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2004/06/30

【宝塚記念回顧】タップダンスはサンデーの天敵

数多くの競馬blogで諸先輩が語り尽くしちゃった感があるので、今さら私ごときが付け加えることなどないけれど、このレースは、タップダンスシチーの勝ちっぷりに尽きる。まさに現役最強馬の称号を授かるにふさわしい、文句のない優勝だったと思う。
勝負所でものの見事に潰されたローエングリン、負かしにいって逆に突き放されてしまったシルクフェイマス、追込不発に終わったツルマルボーイ・・・・対抗する有力他馬の持ち味は、この勝馬の強さを前にして、ことごとく光を消されてしまった感がある。
ましてや、残り5Fの地点から淀みないラップを刻む底力比べに持ち込まれてしまっては、サンデーサイレンス産駒の得意とする上がり勝負の展開など、望むべくもないリンカーンゼンノロブロイなどにとっても、この現役最強馬は天敵というべき存在なのかもしれない。

1着タップダンスシチー
早めスパート→直線ラチを頼る自分の形に持ち込めないとモロいという弱点が、完全に克服されたわけではないのかもしれない。しかし、成長した今なら残り5Fからスパートをかけ、ゴール付近まで脚が持続させることができる。前走・金鯱賞に続いて、この事実を証明したのだから、これはもう本物だろう。7歳にしてこの成長力!父リボー系の底力、恐るべしである。
過去の戦績を振り返ってみても、この馬が好走するときは、淀みない流れの力比べの展開になっていることが多い。TARGETのPCI(ペースチェンジ指数)をみると、45~52のレンジでなんと8勝もあげているのだ。
こうなると、前ふりの部分でも少しふれたように、馬券的な狙い目として、上がり勝負得意のサンデー産駒とタップダンスシチーによるワン・ツー決着を期待するのは、どうか?という推測が成り立つ。
事実、この馬が好走し連対した過去10回のレースを調べてみると、連に絡んだサンデー直子は1頭もいない。サンデーの孫にあたるシルクフェイマスやザッツザプレンティにしても、非サンデー的なレースをした結果の2着であったことは、記憶にとどめておきたいところである。それにしても、サッカーボーイ産駒とのワンツーが多いな・・・・。

*タップダンスシチー好走時 もう1頭の連対馬とその父


レース名 もう1頭の連対馬 父        系統
宝塚記念 シルクフェイマス マーベラスサンデーヘイロー
金鯱賞  ブルーイレヴン  サッカーボーイ  ファイントップ
ジャパンCザッツザプレンティダンスインザダークヘイロー
京都大賞典ヒシミラクル   サッカーボーイ  ファイントップ
金鯱賞  ツルマルボーイ  サッカーボーイ  ファイントップ
東京リニューアルレディパステル  トニービン    ゼダーン
有馬記念 シンボリクリスエスクリスエス    ロベルト
朝日CC イブキガバメント コマンダーインチーフリファール
日経賞  アクティブバイオ オペラハウスサドラーズウェルズ
御堂筋S アクティブバイオ オペラハウスサドラーズウェルズ

2着シルクフェイマス
勝馬のスパートに対応し早めの始動。差しが届かぬ力比べの展開で、これが2着に残れた最大の理由でもあるが、逆に勝馬との現時点での力差も露呈してしまった感じ。
大幅馬体減に対してはいろんな見方があると思うが、パドック映像の雰囲気を見る限り、あまりいい印象を受けなかったので、自分は直前で評価を下げました。結果的には、メイチの仕上げだったということか?成績には影響しなかったけど、秋に向けてダメージの残る敗戦になるのでは?とちょっと心配である。

3着リンカーン
昨年の有馬記念では、3角スパートの奇襲に出てタップダンス撃墜に成功している。だが、今にして思えば、当時は斤量55キロの恩恵も大きかったのかもしれない。58キロ以上を背負って連対した実績を残していないこの馬、G1ではちょっと足りないという印象をまだ払拭できない。また、もともとがサンデー産駒らしく、上がり勝負の展開でこそ、持ち味が生きるタイプでもある。3着なら健闘の部類だろう。

4着ゼンノロブロイ
相変わらずあか抜けした馬体。とはいえ、近走のパドック映像から受ける印象では、どこか昨秋の迫力が感じられないのも事実である。母父マイニングの限界なのだろうか??能力の底値が高い馬なので、それでも3着争いには加わってくるのだが。
田中勝春騎手の騎乗も、なんだか意欲が空回りしている感じだった。外人騎手のような派手なアクションを追求するのはやめて、岡部騎手の端正な乗り方をお手本にしてほしい。

6着ツルマルボーイ
推定上がり3F34.5は、出走全馬中やはりナンバーワン。来れない流れではなかったと思うが、今回は出遅れが響いたせいか、位置取りが先頭から離れすぎていた。

10着ローエングリン
一昨年の宝塚記念のイメージで逃げられれば、面白いと思って注目していたが、向正面で息を入れようとしたとき、早々とタップに来られてしまった。杉本アナが「私の夢は・・・・」を語る暇もないほど早くレースが動き出してしまった以上、なすすべもない敗戦となったのはやむを得ない。とはいえ、あそこで我慢して控えていれば、2着はあったかも・・・・という夢も捨てきれないんだよなあ(笑)

6月 30, 2004 競馬予想・回顧アーカイブ |

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