« 『ららら科學の子』 | トップページ | 【速報回顧】クラスターC、こんなレースでした »

2004/08/13

【クラスターC】スピード争いならディバインシルバー

盛岡競馬場のダートコースは、他の地方競馬場と比較して砂が浅く、速い時計で決着するレースが多いことで知られている。
昨秋の南部杯G1(1600メートル)でアドマイヤドンがマークした優勝タイムは1.35.4。確かに当日は不良馬場で脚抜きの良い馬場コンディションではあったけれど、フェブラリーSでの同馬の優勝タイムが1.36.8なのだから、速い時計の出やすい馬場であること裏づけるひとつの証と考えることはできる。

最近の盛岡の馬場状態を探るひとつのヒントとして、中央遠征馬との交流戦のタイムに注目してみた。8月9日(月)に開催された東京カップけやき賞・ダート1800m・良馬場で2着・3着に入線した中央馬トーセンブライト(3歳・900万下)、シルクショットガン(7歳・900万下)の盛岡走破時計と、中央の時計を比較するとこんな感じになる。

トーセンブライト
  盛岡ダ1800・良 1.54.1
  東京ダ1600・良 1.36.7  ユニコーンS5着
  東京ダ1400・良 1.25.0  500万下・1着
          
シルクショットガン
  盛岡ダ1800・良 1.54.4  けやき賞  3着
  新潟ダ1800・良 1.54.7  麒麟山特別 8着
  中京ダ1700・良 1.47.7  御嶽特別  14着

トーセンブライトの東京2鞍はちょっと時計が速すぎるという印象があるけれど、シルクショットガンのほうに注目してみると、新潟・中京といった高速ダートでマークしてきた時計と比べ、さほど遜色ないタイムが最近の盛岡でも出せることがわかる。中央ダートとの馬場差は、おそらく中距離でも1秒以内とみるのが妥当ではないだろうか。

そんな馬場状態で争われる電撃の6ハロン戦クラスターカップG3
昨年の勝馬ディバインシルバーを筆頭にスピード自慢が顔を揃え、先行争いはかなり激化すると思う。しかし、ここは前崩れの流れに期待するというより、JRA高速ダートで速い持ち時計を叩き出してきたスピード上位馬を狙っていくのが、定石だろう。
Photo:(C)Horses.JP
(この画像の無断転載・複製はご遠慮ください)

出走各馬のダート1200の持ち時計を比較すると、1分9秒台のハイレベルな時計をマークしたことがあるのは、ディバインシルバー、ノボトゥルー、トキオパーフェクト(岩手)の3頭になる。
このうちトキオパーフェクトの持ち時計は、中央在籍当時99年の根岸Sで記録したもので、さすがに参考外と言わざるを得ない。ノボトゥルーの持ち時計も、01年とだいぶ古いもの。ここは素直に、ディバインシルバーを持ち時計から推せるスピード最上位馬と評価してよさそうだ。昨年のクラスターカップで見せた影を踏ませぬ逃走劇(勝ち時計1.09.8)を思い起こしてもコースへの適性は高く、やはり不動の中心というべきか。

相手は、何となく底を見せている古馬勢よりも、生きのいい3歳馬にどうしても目がいく。

ファントムマスクは、前走・新潟の芝1000で控える策でも競馬ができることを示したが、本質的には先行してこその馬だろう。森厩舎の僚馬2頭の脚質から、ここは果敢にディバインに競り賭けていく公算が強い。しかし、仮にディバインのハナを叩いたとしても、直線の長いタフな盛岡でどこまで脚を持続できるか?かつて、パーソナルラッシュ(ユニコーンS3着)に先行しながら、直線で0.8秒も千切られた前歴があることを思い起こしても、この馬が2着に粘るところまでは、ちょっと想像しづらい

その点、タイキバカラはむしろ出遅れ癖が、災い転じて福となすかもしれない。スタート後のニの脚の速さはピカイチなので、好位内枠で上手く流れに乗れるなら、直線2番手浮上のチャンスはあるとみる。東京ダートでカフェオリンポスを寄せつけなかった戦績から、左回り・坂・長い直線を備えるコースへの適性も悪くない。遠征競馬での落ち着きがどうか、直前気配をチェックしたうえで、最終評価を下したい。

差し・追い込み勢では、森厩舎のベテラン2頭ということになるが、シャドウスケイプは時計勝負での実績がひと息であることが不安材料。3連複のヒモ穴程度の評価かな?と思っていたが、よく考えてみると、岩手競馬では3連複を発売していなかった(笑)
ノボトゥルーは、2年前のJBCクラシック2着の実績があるので、混戦での出番を一応警戒しておく必要がありそう。

地元組では、やはりタイキシェンロンが筆頭格になる。どちらかといえば、パワーの要る水沢巧者の印象が強いけれど、盛岡コースとの相性もけっして悪くはないと思う。ただし、スプリント戦出走は、中央・兵庫時代を通じて今回が初めての経験。一線級のスピード争いに戸惑わなければよいのだが・・・・。

以上をふまえ、前日予想の印は以下のとおりとしてみた。

◎ディバインシルバー
○タイキバカラ
△ノボトゥルー
注タイキシェンロン

8月 13, 2004 岩手競馬, 競馬予想・回顧アーカイブ |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/33923/1182990

この記事へのトラックバック一覧です: 【クラスターC】スピード争いならディバインシルバー:

» クラスターC予想 トラックバック デビルの競馬中心雑記
盛岡10R クラスターC GIII ◎ディバインシルバー 人気でも不安要素がないので仕方なく。 ○シャドウスケイプ ノボトゥルーと人気ほどの差はないはず。 ▲タ... 続きを読む

受信: 2004/08/13 1:44:32

» 【盛岡】クラスターC結果 トラックバック 打ちつづけるハズレ券散りつづける
最内シャドウスケイプ、激戦を制す サマードリームシリーズ第2弾のクラスターカップは、3歳馬タイキバカラが先頭で直線に向くも、直線失速して7着。最内から先に... 続きを読む

受信: 2004/08/13 19:24:54

» 盛岡・第9回 クラスターカップ枠順確定 トラックバック 競馬と株の相変わらずの日々
今年も栗東・森軍団が大挙して押し寄せているクラスターカップ、ディバインシルバーの2連覇なるか。 ここは地元勢、地方遠征勢は苦しそうで、北海道スプリントS上... 続きを読む

受信: 2004/08/14 22:43:53

コメント

コメントを書く