に拍車をかけているのだろうが、ハッキリ言って見苦しかった。そんなお膳立てされた感動に、あなたは酔えますか?

2.盲目的に踊らされた大観衆

それにああいう「圧倒的に強い馬」って好きになれなかったりするんですよ。(・・中略・・)もうね、はっきりいって「異様」だったよ、あの雰囲気。([夢]dreaming purple blogさん)

かってのヒーロー、ハイセイコーは地方出身の雑草のような馬だと思われており、名もないファンが「自分」を仮託するにたる個性があったと思うのだが、今回のディープインパクトの場合、そうした個性を全く感じさせない (・・中略・・)そういう馬がこれだけの支持を集めるというのは、どういうことか。「個」が「個」たりえることの困難な状況に生きていても、それを苦痛と感じない、そういう人間が増えているのではないか、そんなことを思い、非常に危うい時代なんだと改めて感じた次第である。(Racing Blog 2005さん

ニシノドコマデモだろうと、マイネルレコルトだろうと、あるいはシャドウゲイトだろうと、自分がこれは!と信じた馬の馬券を買って、心の底から声援を送る。それがダービーの楽しみ方ではなかったのか?大本命馬に盲目的に肩入れすることだけが競馬の心得なのではない。しかし、自分の目の前で展開されていたのは、主催者推奨の本命馬に対し、盲目的?に拍手喝采を送る大観衆の姿だった。
もちろん強い勝馬が強い競馬で勝利したことは大いに賞賛すべきことだろう。でも、それだけが競馬の楽しみ方なのか?と言いたいのである。
歴史的名馬の登場に立ち会えた興奮と幸運、そのことに素直に感動する気持ちもわからないではないが、そんなスター誕生を渇望する時代の空気のようなものにも、ちょっと違和感を感じてしまう。昨夜の記事のコメント欄では、ロック評論家やミュージシャンの言葉を引用して自分の気持ちを説明しようと悪戦苦闘したのだが、トラセンさんを覘いてみたら、もっとピタリとくる名言が引用されていた。『英雄のいない時代は不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だ。』(ベルトルト・ブレヒト) そうです、自分はこれが言いたかったのだ(^^;

3.名勝負というには物足りないレース内容

先週のオークスでシーザリオを外に出さないように各騎手が包囲網を敷いたのとは正反対。さすがに、事前にこれだけ盛り上がられると他の騎手としてもえげつなく邪魔してまで勝ちに行くことはできなかったということなのだろうか。唯一、負かしに行く競馬をしていたインティラミも自分ができる精一杯の競馬をして、それで駄目ならしょうがないという乗り方だったように思う。決して、先週福永に対して各ジョッキーがやったような乗り方ではない。(Derby Positionさん

回顧記事でも触れたように、不動の大本命馬に対し、僅かでも勝てる可能性があるならファイトしてみようという姿勢がみえたのは、佐藤哲三・後藤の両騎手ぐらい。もちろん、これ以外の騎手もそれなりに戦術を構想し本番に臨んでいたと思うのだが、強すぎるインパクトを前に、何もできなかったというのが本当のところかもしれない。コメントをいただいたきずねこさんの言葉を借りるなら、水のように流れたダービー。決着タイムは同じでも、有力馬が死力を尽くし激闘を繰り広げた昨年とは全く様相の異なるレースだった。
そんなことを考えていたら、血統の森さんによる的確なコメントを発見。我が意を得たりとは、まさにこのことである。

キングカメハメハとディープインパクトを単純に比べてはいけないと思いつつも、あえて比較してみる。ここで一つあえて言うならば、前者がサラブレッドの枠を超えかけた化け物、後者は気性的な欠陥を抱えつつも能力を出し切るサラブレッドの枠の中の怪物ということになるのだろうか。どうして私はキングカメハメハに魅かれ、ディープインパクトに魅かれることがないのか。そのあたりを探ってみるのも面白いのかもしれない。
血統の森さん

かつて自分が真剣に競馬を見始めた頃、やはり無敗でダービーを制してみせた名馬にトウカイテイオーがいた。追いすがる他馬を涼しい顔で突き放してみせ、強い馬が強い勝ち方をしてみせた。やはりそんなダービーだったと記憶している。正直に言うなら、このときも自分の心は動かなかった。レオダーバンやイイデセゾン絡みの馬券を片手に悔しい思いをしたことだけが記憶に残っている。
でも、このスターホースが古馬になって紆余曲折を経た後、JCで豪州馬ナチュラリズム火の出るような叩き合いを演じたとき、震えるような興奮と感動が自分にも訪れたのだ。「負けるなテイオー」 傾き賭けた秋の日差しを背に受けながら、岡部騎手とともに傷だらけの足取りでウイニングランに戻ってきたその姿。どこからか自然発生的にわき上がってきたテイオーコール。これが競馬なのだ・・・・と自分が身をもって体感した瞬間だった。

強すぎる馬だからこそ、骨のある好敵手が必要なのだと思う。自分と同等かそれ以上に強い相手を向こうに回して、死力を尽くすレースを演じることができたとき、ディープインパクトは、はじめて記録だけではなく記憶に残る名馬として語り継がれる資格を獲得することができるのではないか、そんなこと気がするのである。

5月 31, 2005 競馬予想・回顧アーカイブ |

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コメント

山城守フィクサーどもです。

付け加えると、ナリタブライアンをやっちゃったというのもわちきの中ではあるかなぁ。。。っと、、、

ディープインパクトが、ディープインパクトの競馬をしてくれれば、それはそれで、、、、

今のところディープの得意技は3角~4角マクリってところなんでしょうかねぇ。。。

いまいち伝えられない文章ですいませんw


投稿: ひろく~ん。。。 | 2005/05/31 2:19:18

JRAのスターホース待望の焦りでしょ、ダービーの売上こそ下がったけど、14万人集まって1日売上はアップでホクホクでしょ、ポスターは皐月賞のやつだからまだいいけど、ハリボテ銅像はちょっとやり過ぎですワ、俺的にはエルコンのように8月からヨーロッパに行って欲しい罠、菊はインティライミに獲らせたらいいんじゃないんですか、日本でもJRAが委託を受けて凱旋門とか香港は売ったらいいんですよ、タップもいるしJRAは農水省に掛け合って検疫を軽減し、凱旋門→JCのローテを実現すべきでしょうね、これなら数少ないスターホースをJC→有馬に集結させられる、もし凱旋門に勝ったら大変な騒ぎですよ、その方が明らかに競馬は盛り上がる、でも有馬ではフォームが戻って勝つけど、JCではヨーロッパのフォームのままでJCでシーザリオあたりにまけるかもしれんw

投稿: マルセル | 2005/05/31 2:50:24

やっとダービーのリプレイを見れたので、改めてコメントさせていただきますね。
なんていうかディープ党とそうじゃない人の温度差の激しさがすごいな、っていうか何て言うかうまく言えないのですが、ディープインパクトをきっかけに初めて競馬を見た人ってコアなファンにはならないと思うんですね。喩えは悪いけど、ファンファーレに合わせて手拍子してるような輩と同じベクトルな気がするんですよ。祭の現場に参加している自己満足みたいな感じ。概ねマスコミに取り上げられるディープ党と思われる人の受け答えもそんな印象強かったですしね。
別にディープ自体はあれでいいと思うんですよ。彼なりの走りをして、それが現時点で世代最強ってなだけですから。ダメなのは周りですよね。リプレイ見て哲三の勝負に徹する姿はさすがと思わせられたけど、じゃあ他の馬は何してたの?ってな感じ。JRAも変に煽ってる場合じゃないでしょ。なんとなく千葉動物公園の風太と似てるよなぁ、とか思ったし。見せ物呼ばわりされても注目されるうちが花、とか思ってそうで怖い。。。
なんか脈略のない文章でスミマセヌ。

投稿: レイ | 2005/05/31 21:21:15

先日もコメントさせて頂きました(^^)。
政治の世界で英雄がいない状態は安定した平和を意味しますが、競馬界に名馬が存在しない状態はどうしても退屈です(今年の春天のように)。素晴らしい物をこの目で見たい、というのは自然な感情だと思うのでその裏に個人や時代の不幸をもとめる必要は無いように思えます。
それからこの馬はJRAやマスコミが騒ぎ出す前の、デビュー戦後や若駒あたりから注目はかなり高かったですし、「主催者が押した馬をファンが盲目的に応援するの図」も、印象の域に留まるもののように思います。
JRAやマスコミが騒いでいることについても、本来あまり気にする必要は無いことだと思います。主催者が押している馬が勝ったということは、このレースの一面ではありますが、本質ではないですから。白けてしまう以上はこんな事言ってもしょうがないんですが・・・(^^;。
強い馬が圧勝するレース、情熱的な叩き合いやドラマチックなレース、そのどれも違った魅力を持った素晴らしいものだと思いますし、ネットや周りのファンを見る限り、それらを全て競馬の魅力として楽しんでいる人が多いように思いました(^^)

投稿: お茶 | 2005/05/31 23:12:57

この前もコメントしましたが,今回改めて。

私は,基本的にどんなレースにおいても,全馬の勝つ可能性を考えています。そうしないと,凄い配当にめぐり合えないので。また,レースが終わった後で上位馬にトラブル発生(昔,あるレースで2着に入った1番人気馬が,本来の斤量より軽い状態で走って失格を食らったことありましたし)ということが「絶対に」起こらないとは言えないと思っているので,レースが確定するまでは自分の予想にチャンスありなどと,メチャメチャな悪あがきをしています(苦笑)。

で,なんでこんなことを書いたかというと,1頭の馬に肩入れするような宣伝などの行為は,私の競馬の楽しみ方において「邪魔」だと感じるからです。例えば,ディープインパクトが勝った皐月賞なんかだと,一生懸命カメラがディープインパクトを追跡していて,4コーナーと最後の直線ではディープインパクトにズームアップした画面を見せられましたが,その時に周りの馬の状況がさっぱりわからなかったですし,ディープインパクト自身を見るにあたっても,「他の馬との差はどんなものだろう?」というのが全然わからなくって,「そういう画を見せるのは,違うだろう?」と思いました。スポーツという視点で捉えても微妙なアングルでしたが,競馬はスポーツであると同時にギャンブルという部分も忘れてはならないと思っているので,そうした観点からも,1頭の馬に肩入れする姿勢は興ざめしてしまいます。

今回の日本ダービー,皐月賞ほど露骨なディープインパクト集中画面ではなかったので,レースにおいては少しはマシだったと思っているのですが,日本ダービー前の4戦で「やっぱり凄いな」と思っているさなかで,「凄い,凄い」などと煽り立てられるのは,正直なところ「大きなお世話」という気持ちでした。普段,競馬をやらない人にディープインパクトを見せる分には,今回のやり方でも良かったのかもしれませんが,「ファンを取りこもう,競馬の虜にしよう」という風な捉え方でいったら,売上などを見ればわかりますが,ほとんどうまくいっていないなと思います。そうしたところからも,プロモートの仕方は失敗だったのではないのかなと思っていたりしますし,日本ダービーを今一つ楽しめなかった一つの要因だと思っています。

投稿: 真流 | 2005/06/01 0:34:51

ブログ持ってない身で申し訳ありませんが…

僕も正直かなり醒めた目でダービーを見たクチです。
なんか他の馬が勝ってはいけないような雰囲気…
これは主催者が仕掛けた八百長ではないの?っていうのは言い過ぎですが(笑)

これは完全に個々の感性の問題でしょうが、
個人的にはイングランディーレが逃げ切った去年の春天や、
ビッグゴールドが粘り、スズカマンボが差した今年の春天、
古くは香港馬のワンツーだった5年前の安田記念なんかのほうが感動が大きかったですね。

投稿: えすけい | 2005/06/01 1:09:58

まとめ記事にコメントをいただいた皆さま、ありがとうございます。それぞれにたいへん興味深い意見で、じっくりと読ませていただきました。
自分の記事中では「感動しなかった派」の旗色を鮮明にするために、ちょっとオーバーに書きすぎてしまった箇所があったかな?と反省しております。

>「主催者が押した馬をファンが盲目的に応援するの図」も、印象の域に留まるもののように思います。(お茶さんのコメントより)

そのとおりかもしれませんね。あくまで私が受けた印象の次元でのお話です。
強い馬が他を圧倒するような勝ちっぷりに酔いしれるという競馬の楽しみ方があってもいいし、実際私も、クロフネのJCDを見た時などは、「凄い競馬をみせてもらった!」と感動に打たれた経験があります。
レースに感動する・しないというのも、突き詰めていけば、個人のメンタリティに属する問題です。感動している人に向かって、「いや俺は白けちゃった」と言ってみても、結局それは各人の受けとめ方の相違ですしね。気を悪くされた方がいたら、申し訳ありません。

それから自分の場合も、ディープインパクトの勝利に対しケチをつけようとか、そんな意図はまったくないことを釈明させてください。出遅れながら速めの仕掛けで一気に浮上し、ゴールまで爆発的な末脚を持続させた勝ちっぷりは、近年になく強い競馬だったと思うし、この馬の高い能力をフルに引き出して見せた武豊騎手や池江厩舎のスタッフの努力には敬意を表すべきだと思っています。レース内容がやや味気なく映ったのも、勝馬と他馬の能力差が有りすぎたからと思えば、文句を付けても仕方のないことなのかもしれません。

また、これだけの世間の注目が集まったレースですから、競馬の世界を世の中に認知してもらうためには良いチャンスだったと思います。それだけに、主催者にはヘンな煽りや迎合ばかりが目につく低俗なキャンペーンは避けて欲しかった。この日初めて競馬に接した人に、一人でも多く競馬のことをより知ってもらうために、もっと訴えるべきことはあったのではないかと思うのです。主催者推奨の人気馬を見るためだけに人ゴミに揉まれ、大騒ぎをして、新聞を散らかしたまま帰っていく、それが競馬場の楽しみ方だと勘違いした人が、これから競馬と長いお付き合いをできるとは思えないですし。

>なんとなく千葉動物公園の風太と似てるよなぁ、とか思ったし。見せ物呼ばわりされても注目されるうちが花、とか思ってそうで怖い。。。(レイさんのコメントより)

折角のスターホースでも、一過性の客寄せパンダになってしまえば、飽きられた時点でその使命は終わってしまいます。これからも注目を背負って戦っていかなければならない馬ですから、いろんな意味で大切にしてもらいたいものだと思います。
とりとめのないコメントになりましたが、どうかご容赦を。

投稿: 山城守 | 2005/06/01 2:01:11

ブログ持っていませんが・・・。
自分はSS産駒と武豊大嫌いなので、どうしてもディープインパクトについては強さは認めつつも好きになれないんですよ(笑)
なのでダービーには結構冷めた感覚でいたんですが、あの主催者側の異様な肩入れとかに更に興ざめしました。はっきり言ってあのハリボテ像やポスター付きレープロはやりすぎ。単勝支持率&最低単勝配当更新を狙ったのかぁ?って感じです。

レース自体も他馬がオークスのようなガリガリやりあうようなことも無く、あっさり勝たせた(周りとの力差は歴然だが)感じがして味気なかった。

正直オークスをシーザリオが勝った時のほうが、シビれたというか興奮しました。馬体が好みって事もあるけど、もうこの馬のファンです(^^)

ただし佐藤哲三騎手は勝ちに行く競馬を見せてくれたので、ディープよりインティライミに魅せられてしまいました。
遊び感覚で買った7-5固定の3連単がもしやと思い一瞬ニヤリとしましたが・・・。

自分はアンチ根性丸出しでひねくれモノなのかなと思いましたが、同じような意見を持った人がいたのでなんか安心しました。

投稿: ASHI | 2005/06/01 9:09:44

ASHIさん、コメントありがとうございます。
あのような記事を書いてはいますが、自分の場合、武豊は好きです(笑)ただし、あのダービーで「ユタカ!ユタカ!」と連呼するのは、さすがにためらわれました。
馬券はディープ頭の馬単でも、コールは「哲三!哲三!」です。

投稿: 山城守 | 2005/06/03 6:12:06

売り上げダウンがすべてを物語ってます。

投稿: REIN | 2005/06/04 9:53:56

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