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2004/05/29

【ダービー展望】データで探る「消せる馬」

いよいよ明日に迫った競馬の祭典=東京優駿(日本ダービー)。
今回は、競馬データベースソフト「TARGET FRONTIER JV」と週刊競馬ブック今週号「ダービーこの10年」を使用して、ナリタブライアンからネオユニヴァースに至る過去10年分の全出走馬データを分析し、「傾向と対策」から「消せる馬」を探ってみました。

まずは、ちょっと意外と思えるポイントから

1.馬具 ブリンカー装着馬 過去10年成績 (0-0-0-5)

昔の20数頭立てほどではないにせよ、フルゲートの多頭数が激戦を繰り広げるだけに、気性の矯正をブリンカーに頼るような馬は危ないということか。

 消せる馬 マイネルマクロス 

2.臨戦過程

(1)前走10着以下の馬 過去10年成績 (0-0-0-23)

下位着順からの巻き返し例(03年ザッツザプレンティ前走8着)もあるが、基本的には前走上位着順の馬を狙うのがセオリー。今年の場合、前残りの皐月賞で差し不発に終わった組は苦戦しそう。

 消せる馬  マイネルデュプレ、キョウワスプレンダ

(2)前走・青葉賞2着以下の馬 過去10年成績 (0-0-1-20)

青葉賞組全体の過去10年成績は(0-3-1-26)とまずまずのレベル。このローテからの参戦で本番2着に健闘したのは、エアダブリン・シンボリクリスエス・ゼンノロブロイの3頭で、いずれも青葉賞を制し本番でも人気を集めていたことが共通点。勝馬を除く青葉賞組のダービー成績は上記の通り振るわず、前哨戦を勝てぬようでは本番での巻き返しは苦しいとみてよいだろう。

 消せる馬  アドマイヤビッグ、ホウキパウェーブ 

 武豊・岡部の両巨頭が騎乗する有力馬をこれで消せるのは嬉しい(笑)
 
(3)前走・プリンシパルS3着以下の馬 過去10年成績 (0-0-0-5)

青葉賞と同様の傾向でトライアル3着以下からの出走では苦しい。ただし、このレース2着以上から参戦した組をみると、ダンスインザダークを筆頭に、ダイワスペリアー・マチカネアカツキ・トーホウシデン・メガスターダムなど本番の掲示板を賑わした活躍馬が少なくないので、一応注意を払っておく必要がありそう。

 消せる馬  グレートジャーニー

(4)前走・NHKマイル  過去10年成績 (1-0-0-14)

このローテからダービーを制したのは、言わずとしれた松田国厩舎のタニノギムレット。
これを「例外」とみるか否かで、キングカメハメハの評価も変わってくるが、この前例があるがゆえに、NHKマイルからの参戦=消しとは一概に判断できないと思う。
ただし基本的には減点材料といえるローテなので、2着から参戦するコスモサンビームに関しては、評価を下げてもいいだろう (^^;;

 消せる馬  コスモサンビーム(ちょっと微妙・・・・)

3.騎手

前走から騎手が乗り替わった馬 過去10年成績(0-2-1-42)

乗り替わりで本番2着の好成績を収めたのは、ダンツフレーム(藤田→河内)・シンボリクリスエス(武豊→岡部)の2頭。ちなみに3着はマチカネアカツキ(岡部→デザーモ)。
いずれも一流騎手から一流騎手への乗り替わりであり、本番直前での一気の「鞍上強化」が奏功した例というのも、あまり聞かない。もちろん、一流騎手以外の乗り替わりがプラスであるはずもない。乗り替わりそのものを減点ファクターと理解していいだろう。

 消せる馬  ヴンダー、ハーツクライ、マイネルデュプレ、メイショウムネノリ、
         フォーカルポイント、スズカマンボ

岡部→柴田善のヴンダー、安勝→横典のハーツクライなどは、「一流→一流」と言えないこともないので、ちょっと微妙という気もするが、心を鬼にして消してしまう(笑)

4.血統
先週のオークスほどではないが、サーデーサイレンスを筆頭にヘイロー系10頭もいるので、ここは母父の血統に着目してみる。
有力馬の死角とも言うべき、特筆すべき傾向が明らかになった。

(1)母父ノーザンテースト  過去10年成績(0-0-0-10)
   母父ノーザンテースト系 過去10年成績(0-0-0-13)

日本を代表するこの血脈がまったく通用していない・・・・。ノーザンテーストの場合、父・母父を問わず、「トライアルでは大きく狙って、本番ではバッサリ切る」というのが血統予想のひとつのセオリーではあるが、ここまではっきりした傾向が出るとは思わなかった。
ちなみに、ノーザンダンサー系そのものは、当然ダービーとの縁が深い血脈で、ノーザンテースト系を除く、主要系統ごとの母父成績は、以下のとおりとなっている。

 母父ダンチヒ系    過去10年成績(0-0-1-0)
               代表馬マチカネアカツキ
 母父リファール系   過去10年成績(0-1-1-6)
               代表馬ダンツフレーム、アタラクシア
 母父ニジンスキー系  過去10年成績(1-2-1-12)
               代表馬スペシャルウィーク、ダンスインザダークなど
 母父サドラーズ系   過去10年成績(1-0-0-1)
               代表馬フサイチコンコルド
 母父その他ノーザン系 過去10年成績(3-0-0-15)
               代表馬ナリタブライアン、ジャングルポケットなど
            
これら他系統の成績を眺めても、母父ノーザンテースト系とダービーの相性の悪さには、宿命的なもの感じてしまう。
今年の焦点は、母スカーレットブーケの血をもつダイワメジャーの評価になるが、血統面のトレンドからは「危険な人気馬」と言わざるを得ないだろう・・・・。

 消せる馬  ダイワメジャー


(2)母父トウショウボーイ   過去10年成績(0-0-0-7)
   母父プリンスリーギフト系 過去10年成績(0-0-0-15)

かつて日本独自に発展を遂げたテスコボーイの血脈も、国際化の潮流のなかで、退潮を余儀なくされているという事実が浮き彫りとなった、ある意味、悲しいデータである。
今回の対象データのなかでは、10年前のフジノマッケンオー(母父トウショウボーイ)の4着が最高。
サクラバクシンオー産駒が幅を利かす短距離戦線ならともかく、クラシックディスタンスのここでは苦戦の傾向がハッキリしている。必勝の覚悟で本番に臨むコスモバルクにも、距離の壁という難題が立ちふさがりそうな予感が・・・・。

 消せる馬  コスモバルク、メイショウムネノリ、マイネルマクロス


(3)母父リボー系       過去10年成績(0-0-0-5)

ハイアーゲームの評価を知るため、母父リボー系の成績も調べてみた。
対象となった過去の出走馬は、アドマイヤビゴール・フサイチシンイチ・ルゼル・バランスオブゲーム・コスモインペリアルの5頭。ハッキリ言って、いずれも伏兵の評価を出ない面々ばかりで、これらとハイアーゲームを同列に語るのはちょっと苦しいという気がする。「消し」の評価は下せない。


5.結論

ここまで難関をクリアし、「消し」の評価を免れたのは以下の4頭。
皐月賞上位組が1頭も入っていないのは、なかなか興味深い。

 マイネルブルック
 キングカメハメハ 
 ハイアーゲーム
 ピサノクウカイ

さて、以上のデータ分析、吉と出るか凶と出るか?
結果は明日のお楽しみ・・・・。

5月 29, 2004 競馬予想・回顧アーカイブ |

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