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2005/02/28

輝くステージ、輝く歌声、輝く人生!

B0002YCVH4.01.LZZZZZZZたまたま昨夜、NHK-FMで聴いていると、流れてきたのが「Love In Vain」。邦題でいうなら、たしか「むなしき愛」という曲名ではなかったかと思う。
ストーンズの傑作アルバム・レットイットブリードで「ギミーシェルター」(4歳牝馬じゃありませんよ)の次に流れてくる、ミックジャガーの気怠げなバーションで、お馴染みのあの曲だ。
彼女を駅まで送り、電車がやって来て、そして彼女は去っていく」そんな情景を、淡々と若いブルース歌手が歌っている。アレンジや歌い方はさすがに現代風に洗練されているけれど、歌の力がなせる作用だろうか?こいつが不思議なほど、じんわりと心にしみ入ってくるのだ。ラジオから流れるこの曲を歌っていたのは、ケブ・モ。90年代にデビューした若手ブルースマンだが、既に2度のグラミー受賞歴がある強者らしい。
ラジオの話に耳を傾けていると、そんな若手の実力者から、B.Bキング、ソロモン・バークのような大御所、さらにはエアロスミスのSteven TylerとJoe Perryなど異色の顔ぶれが一堂に会し行われた「ブルース100周年記念コンサート」の模様を余すところなく収録した長編ドキュメンタリー映画が、まもなく日本でも封切られるとのこと。
それが「ライトニング・イン・ア・ボトル」である。
キャッチコピーは「輝くステージ、輝く歌声、輝く人生」・・・・ううむ、これは見逃せないという気がしてきた。

とりあえず、この映画のホームページに飛んで、その雰囲気を味わってもらいたい。
ライトニング・イン・ア・ボトル 公式ホームページ
自分なども、けしてブルースというジャンルに造詣が深かったわけではないけれど、溢れ出すように豊かな表情を見せる音楽世界への誘いには、ついつい誘い出されてしまいそうになる。これは間違いなく傑作という予感がしてくる。
(以下、2月29日、記事を一部追記)

良質な音楽映画といえば、最近ではレイ・チャールズの生涯を追った「Ray」がヒットしているけれど、ブルース・コンサートそのものを題材にした作品というのだから、こちらのほうがさらにマニアック。一応、全国順次公開とは銘打っているけれど、今のところ上映劇場も全国でたったの4箇所であるようだ(^^;
幸いサウンドトラックが昨年秋から先行発売されているので、日曜の夕方、府中市内のCD屋を歩き回って物色してみたが、結局、1枚も発見することはできなかった・・。
こうなってくると、ますます物欲が高じて、何としても手に入れたくなってくる。我ながら困ったものだが、CD入手または映画視聴後、このお話はまたレポートしてみたい。

<2月29日 追記>
やっと入手できた「ライトニング・イン・ア・ボトル」オリジナルサウンドトラック盤
新宿の大型店の片隅に、ひっそりと輸入盤が1枚だけ置いてありました。それにしても、封切り直前の話題作の関連商品としては、かなり冷たい扱いだな・・・・。
でも、肝心の中身は、予想以上に熱い作品が目白押しで大満足。全27曲を収録したこのアルバム、噂にたがわぬ名盤である。

蒼々たる面子が顔を揃えるなかで、アルバムのトップを飾るのは、無名の女性シンガーによるアカペラ風の1曲だ。典型的なブルースナンバーというより、もっと静かでプリミティブな印象を与えるこの作品、どこか日本の民謡にも通じるような素朴で懐かしい雰囲気を醸しながら、力強く響き渡る歌声が素晴らしい。聴く者はこれで一気にコンサートの世界に引き込まれてしまうだろう。
歌っているのは西アフリカ・ベナンの歌姫アンジェリーク・キジョー。アフリカ伝統音楽と西欧ポップスの融合、さらにはブラジル・キューバ音楽をモチーフにした作品まで手がけているとのことだが、こんな隠れた才能を発見できるのも、このライブ盤の楽しみの一つだ。

それにしても、このアルバムを通して聴いてみると、ブルースという音楽のもつ意外な幅の広さというか、懐の深さに改めて驚かされる。ギター1本で無骨に奏でる作品から、「ハウンドドック」のようなロックンロールナンバー、ネヴィルブラザースのねっとりとしたニューオリンズファンクまで、その全部をブルースという共通語で括ってしまって、何ら違和感がない。
また、黒人社会の厳しい現実を背景に生まれてきた出自をもつジャンルだし、歌詞の内容もブルーな心情を歌っていたりするのに、聴いていると心に希望のようなものが湧き出してくる不思議な音楽でもある。アルバムを聴きこむほどに、「輝く人生!」というキャッチコピーが、ますますしっくりしてきた感じがする。
これならば、「ハイライトが多すぎて困ります(ピーターバラカン氏)」という映画のほうも、大いに楽しみ。3月19日(土)からの公開を見逃さぬよう要チェックである。

アンジェリーク・キジョーに関する記事を参考にさせていただいた、悦楽的大衆音楽探検!さんに、TBを発信しました。

2月 28, 2005 音楽 |

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コメント

BB・キングはブルーノートで聴いたがある、実に味のあるギターだった
阪神は単勝2.2倍の馬を直線坂のコースは走らんと切ったのはいいが、前走不利を受けて大負けの馬たちから調教が良くなった馬を蹴って1着に来られ、買った馬はまたしても大きく出遅れました(T_T;

投稿: マルセル | 2005/02/28 1:33:18

マルセルさんコメントありがとうございます。
BB.キング。ちょっと前の作品ですが、クラプトンと競演した「Riding With The King」なども渋くて良いですね。

阪急杯単勝2.2倍の馬は、自分も京都以外では買いたくないタイプです。直線平坦な中京でも先行争いのさらなる激化は必至。恐らく厳しいだろうと思っています・・・・

投稿: 山城守 | 2005/03/01 0:38:30

阪急杯単勝2.2倍の馬は1、2着は厳しいでしょうネ、高松宮記念は1200mなので出遅れたらアウトだけど、プレシャスカフェかカルストンライトオで頭と2着は確定、3着がほんと面白い、今日勝ったキーンランドスワン、阪神の坂に負けた上記ギャラントアロー、今日大きく出遅れたけどCBCで大穴あけたゴールデンロドリゴとメイショウボーラーの4頭の争いじゃないかな、さらにウィンクリューガー、アドマイヤマックスも小差、特にアドマイヤマックスはたぶん武豊が乗ってきますからね、暮れのCBCの弟みたいなヘタなレースはしないから怖いですよ~、豊が乗ってきたらプレシャス→カルストン→アドマイヤで1000円買おうかなと思ってます、ウラを500円、一応万馬券にはなるでしょ、豊が乗ったらならんか、もし頭とったら泣くけど (T_T;

投稿: マルセル | 2005/03/01 1:48:37

マルセルさん、こんにちは。引っ越し作業中のため、すっかりコメントが遅くなってしまいました。
高松宮記念。いろいろ考えましたが、現時点ではやはりライトオに注目です。バックストレッチが長い中京コースなら、どの枠順に入っても、初速の速さでラチ沿いの定位置を取れるはず。自分の形に持ち込めば、他馬がどんな戦法をとろうが、おそらく無関係でしょう。
相手は・・・・新居に落ち着いた頃合いに、ぼちぼち考えます。

投稿: 山城守 | 2005/03/05 20:41:25

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