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2004/07/25

テレトラックの中心で、イサオ!とさけぶ

久々に岩手競馬をじっくり楽しむため、ほんとうは盛岡競馬場まで遠征を敢行するつもりだった日曜日。ところが目を覚ましてみたら、もうお日様もだいぶ高い時刻に・・・・(汗)。そんなわけで、急きょ目的地を変更し、我が家から最も近い馬券発売所であるテレトラック三本木(宮城県三本木町)に出かけることにした。

teletrack1.jpgテレトラックとは、岩手県競馬組合が東北各地に展開している場外馬券発売場の愛称である。宮城県内に唯一設置されているのが、テレトラック三本木。古川市の南隣(仙台市内から約1時間圏内)・三本木町の国道4号線沿いという交通至便な場所に立地しており、競馬開催日にはいつも、なかなかの賑わいをみせている。この周辺には、競艇・競輪の場外売り場もあって、ちょっとした公営ギャンブル激戦区の様相を呈しているのだが、それでも、これだけの人気を集めているのだから、岩手競馬の宮城県進出はひとまず成功したといってもよいのだろう。

一説によると、この施設が仙台方面からのお客を根こそぎ奪ってしまったため、上山競馬の入場者数が減少し、閉鎖に追い込まれる結果につながったのだとも言われている(ほんとかな?)

ご覧のとおり平屋建の建物なので、外観から受けるイメージはパッとしたものではないが、場内に一歩足を踏み入れると、その印象は一変する。

teletrack2.jpg黒を基調とした統一感のあるデザイン、ズラリと並んだイス席(1000席)、その前には壁面一杯に広がる大型スクリーンがなんと5面も設置されているのだ。実際に目の当たりにすると、ちょっとした映画館が並んでいるほどのスケール感である。小さなテレビモニターを立ちっぱなしで見上げ、レースの合間には新聞を敷いて地べたに座り込むしかなかった従来の場外馬券売り場(都心部のウインズなど)とは、全く異なる快適な環境といってよい。

馬券を買ってレース観戦を楽しむファンの立場からすれば、これはまさに理想的な施設といえるのではないか。もちろん冷房もよく効いており、こんな炎天下の日は競馬場に行くより、こちらに来てむしろ正解だったのかもしれない(笑)

さて、そんな快適なテレトラックで午前中から馬券を買い続けていたのだが、JRAのレースとは異なり、データやら指数やら文明の利器に頼ることはできない。自分の予想スタイルも、そうした条件に対応し、新聞から得られる最小限の情報(馬印・近走成績・父母名・騎手)とパドック映像、それからオッズの変化だけを頼りに、予想勘を研ぎ澄ましていく方法である。これはやはり競馬の基本だし、相馬眼を磨くいい練習になります。

新馬戦が続く午前中のレースを眺めつつ、その日1日の予想方針を定めようかと思っていたところ、第3レースで村松学騎手が人気薄での鮮やかな追込を決め、いきなり万馬券が飛び出す波乱の決着となった。
村松騎手、最近では同期のライバル村上忍騎手との比較で、やや騎乗馬に恵まれなかった印象があるけど、度胸のよさと技術で穴馬を持ってくるあたり、相変わらずキラリと光る騎乗ぶりである。中央競馬のジョッキーに例えると、ちょっと前の藤田騎手の印象に近いかな?ともあれ、これでこの日の方針は決まった・・・・「村松、買うべし」。

この日第一のハイライトは、第6レース。かつてセレクトセールで3億2千万円の高額で落札され、未勝利のまま岩手に移籍した話題の良血馬=カームが出走してくる。最下級条件ながら目下3連勝中ということで、もちろん単勝1番人気。大型スクリーンに映し出されるあか抜けした馬体も「こりゃ確かにお金がかかっているな」という印象で、周囲を圧倒するばかりの気配である。
しかし、私のねらいは、カームと同厩の穴馬(9番人気)に騎乗する村松騎手。追い切りで併せたカームよりも脚色はまさっていたと新聞にも書かれていたが、確かにパドックの気配は悪くない。「人気はあちら、お金はこちら」ということで、単勝・複勝を購入したところ、見事に来ました3着・複勝480円。ありがとう、村松君!
ちなみに1着カームの単勝は、140円の配当。これもしっかり取っている(笑)

0725baken.jpg

しかしその後、じりじりとハズレ馬券を量産し、いつの間にやら収支も赤字に転落。そろそろ何とかしたいと思いながら迎えた準メインで、再び村松騎手の乗る逃げ馬から勝負をかけてみた。人気を背負っていた小林俊彦騎手との組み合わせだと妙味はないが、その他の馬に抜ければソコソコの配当は期待できるとみて、単勝・馬複を購入し、レースを観戦する。
直線、村松騎手が馬なりの手応えからスンナリ後続を突き放して、まずは単勝的中が確定ムード、問題は2着争いである。2番手で粘る小林騎手の後ろから、青い勝負服が1頭追い上げてくる・・・・菅原勲騎手の乗る穴馬だ!叫ぶならここしかないと思い、「イサオ、イサオ、イサオっ!」と連呼する声にも力が入った。村松=菅原勲の組み合わせで馬複2510円の配当なら、少額でも悪くないリターンである。

中央競馬のほうでも、「イサオ」ヒートが勝ったみたいだけど、岩手なら、やっぱり菅原勲。次はクラスターカップ(8月13日)の当日に盛岡競馬場に遠征してくる予定です。

7月 25, 2004 岩手競馬, 旅打ちコラム, 日記・コラム・つぶやき |

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コメント

いつもたのしく拝見しています。
このテレトラックではJRAの馬券はまだかえないのでしょうか?
私も温泉と競馬が大好きです。
ちなみにもよりの競馬場は福島競馬場。
土湯温泉、たかゆ温泉、小野川温泉などによく行きます。
ちなみに探偵ナイトスプープもよく見ます=。H

投稿: 助川助三 | 2004/07/26 11:43:17

助川助三さん、こんにちは。
テレトラック三本木では、今のところJRAの発売はありません。岩手競馬の施設でJRAの馬券を買えるところは、盛岡・水沢の両競馬場と横手・田舎館の場外だけだったかと思います(間違っていたら、すいません)
ちなみに、テレトラック三本木から車で1~2分の地点には、豆坂温泉という素晴らしい温泉があります。いわゆる「センター系」に分類される、新しめの施設なのですが、炭酸系の源泉を大切に使用していて、好感がもてます。宿泊なら鳴子温泉郷がよいと思いますが、競馬の帰りにちょっとひと風呂という目的なら、十分満足のいくお薦め温泉です。

投稿: 山城守 | 2004/07/26 22:08:55

競馬と温泉・・・最高ですよね!

テレトラック三本木、素晴らしく過ごしやすそうな施設ですね。う~ん行ってみたい!
中央では「WINS石和」がなかなか居心地いいです。
大きなスクリーンがあって、やはり映画館みたいな感じです。
三本木には及びませんが・・・一応「競馬と温泉」というコンセプトには当てはまっているので。

ところで山城さん、タイトルの「日々是風流記」のルーツは・・・草競馬ファンのバイブル・山口瞳さんの「草競馬流浪記」ですね?!
「村松、買うべし。」で気が付きました(^^)
違っていたら、すみません。

投稿: ハコちゃん | 2004/07/26 22:39:09

ハコちゃんさん、こんばんは。
郊外型のウインズ石和、私も大好きな場所です。あの大型スクリーンは、ターフヴィジョンを見ているようで、臨場感抜群ですね。あれだけのスケールがあれば、「差せ!」「そのまま!」と叫ぶ声にも、思わず力が入るというものです(笑)
それから、ご指摘のタイトルの件ですが、実は、今は亡き歴史小説家=隆慶一郎の傑作「一夢庵風流記」が下敷きになっています。内容というより、タイトルだけをいただいた感じですが。山口瞳・・・・、言われるまで気がつきませんでした(笑)
と言いつつ、山口瞳さんの小粋な文体には密かに憧れていまして、自分もいつかあんな文章を書いてみたいと思っています。「草競馬放浪記」、確か文庫版は絶版だったと思います。古本屋を物色してみたことはあるのですが、いまだ未読の1冊です。

投稿: 山城守 | 2004/07/27 2:11:51

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