【南部杯回顧】王者アドマイヤドン2着敗退
■レース結果
第17回 マイルチャンピオンシップ南部杯GI ダート 1600m
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 所属 | タイム | 着差 |
| 1 | 2 | ユートピア | 牡4 | 横山典 | JRA | 1.35.9 | |
| 2 | 11 | アドマイヤドン | 牡5 | 武豊 | JRA | 1.36.0 | 1/2 |
| 3 | 12 | ビッグウルフ | 牡4 | 板垣吉 | JRA | 1.36.5 | 3 |
| 4 | 5 | トップオブワールド | 牡3 | 四位洋 | JRA | 1:36:7 | 11/4 |
| 5 | 10 | ウツミジョーダン | 牡4 | 小林俊 | 岩手 | 1:36:9 | 11/2 |
| 6 | 4 | ニホンピロサート | 牡6 | 小牧太 | JRA | 1.37.2 | 11/2 |
| 7 | 6 | コアレスハンター | 牡7 | 御神訓 | 大井 | 1.37.3 | 1/2 |
| 8 | 9 | シルクディヴァイン | 牡7 | 村上忍 | 岩手 | 1.37.6 | 11/2 |
| 9 | 3 | トキオパーフェクト | セン9 | 陶文峰 | 岩手 | 1.37.7 | 1/2 |
| 10 | 7 | ストロングボス | 牡6 | 宮川実 | 高知 | 1.38.1 | 21/2 |
| 11 | 8 | ユウキュウ | 牡5 | 吉田稔 | 愛知 | 1.38.5 | 21/2 |
| 12 | 1 | ガリョウテンセイ | 牡7 | 大畑雅 | 愛知 | 1.42.2 | 大差 |
■こんなレースでした
南部杯デイの盛岡競馬場は、朝からドンヨリと雲に覆われ、時おり薄日が差し込む空模様。ダートは重馬場発表からスタートし、午後には「稍重」まで回復していたが、基本的には脚抜きの良い馬場状態で、パワーよりスピードが要求されるコンディションという印象を受けた。
ちなみに、南部杯と同じ1600メートルの条件で行われた第8レース「銀河賞」(中央500万下条件に相当)では、横山典騎手騎乗のブルーチェイサー(JRA美浦所属)があれよあれよという間に逃げ切って、1分38秒2の走破時計をマーク。東京競馬場の古馬500万下と比較しても、かなりの好タイムといえる水準だが、稍重発表ならこれくらの時計が出てしまうのが、この日の馬場状態のポイントだった。
さて、南部杯のスタートである。
あらためて出馬表を見渡しても、逃げ馬不在といえる顔ぶれ。はたして何が行くのか?と注目していたが、先手を取ったのはやはり、横山典のユートピアだった。発馬直後こそ好ダッシュを決めた地元のトキオパーフェクトと併走する形になったが、すぐさまハナを主張しあっさり単騎逃げの形に持ち込むことに成功する。
これら2頭の直後からニホンピロサートが引っかかり気味に先行し、トップオブワールドも無難な発馬からインの4~5番手をキープ。アドマイヤドンは、外からいつでも前を交わせますよ、といった位置取りを決め込み、早くも横綱相撲に向けて盤石な態勢をとったかにみえた。
安田記念から装着しているブリンカーに象徴されるように、ユートピアの泣きどころは外から被されると脆さを露呈してしまう気性にある。前走・北九州記念では、武豊にそれを見透かされ、勝負所で外から潰される形になっただけに、横山典は細心の注意を払って終始1~2馬身のリードを確保しながら、先行することに腐心していた。
これに続く先行勢もアドマイヤドンの動きを警戒しているせいか?あえてユートピアに競りかける構えをみせず、淡々とした展開のまま、先行馬群は長い長いバックストレッチを駆け抜けていく。
第3コーナー。武豊もここが勝負所とみたか?アドマイヤドンにゴーサインを送り、一気に外から動いていく。だが、逃げるユートピアとの間には、トキオパーフェクトとニホンピロサートがまだ渋太く食い下がっており、アドマイヤドンは2~3頭分外を回す格好で4コーナーを通過する形となった。逃げるユートピアにはこれが幸い。結局、一度も他馬に並ばれることなく直線を迎えるという、願ってもない展開に持ち込むことができたのだ。
さあゴールまで、残り300メートル。ここでユートピアとアドマイヤドンによる一騎打ちムードが濃厚になる。アドマイヤドンがじりじりと半馬身差にまで迫ってくるが、ユートピアも二枚腰を発揮、着差はなかなか詰まらない。2頭の後方では、トップオブワールドが押っつけながら一瞬3番手まで浮上してくるが、四位騎手の手応えに余裕は感じられず、これに変わって外からいい脚で追い込んできたのが板垣ビッグウルフ。
しかし、先頭を争うの前2頭の態勢は不動である。逃げるユートピア、追うアドマイヤドン。場内のどこからか「そのままっ!」という声が聞こえてきた。あっという間にゴール。王者アドマイヤドンの2着敗退という結果に、盛岡競馬場が一瞬の静寂に包まれた・・・・。
各馬に関する印象と次走に向けてのメモは、次のエントリに譲ります(続く)
10月 12, 2004 岩手競馬, 競馬予想・回顧アーカイブ | Permalink
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コメント
先週トラックバックして頂いたitsukiと言います。ありがとうございます。またお邪魔させてください。ヨロシクです☆
投稿: ☆itsuki☆ | 2004/10/12 14:31:01
☆itsuki☆さん、コメントありがとうございます。
JRA・G1に比べると、どうしても注目度が低下しがちな交流G1ですが、南部杯を盛り上げよう!という趣旨でTBを打たせていただきました。
3連単も3連複も発売がなく、単・複をちょっと厚めに買うと、その直後にオッズが動いてしまう?岩手競馬。しかし、それはそれでなかなか味わいがあります。今後もご贔屓のほどを。
投稿: 山城守 | 2004/10/12 23:43:39