« キーワード・ランキング | トップページ | 日曜日の注目馬(7/4) »

2004/07/04

【ラジオたんぱ賞】データで探る「消せる馬」





Photo:(C)Horses.JP

その昔は「残念ダービー」とも呼ばれ、G1出走経験を誇る実績馬が、格下相手に春のうっぷんを晴らしていたラジオたんぱ賞。
しかし、近年では、春のクラシック路線に乗り切れなかった「遅れてきた馬たち」同士がローカル場所を舞台にG3の勲章を争うようなレースに、すっかり様変わりしてしまった感がある。このあたり、菊花賞の日程が繰り上がったことが遠因となって、秋のクラシック戦線を睨む有力所が早々と夏休みに入ってしまう傾向が影響しているせいかもしれない。今年も、そんな「遅れてきた馬たち」が顔を揃え、近年同様の傾向で優勝が争われそうな雰囲気である。

例によってTARGET FRONTIER JVを使い、過去10年のレースから傾向と対策を占ってみたが、ハッキリ言って掴み所のないレースという印象は拭えなかった。それでも、強引に「消せる馬」を探る材料を並べてみると、こんな感じになる。

【実績ファクター】
①前走G1以外で2桁人気だった馬
 過去10年成績  0-0-0-8
②前走条件戦で連対できなかった馬
 過去10年成績  0-0-2-15

 遅れてきた馬たちといっても、さすがにここまで格下になると通用していない。

 (今回該当馬)
 ①フレアリングベスト、リスティアエーデル、ダイワネバダ
 ②フレアリングベスト、プライズマネー

③前走斤量が53キロ以下だった馬
 過去10年成績  0-0-1-12

 斤量も「格」を判断するひとつの要素とみれば、多少は参考になるデータかも。
 唯一3着に入ったのが、2002年の逃げ馬ソウゴン。
 たとえば先行力抜群とか、何か強力なセールスポイントがないと、上位進出は苦しいということか。

 (今回該当馬)
  アイアイサクラ
 (前走・福島芝2000・500万下牝馬戦1着も53キロ)
 
【臨戦過程】
④前走1着馬で今回「中5週以上での出走」 
 過去10年成績  0-1-0-10

 前走勝ってここに参戦してきても、間隔がひらくと勢いが鈍るためか?
 唯一2着に食い込んだのは、2002年のレニングラード。
 (前走・東京芝2000・500万下1着・中5週)
 中6週以上での連対例はない。
 
 (今回該当馬)
  ナイキアロー(中7週)
  グランドハリケーン(中9週)
  ハットトリック(中5週)は微妙なところ・・・・

【距離経験】
⑤前走マイル戦以下からの参戦
 過去10年成績  1-3-4-52

 連対馬4頭のうち、3頭は芝2000以上の重賞出走経験があった。
 唯一マイル戦以上の距離経験がなく連対しているのは、藤沢厩舎の素質馬だったプレストシンボリ1頭。しかし、この馬もニュージーランドTG2(芝1600)の重賞経験があった。この事実は注目すべきだろう。
 
 (今回該当馬)前走マイル戦以下で芝2000以上の重賞未経験
  フレアリングベスト
  ムーンシャイン(マイルの重賞経験はある)
  ハットトリック
  シルクディレクター
  ナイキアロー
  グランドハリケーン

【血統】
⑥母父ニジンスキー系
 過去10年成績  1-0-0-14

 ううむ、マルゼンスキーの日本短波賞(現在のラジオたんぱ賞)を知っている人には、ちょっと意外な感じのするデータである。しかし、当時(昭和52年)の舞台は中山競馬場・芝1800だった。ニジンスキーによる底力補強は、ローカル場所の福島で必ずしもプラスに作用しないと、強引にこじつけて解釈してみようか?
 ただし、分析の対象とした過去10年には、東京開催・中山開催時がそれぞれ1回含まれていることも、補足しておきます。ちなみに、唯一の勝馬は、2001年のトラストファイヤー(父サンデーサイレンス×母父カーリアン)。
 
 (今回該当馬)
  シルクディレクター(母父モガミ)

⑦母父ネイティヴダンサー系
 過去10年成績0-0-1-14
母父ミスタープロスペクター系を含むデータである。
唯一の3着馬は97年のサクラギャラント(母父Sharpman)。

 (今回該当馬)
  ムーンシャイン(母父アフリート)
  グランドハリケーン(母父ヘクタープロテクター)

ただし、なぜか父ネイティブダンサー系になると、2-1-1-15(笑)
3頭も連対馬を輩出しているのだから、けっして相性の悪い血統とはいえないのかも。
あまり気にする必要はないのかもしれないが・・・・。

【馬格】
⑧当日の馬体重440キロ未満
 過去10年成績 0-1-1-14
 小回りコースならではの厳しい争いが繰り広げられるなか、馬格の劣るタイプは、機動力や肉弾戦への対応という点で不安が残ることを裏づけるデータである。
唯一の連対馬は、97年の2着馬パルスビート。
 
 (今回該当しそうな馬)
  カンパニー       前走440キロ
  シルクディレクター   前走440キロ
  リスティアエーデル  前走410キロ
  
  とりあえず、当日の馬体重・気配をチェックした上で、最終評価を下すべきだろう。


【結論】
以上のデータ分析を通じて、減点材料がなかったのは、以下の4頭になった。
  ケイアイガード
  マイネルベナード
  コンドルクエスト
  フウランジョー
  
このうち、マイネルベナードは前走から中8週と間隔があいていること、コンドルクエストは近走の成績がパットせず復調の具合を見極める必要があること、また、フウランジョーは逃げ馬であり展開のアシストがほしいことと、それぞれ好走のために条件がついてしまう。馬券の中心は、やはり不安材料の最も少ないケイアイガードということになりそう。

1番人気の見込まれるハットトリックは、その卓越した素質を認めても距離経験の不足と小回りコースへの対応が課題になる。
また、カンパニーは、レニングラードの弟という血統背景も買われ人気しているようだが、馬格の不足、さらには中間の裂蹄という新聞情報が少々気がかりである。柴原騎手の騎乗でこの不利をカバーできるか?とりあえず注目はしておきたい。

 本命   ケイアイガード
 相手候補 コンドルクエスト・マイネルベナード・フウランジョー・カンパニー
 押さえ  ハットトリック

7月 4, 2004 競馬予想・回顧アーカイブ |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/33923/896384

この記事へのトラックバック一覧です: 【ラジオたんぱ賞】データで探る「消せる馬」:

» ラジオたんぱ賞 予想 トラックバック お馬の親子
ラジオたんぱ賞(G3) ◎ケイアイガード。陣営が"菊花賞"まで口にする期待馬。前走圧勝の勢いそのままに追い切りも好内容。先行力あり小回りコースも走れる。久... 続きを読む

受信: 2004/07/04 0:37:37

» 函館スプリントSとラジオたんぱ賞 トラックバック 役に立たない?競馬分析blog
函館スプリントS サニングデールであっさりの予測も大いにあるが、斤量57キロ超では0-1-1-6という点と脚質的に最近後ろからの競馬が多い点に期待?して、1番人... 続きを読む

受信: 2004/07/04 0:59:21

» 第53回 ラジオたんぱ賞予想 トラックバック JRA攻略百年構想
◎コンドルクエスト ○ケイアイガード ▲カンパニー △アイアイサクラ 続きを読む

受信: 2004/07/04 1:36:37

» ラジオたんぱ賞他 トラックバック Superfecta!
ここならコンドルクエストで行けないだろうか。ケイアイガードの前走は伸びるラインを通ってのもので着差ほど信頼は置けない気がするし、ハットトリックは強さ云々の前にレ... 続きを読む

受信: 2004/07/04 1:56:41

» 函館スプリントS・ラジオたんぱ賞予想 トラックバック 競馬ニュース的ブログ
■第11回函館スプリントS(G〓)3歳上(混)(特指)別定 芝1200m 7年前に函館施行となってからは1・2番人気がともに消えた年はなく荒れにくいレースで あ... 続きを読む

受信: 2004/07/04 6:34:22

» 7/4注目馬&函館SS ラジオたんぱ賞 トラックバック 今年こそ競馬で勝ち越せるかな?
今日は注目馬が多いので検討し甲斐がありました。 いつものように、この注目馬からオッズを見て勝負するか考えます。 阪神 5Rエイシンホリデイ 阪神 9R... 続きを読む

受信: 2004/07/04 7:39:07

» ラジオたんぱ賞(G3)-馬体診断- トラックバック 馬見道
今年はダービー組が1頭も参戦しないという珍しいケースになったが、ダービー下位の馬 続きを読む

受信: 2004/07/04 8:33:09

» 第53回ラジオたんぱ賞予想 −例年との比較から見る上位馬のタイプ− トラックバック FurlongBlog
福島11R 第53回ラジオたんぱ賞 [GRADE3] ◎8マイネルベナード ○3ケイアイガード ▲4カンパニー ×1フレアリングベスト ポイントは「ペー... 続きを読む

受信: 2004/07/04 9:08:55

» ラジオたんぱ賞 トラックバック 軸馬選定情報局
◎ カンパニー 〇 マイネルベナード ▲ ムーンシャイン △ ケイアイガード △ コンドルクエスト 3歳馬ということもあってすごく難しい。ムーンシ... 続きを読む

受信: 2004/07/04 10:17:50

» 居酒屋「さくら」函館スプリント編 トラックバック 永遠のセルマ・リッター
登場人物(配役) 大橋(昭和30年の山村聡)大学教授。ヤモメの競馬評論家。 原田 続きを読む

受信: 2004/07/04 23:39:59

コメント

コメントを書く