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2005/02/20

【馬券日記】哀愁のオレハマッテルゼ

20050220G1の熱気がまだ覚めやらぬ2月20日(日)東京競馬場・第12レース甲斐路特別は、1000万下・芝千四・ハンデの条件戦である。この日、自分が勝負レースに選んのが、この番組だった。
あいにく空模様はぐずつき気味で、朝から雨が降ったりやんだり。芝コースの馬場状態も、土曜に続き終日「重」発表のままである。ただし、午後になってから天候はしだいに回復に向かい、時折小雨がパラつくものの、傘が要らない程度にはなってきた・・・・
こんなとき東京・芝コースでは、往々にして「内有利」のトラックバイアスが発生することを、ご存じの方は少なくないだろう。
そう、「前日・前夜に雨、レース当日は曇り(または晴れ)」という条件が成立したとき、芝コース内側の地下に埋設された配水管の作用で、馬場の水気は内側から排出されていく傾向があるのだ。「重」状態のまま回復が遅いコースの大外に比べ、ラチ沿いに近いところではどんどん馬場は良くなっていく。その結果として、内側を通る馬が上位を独占し、直線外から差してくる馬は伸びを欠くという現象があらわれる・・・・
当ブログでは、一昨年のジャパンカップ、雨上がりのCコース・ラチ沿い一杯を通って逃げ、9馬身差の独走を決めたタップダンスシチーにちなんで、この傾向を「タップダンスシチーの法則」と命名し、記事にした経緯もある。

こんな日の馬券の狙い方としては、常々、以下のことを意識してきた。
脚質に関しては、ラチ沿いのコースを通れる逃げ・先行馬、または瞬発力で一気に馬群を捌ける差し馬を積極的に狙う。また、騎手に着目するなら、インをこじ開ける根性と技術のある外人騎手や地方騎手。あるいは、馬場に応じて自在な戦術を駆使できる武豊や岡部騎手、インにこだわるコース取りをしたときの後藤や江田照が怖い。これらに該当しない馬・騎手は、実績・技量にかかわらず軽視すべし・・・・。

そんな視点から、今日イチ押しの狙い馬と考えていたのが、後藤騎手の騎乗するオレハマッテルゼである。言わずと知れた1000万下・芝マイル戦線の実績最上位馬。ハンデ58キロは当然の評価と言えるだろう。この馬の長所は、馬群に突っ込むのを苦にせず、最内でも鋭い決め手を発揮できること。おまけに今日の枠順は2枠3番、騎手もこの馬を手の内に入れている後藤騎手と願ったり叶ったりの条件が整っていた。
フェブラリーSの結果とオッズ次第では単勝1点にドカンと資金を投入してもよいと考えていたが、あいにくメインレースの馬券はハズレ。少ない資金で効率的に稼ごうと思えば、2.5倍をきる配当ではさすがに妙味がない。そこで馬券の焦点は、相手選びをどうするかということになった。

もちろん出走各馬の道悪の巧拙は、事前にデータをチェック済み。ここから2番手候補として狙える馬は、内枠からトールハンマー、ノーコメント、ケイアイボイジャー、トラストセレビーの4頭に絞れる。3番人気の支持を集めたグランリーオは道悪実績がないことが不安で、3着までが精一杯とジャッジできた。
先行有利のセオリーに素直に従っていれば、ここは素直に逃げるトールハンマーを相手筆頭に選択すれば良かったのだが、パドックを見ているうちに気の迷いが生じてきた。休み明けでチャカチャカ煩い仕草を繰り返すトールハンマーよりも、2番人気トラストセレビーのほうがバカに良く見えてきたのだ。思い起こせば、この馬、2歳当時に稍重馬場でたびたび好走していた実績もある。このデキならオレハマッテルゼを逆転できるかも?などと、考えついた時点で、「タップダンスシチーの法則」は、自分の思考から半分くらい消失してしまっていた・・・・。

katteha_ikenai自問自答の結果、買ってしまったのが写真の馬券である。オレハマッテルゼとトラストセレビー1・2着固定の3連単フォーメーション。1番人気・2番人気の組み合わせだけに点数を絞らなければと考え、先行各馬の評価を下げてしまったのが、致命的だった・・・・

■レース結果
 ◎1着 3 オレハマッテルゼ 後藤  1番人気
 ▲2着 7 トールハンマー   木幡  5番人気
 △3着 6 グランリーオ    内田博 3番人気
 ・・・・
 ○8着 11 トラストセレビー  横山典 2番人気 ○| ̄|_

ゴール前、コース内側で激しく叩き合うオレハマッテルゼとトールハンマーをよそに、外に持ち出されたまま全然伸びる気配を見せないトラストセレビー。3連単140倍台の万馬券決着であった・・・・「ばかやろう」思いがけず口をついて出てくる悪態は、横山典騎手に向けたものか、それとも自分の博才の乏しさを呪ってのものなのか?
そんなとき、一つの事実に気がついて、思わず愕然とした。
オレハマッテルゼ・・・・」この馬名の由来は、石原裕次郎の「俺は待ってるぜ」だとばかり思っていたが、「俺、ハマってるぜ」というもう一つ読み方もあったのだ。
ハズレ馬券の墓穴に自らハマってしまったこの俺。冬の夕暮れどき、スタンドの照明灯に照らされた府中・芝コースの光景は、妙に寒々しかった。

2月 20, 2005 日記・コラム・つぶやき, 競馬予想・回顧アーカイブ |

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面白い馬が1頭出てきました、今日のアーリントCを逃げ切ったビッグプラネットです、 続きを読む

受信: 2005/02/26 17:31:08

コメント

どうも、こちらでははじめまして。毎度、予想の度にはトラックバックさせて頂いてます。今後もよろしくお願いします。

最終レースですが、メインの結果にあまりに茫然自失してしまったので(苦笑)、見ずに飲んでました。結果だけは知り合いから電話で聞いたのですが、オレハマッテルゼですか勝ったのは。
この馬、昨年もフェブラリーSの日の最終レース(タケシバオーメモリアル)に出てて、2着に入ったことで覚えてます。このレースで負け分を取り返した、恩のある馬でしたから(笑)。ただ、今日は負けが酷すぎて、最終までやる余裕が無かったのが・・・・

あと、今日の横山典もちょっとなぁ・・・・という感じでした。私としても、ノリに対してか自分に対してか「バカやろ~」と叫びたいものです。

投稿: ジョカトーレ・F(F's blogroom管理人) | 2005/02/20 22:24:41

あ~あ、さようでござりましたか
7を2着付けに追加すれば、、、
あっしは、昨日の今日も2着馬を間違え、昨日は京都記念で15万馬券、今日もフェブラリーで当たり馬券を逃してしまいました
はいな、1着馬はビシと当たり、あっしの3着候補4頭が昨日も今日も2、3着でゴザイマシタぁ、あ~あ
昨日なんざ、もし当たっていれば75万円になっておりましたぁ~
四位クン昨日はメインまで既に3勝
はい、彼はお腹一杯だったのです (TT;

投稿: マルセル | 2005/02/20 22:40:13

俺、ハマってるぜ・・・
次回は勝負レースでオレハマッテルゼが凡走、
俺はお前を待ってるぜ・・・パターンを楽しみにしてますw

タップダンスシチーの法則もしばらく使えませんが、
次の東京開催まで忘れずにいないといけませんね^^

投稿: せいきい | 2005/02/20 22:41:50

笑うのは忍びないのですが、笑わせてもらいました。今日の10R、浅草は木にならんやろと無視したら来よった。やっぱり気になってたのです・・・とほほ

投稿: eloryman | 2005/02/20 23:10:07

あるある。お気持ちよく分かります。

投稿: がとー@馬耳東風 | 2005/02/21 0:34:57

私もオレハマッテルゼには去年のフェブラリーSの後のタケシバオーMで負け分を多少取り戻させていただいたありがたいお馬さんです。
で、今年は当初の予想ではオレハマッテルゼ-グランリーオの馬連&ワイド勝負だったんですが、オレハマッテルゼのあまりの人気に妙味がないと判断してしまって結局見にして、京都の最終Rへ資金投入。ケージーアジュデ軸でテイエムポイント(岩田)へがっつり行ったら直線失速。押さえのタイキフェイム(北村浩)も届かず。
結局日曜は前半の勝ち分をフェブラリーSと京都最終Rでのしをつけてお返ししてしまいました(泣)。

投稿: こう | 2005/02/21 23:22:08

こんにちわ

東京コースの 興味深い話題から始まっての
おれハマッテルゼ。

めちゃくちゃ 面白かったです。
まさに今、おれ笑ってるぜ ですw

投稿: しげる | 2005/02/22 10:21:44

ハマッテルゼ日記にコメントをいただいた皆様、ありがとうございます。ハマった勢いで、昨夜は飲んだくれておりました(^^; それにしても「タップダンスシチーの法則」・・・・このブログでも何度も取り上げている割に、なかなか法則の御利益にあずかる機会がないのは、何故なんでしょう?

投稿: 山城守 | 2005/02/22 22:53:11

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