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2004/09/14

【重賞回顧】マイネルモルゲン・オペラシチーには引き続き注目を

■京成杯オータムハンデ G3 中山・芝1600
前半3F35.7は、このレース過去10年のなかでも最も遅いペース。スピードの出る開幕馬場であったことを考慮すれば、超スローペースといってもいいだろう。それを見越して自らハナを奪いに行ったのがマイネルモルゲン。一瞬暴走か?とも思ったが、これは後藤騎手の作戦のうちだった。先頭に立つと、ラストまで11秒台のラップにまとめ、後続の決め手を完封してみせる。前半のスローが影響し、決着時計そのものは平凡にみえるが、レース内容は着差以上に強かったという印象である。

そのマイネルモルゲン。パドック映像をみるかぎり、プラス10キロの馬体重でもまったく太め感は感じられず、むしろ、しっかりと「身が入った」印象を受けた。特にトモのあたりの充実ぶりが素晴らしい。心配された気性のほうも、終始落ち着き払った態度で不安はなさそう。ここにきて、馬体・気性とも「ひと皮向けた感」がある。
Photo:(C)Horses.JP
(この画像の無断転載・複製はご遠慮ください)

自分の予想記事のなかでは、「休養明けのローテで連対を果たしたのはG1級の実績馬か、軽量伏兵馬の逃げ残りの3例のみ」とコメントしたが、今年に関しては、マイネルモルゲンが「G1級の実績馬」に該当している可能性さえ感じてしまうと言ったら、誉めすぎかな?この後、マイルCSを目標にしたローテを歩んでいくのだろうが、気性面の成長がはっきりした今なら、逃げ・差し自在の脚質が大きな武器となる。現時点で通用の素地は十分と判断したい

2着シャイニンルビーは、近走の成績から軽視していたが、最内枠の利を生かした北村騎手の好騎乗で直線鋭い決め手を発揮。終わってから気がついたことだけど、この馬も有利といわれる北海道組からの参戦であった。

3着マイネルソロモン。パドック映像をみるかぎり、新潟シリーズ当時の状態は維持されていたと思うが、大幅な上積みまでは感じられず。小頭数・先行有利を意識して普段より前の位置取りでレースを運ぼうという意図はうかがえたものの、道中・直線ともスムーズに捌けなかったのが痛かった。G3なら勝てる力はあるのだが、脚質的に不確実性が伴うだけに、単勝では狙いづらいタイプ

クイーンSの好走を評価して、自分が本命に推したニシノムーンライト。道中はマイネルソロモンをマークして外から巧く立ち回っていたが、結局、直線伸びを欠き着外に沈んでしまった。上がり33秒台の決め手が問われるレースになると、このあたりが精一杯なのかもしれない。北海道からの転戦でも馬体はギリギリ維持されていたので、今後、牝馬同士の争いになれば、まだ台頭の余地はあるとみたい。

■朝日チャレンジカップ G3 阪神・芝2000
これレースも、異常と言えるほどのスローペース。実質的に直線の決め手だけが問われる内容で、サンデーサイレンス産駒のワンツー決着になったのも、終わってみれば当然の結果という印象だ。
自分が本命に推したオペラシチー。直線では何だかモタモタしていた印象ばかりが残るけど、デビュー後の過去3走では上がり34秒台の決め手を問われた経験がなかったので、まさにキャリアの浅さという弱点が露呈した形となった。
とはいえ、レース後、佐藤哲三騎手は「悲観すべき内容ではない」とコメント。直線よーんドンの競馬になってしまえば、サンデー産駒にはかなわないかもしれないが、今回の敗戦も糧にして、本番に向けた手応えをそれなりに感じているということだろうか。
確かに3連勝の内容を思い起こせば、決してここで見限れる馬ではなく、大舞台での巻き返しを一考しておきたい。ここ数年の菊花賞では、一時のスローペース症候群的なレースが影を潜め、本来の意味でのスタミナ比べの様相が強くなっている。もし、ヒシミラクルが勝った年のような展開になれば、怖い伏兵として台頭してくるのは、こんな馬かもしれないのだ。

■セントウルS G3 阪神・芝1200
馬券を買わずに観戦していたが、例年に比べ、メンバー・レース内容ともインパクトに乏しい印象。この結果が、本番のスプリンターズSに直結するかといわれても、ちょっとイメージがわいてこない。
ゴールデンキャストは、夏場を使い込まれていた順調度と、枠順・展開、鞍上強化が奏功したということだろう。
サニングデールは、59キロを背負った休み明けでよく追い込んでいるという見方もできるが、高速決着が予想される本番の舞台で、時計勝負に実績のないこの馬がどこまでやれるか?もちろん上位の1角であることは否定しないけど、一本被りの人気になるようなら、疑ってかかりたい存在だ。
いずれにせよ、少々層が薄くなっている感のある古馬スプリント路線。スプリンターズSでは、先行力のある別路線組に注目してみたいと思う。

9月 14, 2004 競馬予想・回顧アーカイブ |

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