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2004/06/11

大沢温泉-夜空の渓流露天風呂

温泉つき単身出張行、2日目の目的地は宮沢賢治ゆかりの岩手県花巻市。さらにディープな世界へと踏み込んでみよう!というわけで、渓流露天風呂「大沢の湯」で名高い大沢温泉へと車を向けた。

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今夜の投宿先は、いまだ湯治場の雰囲気を色濃く残す自炊部への素泊まりだ。目的地に到着すると、平日の夕暮れ時にもかかわらず、駐車場には県外ナンバーの車がいっぱい。山間の「秘湯」なのに全国的に「有名」という、その存在自体が矛盾をはらんだ、不思議な旅館なのである。

玄関をくぐり帳場で宿帳に記帳(チェックイン?)すると、従業員の方が丁寧に部屋まで案内してくれる。昭和初期にでもタイムスリップしたようなレトロな雰囲気を漂わす廊下・階段をめぐり、通された自室はゆったりとした間取りの8畳間であった。もう夏も近い季節なのに部屋の真ん中にはコタツが置かれている。部屋の奥のふすまを1枚ちょっと明けてみると、そこはもう隣の部屋(笑)。このあたりはさすが湯治場らしく、なかなか微笑ましい。

さて、お目当ての温泉へ。とっぷりと日も暮れかかった時間帯なので、マンハッタン・トランスファーの「トワイライトゾーン」でも静かに口ずさみながら(笑)曲がりくねった廊下を「大沢の湯」へと向かう。豊沢川の渓流に面した混浴の露天風呂♪ できれば、混んでなければよいのだが、それは贅沢というものか。

風呂場へ入ってみると、若い男女のカップル?1組と男性数名の先客がいる。このカップル、おとなしく湯船にでも浸ってくれればいいのに、入口付近の洗い場で男が女の子の髪を洗ったりしてキャッキャとはしゃいでいる。これには正直、目のやり場に困った。
幸いなことに露天の浴槽はかなり大きく、真ん中あたりの柱を境にぐいっと湾曲している。一番奥まで行けばくだんのカップルを視界に入れずにすむ位置取りを確保できるのだが、せっかく大きな露天に来ていながら隅っこで遠慮しているのも、なんだか窮屈だ。そうこうしてるうちに、男性の先客はいなくなって、かわりに若い夫婦もの(?)がさらに2組も入ってきたりしたので、どうにも落ち着かず、そそくさと風呂場を後にしてしまった。

部屋に戻ったが、気分は不完全燃焼・・・・。これでは温泉に来た意味がない!そこで、夜もとっぷり暮れた10時過ぎの時間を見計らって、再び大沢の湯にトライしてみることにした。・・・・さすがにこの時間帯になると、もう人影はまばら。乾坤一擲のリベンジ(?)はどうやら成功したようである。
川のせせらぎをBGMに夜空を見上げ、ちょっと熱めのお湯をたたえた湯船でゆったりと手足を伸ばす。長時間のドライブで疲れた身体をそっと包み込むような、柔らかい浴感が素晴らしい。「俺の人生も、まだ捨てたもんじゃない」と思う至福のひとときだ(笑)

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ちなみに自炊部(素泊まり)1泊のお値段は、浴衣・丹前・布団のレンタル込みで、3,210円!歯ブラシもひげ剃りも置いてないほんとうの素泊まりなので、宿泊にはそれなりの準備が必要になるが、温泉のレベルの高さを考えれば、もうタダ同然と思える。

「大沢の湯」以外に入湯可能な内湯(南部の湯、薬師の湯、豊沢の湯)は、今回パスしてしまったが、機会をみつけ、また行ってみよう。

6月 11, 2004 みちのく温泉 |

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