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2004/10/01

「地方出戻り」策って何だ?

JRA中山・阪神開催も最終週。競馬ファンの注目は、G1スプリンターズSに集まっているけれど、もうひとつ見過ごせない話題がある。今週いっぱいをもって、3歳未勝利戦の番組が終了となるのだ。「えっ、まだやってたの?」と言うなかれ。未勝利の一口愛馬を抱える身にとって、やはりこれは切実な問題なのだ。

citrus_flavor0918padoc.jpgこの時期まで勝ち上がれなかったJRA所属競走馬の身の振り方といえば、ちょっと前なら、福島裏開催で最後の勝負!というのが定番だった。しかし、福島・未勝利戦が廃止されてしまった現在、引退か現役続行か?の最終決断は、意外に早い時期に迫られることになる。体質や気性の問題が災いしデビューが遅れた馬たちにとっては、まさに今週が最後の正念場となるのだ。

しかし、その正念場にさえ、乗り遅れてしまった馬たちもいる。サウスニアRHで出資したわが一口愛馬たちが、まさにそのクチ(苦笑)
シトラスフレーバー1戦0勝(高市厩舎) ゴールデンウィル未出走(松山厩舎) ・・9月の声を聞いて、やっとデビューの態勢が整ったかと思ったのもつかの間、なんやかんやで結局、最後の出走チャンスも掴めぬまま、とうとう運命のときを迎えてしまった。

そんな両馬の身の振り方に関して、クラブからご案内されているのが、「地方出戻り」プランの適用である。「再ファンド」とも呼ばれるこのしくみ、「未勝利戦のあるうちに勝ち上がれなかったクラブ所属馬をいったん地方競馬に転籍し、転籍先で1勝以上を挙げさせ、収得賞金を得た状態で中央競馬に再登録。『正真正銘の500万条件馬』として返り咲きを図る」というものらしい。
現時点では、クラブからの正式案内書面が届いていないので、地方転籍時の精算方法や中央再登録時の募集条件など、詳細がどうなるのかまだ掴み切れていないが、他のクラブで運用されている事例を参考にする限り、出資会員の経済的負担はさほど重いものではないようだ。社台グループの吉田照哉氏の言葉を借りるなら、「皆様になんらご負担をかけることなく、未勝利という呪縛にあえいでいた所属馬に『1勝』という付加価値をつけようとする作業に近いかもしれません」ということになる(社台サラブレッドクラブHPより引用

ううむ、何だか、話がうますぎるという気がしないでもない。地方に転出したからといって、その馬のダート適性や編入先クラスでの力関係がどうか?という課題もあるのだから、そう簡単に勝ち上がれるものでもないだろう。仮に勝てるにしても、地方競馬をJRA所属馬の踏み台扱いにするような発想自体、ちょっとどうなの?という印象も受けてしまう。

しかし、十分な出走機会を与えられぬまま、JRAで結果を残せなかった愛馬たちと、ここで縁が切れてしまうのもあまりに寂しい。最後の最後まで、行く末を見届けるとまではいかなくても、もう少しだけチャンスを!というのが、今の正直な気持ちである。
これだけ長い間、手元でじっくりとやってきたのですから、このまま終らせるというのも不本意な話。地方で勝ち上がれるようであれば、再び責任を持って管理したいと思います」という松山調教師の言葉を信じ、いっちょ再ファンドプランに乗ってみようか?というムードに、心は傾きつつある。
転厩先は、ちょくちょく様子を見に行けそうな盛岡・水沢がいいけれど(贔屓の村松学騎手に手綱を取ってもらいたいというスケベ心もある)、そううまく事が進むかどうか・・。とにかく両馬が無事に、新たな活躍の場を見つけてくれることを祈りたい。
(シトラスフレーバーの転厩舎は、名古屋競馬の山本健二厩舎に決定したようです)

10月 1, 2004 ひとくち馬主日記 |

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