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2005/01/16

【日経新春杯回顧】瞬発力と持続力を兼備した桜センチュリー

11R第52回日経新春杯
4歳以上・オープン・G2(ハンデ)(混)[指定] 芝・外2400m 10頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差3F
4 サクラセンチュリー牡5佐藤哲三562.29.033.62
7 マーブルチーフ  牡5池添謙一542.29.0クビ34.17
2 ストラタジェム  牡4福永祐一532.29.11/233.63
5 コイントス    牡7吉田稔 562.29.21/234.36
3 エアセレソン   牡5藤田伸二552.29.411/434.24
10 タニノエタニティ 牡7安藤勝己542.29.4ハナ34.18
9 マイソールサウンド牡6本田優 582.29.4ハナ34.45
1 ダディーズドリーム牡6高田潤 532.29.5クビ34.410
6 ナリタセンチュリー牡6武豊  582.29.5ハナ34.21
108 モノポライザー  牡6武幸四郎542.30.734.99

LAP 13.0-12.2-12.2-13.8-12.9-12.9-13.2-12.9-11.8-11.5-10.8-11.8
通過 37.4-51.2-64.1-77.0上り 72.0-58.8-45.9-34.1平均 1F:12.42 / 3F:37.25

■レース回顧
前日の雨で馬場渋化が心配された京都芝コースだったが、終日不良馬場だった中山とは対照的に、メインを迎える頃には「良」まで回復。しかし、正月以降の連続開催で使い込まれた馬場は、内側の荒れがかなり目立つ状態で、外から差してくる馬が明らかに有利というコンディションだった。
レースは、典型的な逃げ馬が不在というメンバー構成で、発馬直後じんわりと先手を主張した吉田稔騎手のコイントスが隊列を先導していく。以下、マーブルチーフマイソールサウンドがこれに続いたが、ペースは結局、4ハロン目以降約1000メートルもの間13秒台のラップが連続するという、絵に描いたようなスローに落ち着いた。
人気の両センチュリーは、お互いを意識しながら中団後方で脚をため、直線の決め手比べに備える形。坂の下りでは、ハンデを背負うナリタが一歩先に仕掛けていくが、サクラも外からこれに呼応し、両者譲らず4角を迎える。
直線入口。馬場の良いコース外目を通れる位置を確保するため、ナリタもサクラもお互いに譲れない。文字どおり肉弾相打つ2強の激突となったが、馬格に勝るサクラが外から一気に勢いをつけ、ナリタを内にはじき飛ばしてしまう。さらに進路を他馬にふさがれたナリタはここで万事休す。肉弾戦に勝ったサクラもよろける格好になった分、前を捉えきれるか?微妙に思えたが、ゴール前でしぶとく二の脚を発揮。終わってみれば推定上がり33秒6の決め手を発揮し、みごとに重賞連覇を飾った。

【追記】
審議の対象となった4コーナーでの「肉弾戦」の真相については、武豊騎手のオフィシャルホームページに、的確なコメントが掲載されていました。是非、一読をおすすめします。
それにしても、レース終了後まだ間もないタイミングで、「今回は佐藤哲三騎手の名誉のために書いておきます」と発言してくれた武騎手の対応・・・・立派ですね。一流のスポーツマンにふさわしい清々しい姿勢には、思わず感心しました。

以下、次走に向けての各馬のインプレッションなど・・・・

■次走へのメモ
1着 サクラセンチュリー(佐藤哲)
馬体充実。ここにきて、確実に力をつけている。
鳴尾記念での「抜け出し」が鮮やかすぎたため、人気的にやや過小評価されていた感はあるが、その前走でもゴールまで脚色は衰えていない瞬発力と持続力を兼備したタイプであり、今ならG2別定戦でも主役を張れるだろう。
ところで、この馬、タップダンスシチーと同じ佐々木晶三厩舎の所属馬だが、佐々木師が馬の状態以外のことで「泣き」のコメントを連発しているのは「買い材料」だと記憶しておきたい。今回も「道悪は空っ下手。是非良馬場で」との発言を残しているが、こんなコメントが出るとき、間違いなく馬の仕上げそのものには「自信がある」のだと受けとめてよいだろう。

2着 マーブルチーフ(池添)
名うての京都巧者。坂の下りを利用して勢いをつけ、直線惰性で粘り込むレースが得意なのだろう。決め手勝負では不利とみて評価を下げてしまったが、昨年もこのレースで2着している。2強対決のレースで漁夫の利を得るのは、えてしてこんな伏兵である場合が多い。

3着 ストラタジェム(福永)
推定上がり3ハロン33.6をマークし、ゴール前まで際どく頑張っていた。とはいえ、この馬の末脚からは、どちらかといえば瞬発力より持続力型という印象を受ける。サンデー産駒なのに、サドラーズウェルズの血が強く出ているのだろうか?
準オープンでは明らかに地力上位の存在だが、これ以降も極端なスローペースに陥ったとき、一瞬の決め手にまさる他馬に、足下をすくわれる危険はあるかもしれない。

9着 ナリタセンチュリー(武豊)
見た目には4コーナーの肉弾戦で遅れを取ったことが、今回の敗因と思える。しかし、ラジオNIKKEI 競馬実況HPで武豊騎手のコメントを確認してみると、「4コーナーで手応えがあやしくなっていました」とのこと。秋のG1戦線では、体を減らしながらよく頑張っていたが、今になってその反動が出ているのかもしれない。
それにしてもこの馬。能力があるのに、主戦の田島裕騎手同様、すっかり運のない馬というイメージが定着してしまったのは、残念。

1月 16, 2005 競馬予想・回顧アーカイブ |

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